令和3年度

産学官が連携した「野菜たっぷり地産地消・健康メニュー」による食生活改善の取組

 

　岐阜市立女子短期大学学生とChowdy、岐阜市保健所健康増進課が協働で開発した「野菜たっぷり地産地消・健康メニュー」を”ぎふ食と健康応援店”の登録店であるChowdyにて2021年9月14日～10月10日までWeekly Lunchとして提供しました。地場産である山川醸造株式会社のたまり醤油と株式会社芋慶の岐福（ぎふ）味噌をはじめ、食材には岐阜県産食材を使用し、食事のバランスや望ましい野菜摂取量及び食塩摂取量に配慮したWeekly Lunchが提供されました。

• ぎふ食と健康応援店とは

ぎふ食と健康応援店（第66号）Chowdy（チャウディー）

〇 コンセプト
「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日2回以上とっている人の割合の増加」「野菜摂取量の増加」「食塩摂取量の減少」の達成及び地産地消の推進

〇 実施期間：2021年9月14日～10月10日
〇 実施店舗：Chowdy（チャウディー）岐阜市則武東2-18-26　ぎふ食と健康応援店（第66号）
〇 実施内容
・地場産である株式会社芋慶の岐福（ぎふ）味噌と山川醸造株式会社のたまり醤油をはじめ、食材には岐阜県産食材を使用し、食事のバランスや望ましい野菜摂取量及び食塩摂取量に配慮したWeekly Lunchを「ぎふ食と健康応援店」であるChowdyで提供しました。（店内提供80食・テイクアウト71食：合計151食）

・メニュー開発は産学官が連携して行い、岐阜市立女子短期大学食物栄養学科学生が作成したメニューブックにて食事バランスや野菜摂取量増加、食塩摂取量減少を啓発。提供メニューのレシピカードを店内にて配布しました。

・来店された皆様には食生活意識調査にご協力をいただき、野菜摂取の啓発として岐阜市からペットボトル水耕栽培キット（ミニトマトまたはリーフレタス）をお渡ししました。

　●　野菜で健康習慣　●

成人が必要な栄養素を摂取できる1日の野菜量は350g。

健康意識の高まる今、野菜をもう1皿足して、

野菜のチカラをあなたのチカラに・・・

岐阜市における食生活の課題と今回の取組の背景

• 「岐阜市健康基礎調査」から見える食生活の課題 （PDF 449.9KB）

〇 取組の背景
岐阜市における平成30年の主要な死亡原因である循環器疾患（脳血管疾患と虚血性心疾患）は、全死亡原因の22．5％を占めており、さらに心疾患の標準化死亡比は全国よりも高い状況にあります。健康診査を受けた人の結果からは、メタボリックシンドローム該当者及び予備群が増加し、年齢とともに高血糖や腎機能の異常を示す人が増えています。
令和元年度に実施した「岐阜市健康基礎調査」の結果からは、バランスのとれた食事を1日2食以上とる人は若年層になるほど少ない傾向にあり、野菜を意識して食べるようにしている一方、1日あたりの望ましい野菜摂取量を知らない、また、1日あたりの望ましい食塩摂取量を知らない人の割合が多いなど、食生活に関する課題が明確になりました。この課題の解決に向けた取組として産学官が連携して実施しました。
 

岐阜市内で醸造されている味噌・しょうゆを使ってメニュー開発

岐阜市立女子短期大学の学生が作成したメニューブック

• メニューブック （PDF 7.1MB）