緊急地震速報
緊急地震速報とは
地震の初期微動(P波)と主要動(S波)の伝達速度の差を利用し、震源近くの地震計でP波を受信すると、震源の位置、地震の規模、想定される揺れの強さを自動計算し、地震のS波が到達する数秒から数十秒前にテレビ等を通じて、強い揺れの地域をお知らせするものです。
震度5弱以上または長周期地震動(周期の長いゆっくりとした大きな揺れ)階級3以上を予想した場合に、震度4以上または長周期地震動階級3以上を予想した地域単位で配信されます。
岐阜市は、岐阜美濃中西部地域(下記参照)に該当します。
【岐阜美濃中西部地域】
岐阜市、大垣市、関市、美濃市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、郡上市、海津市、羽島郡[岐南町、笠松町]、養老郡[養老町]、不破郡[垂井町、関ヶ原町]、安八郡[神戸町、輪之内町、安八町]、揖斐郡[揖斐川町、大野町、池田町]、本巣郡[北方町]
緊急地震速報の受信方法
緊急地震速報は、以下の方法で受信できます。
1.携帯電話から受信
携帯電話の緊急速報メール(エリアメール)のサービスにおいて、緊急情報を受信することができます。
詳しくは、以下の気象庁ホームページをご覧下さい。
2.テレビ・ラジオから受信
テレビでは、チャイム音と共に、スーパーとして文字や音声を番組に重ねて放送されます。
ラジオでは通常番組を中断し、チャイム音に続いて内容を音声で速報します。
テレビ・ラジオで受信する場合の留意点
- つけていないと放送されません。
- 到着時間や震度については放送されません。
- 地震波を2点以上の地震観測点で観測してから発表しますので、地震によっては、発表までに時間を要し、揺れの後に速報が流れる場合があります。
- テレビの場合は、チャイム音が放送局によって違います。
- 全国放送の場合は、関東など他地方で地震があった場合でも速報が流れます。
3.同報系防災行政無線屋外子局から受信
市内471箇所に設置した屋外スピーカーから、報知音の後に音声でお知らせします。
同報系防災行政無線子局で受信する場合の留意点
- 「報知音+音声(緊急地震速報、大地震です)」で速報が流れます。
- 24時間で運用します。
- テレビ、ラジオと同様で、到着時間や震度については放送されません。
- 最大音量で放送されます。
4.緊急地震速報システムから受信
本市において、緊急地震速報システムを整備している施設において、自動的に館内方法するよう整備しています。
緊急地震速報受信端末で受信する場合の留意点
- 「報知音+音声(強い揺れが来ます。)」で速報が流れます。
- 24時間で運用します。(イントラネットのメンテナンス時等は除きます。)
- テレビ、ラジオと同様で、到着時間や震度については放送されません。
緊急地震速報を受信した場合
緊急地震速報の発表から実際に揺れるまでの時間が数秒から数十秒と短時間であるため、緊急地震速報を聞いて、建物から外へ逃げ出すことは極めて困難です。
主要動が到達するまでの短い間に、周囲の状況に応じて慌てずに、まず身の安全を確保するための方法を、あらかじめ理解しておく必要があります。
- 机等の下に隠れるなどし、頭を保護する。
- 慌てて出口に走り出さない。
- 出来る限り、避難口となるドア等を開ける。
- 出来る限り、火の始末をする。
- 周りに倒れてくる危険なものがあれば離れる。
- 窓ガラスなどから離れる。
- エレベータ使用中は、直近階に停止し、身の安全を確保する。
- 車両運転中は、急停止せず徐々に速度を落とし、ハザードランプを点灯させ道路脇で停止する。
以下の気象庁ホームページも参考として下さい。
緊急地震速報利活用の心得
緊急地震速報を見聞きした場合、あわてず、まず、身の安全を守って下さい。
以下の気象庁ホームページも参考としてください。
緊急地震速報を入手するためには
このような受信端末(ソフトウエアも含む)を販売したり、緊急地震速報を配信する事業を行っている事業者が集まった協議会があります。
必要な設置機器等については事業者へお問い合わせください。
各事業者については、以下の緊急地震速報利用者協議会のホームページでご確認いただけます。