水生昆虫の種類で、川の水のよごれぐあいがわかるの?

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ページ番号1010342  更新日 令和3年8月31日

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質問水生昆虫の種類で、川の水のよごれぐあいがわかるの?

回答

水生昆虫にはきれいな水にしか住めないもの、少しよごれた水に住むもの、きたない水、そして大変きたない水でも住めるもの、4つに分けられます。よって川のいろんな場所でその種類を調べると、川のよごれ具合がわかります。
川の水で一番きれいなのは、湧き水が集まってできた上流です。上流に住む水生昆虫は、サワガニ、ナガレトビケラ、ヒラタカゲロウの幼虫などがいます。これらは、岩についた水あかなどを食べています。このトビケラの幼虫をえさにしているヘビトンボ(トンボではなくカゲロウの仲間)の幼虫なども、水のきれいな上流にしか住めない水生昆虫です。
流れが緩やかな中流から下流になると、水底に泥が増え、水の汚れも、だんだん増してきます。水の汚れは、水中の栄養分が多いということで、住んでいる生き物は、ぐんと種類が増します。
少しきたない水にヒラタドロムシ、ゲンジボタル、スジエビ、カワニナなどが、きたない水にはミズムシ、ミズカマキリ、ヒル、タニシなどが確認されています。
汚れがひどい、どぶ川になると、たいていの生き物は住めなくなり、アメリカザリガニ、エラミミズやセスジユスリカの幼虫、サカマキガイぐらいしか見つからなくなります。
このように、水の汚れ具合と、そこに住める水生昆虫の種類は、およそ決まってくるため、見つけた水生昆虫から、その川の水の汚れの度合いがわかるのです。そのため、川の水などの汚れ具合の目印になる生き物を、指標生物とよんでいます。

写真:きれいな水、少しきたない水、きたない水、大変きたない水 それぞれに住む水生昆虫

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