第2回岐阜市ごみ減量対策推進協議会(令和4年6月30日)
- 開催日時
- 令和4年6月30日(木曜)午前10時00分から11時00分まで
- 開催場所
- 岐阜市消防本部 6階 大会議室
- 議題
-
審議事項
・パブリックコメントの結果について
・「ごみ減量・資源化指針」答申案について - 出席委員
- 伊藤彰近会長、矢田康博副会長、朝田 里美委員、小澤 晃委員、岡田 芳子委員、川上 新二委員、川畑 華代委員、河野 美佐子委員、篠田 五三郎委員、廣瀬 千恵子委員、山口 誠司委員(会長、副会長以外、五十音順)
- 会議の公開の可否
(非公開理由等) - 公開
- 傍聴者数
- 0人
- 審議概要
-
(●…委員の意見 ⇒…事務局の回答 ◇…決定事項)
<審議事項 パブリックコメントの結果について、「ごみ減量・資源化指針」答申案について>
【粗大ごみ】
●指針25ページに、希望者への無償譲渡の実施と書いてあり、粗大ごみセンターに今まで出さなければいけなかった大型なベッドや家具などを、市 民の間で無償譲渡できるシステムがあるのはとても嬉しい。これが実施出来れば、ごみの減量に繋がるのではないかと個人的には思う。どんなシステムで運用される予定なのか、イメージだけでも教えていただきたい。
また、メルカリやジモティーなどの民間のマッチングアプリと市が協働して案内するとあるが、これはマッチングアプリを市がPRするだけなのか、それともメルカリやジモティーなどと協力して新しいプログラムなどを実施されるのか、協働とはどのように市が関わっていくのかを、ざっくりとしたイメージだけでも教えていただきたい。⇒粗大ごみの状況をお話させていただくと、本市の粗大ごみの排出量は、平成28年度が4,800tで、令和2年度は7,000tと、この5年間で約1.5倍の排出量となっている。また、取扱い件数も平成28年度は121,000件で、令和2年度は183,000件と、こちらも5年間で、1.5倍の件数となっている。
粗大ごみが増えるということは、また一方で、再利用できる粗大ごみも多い。出された粗大ごみを譲渡することもやっていたが、もう少し権利関係をしっかりしなければいけないのではないかということがある。また、粗大ごみを出された方は処理料を支払い、廃棄することを前提としており、私たちの思いだけで譲渡していいのかという、そういった権利関係や、粗大ごみを出された方の意思をしっかり確認するようなことが、まずは大切ではないかと考える。また、マッチングアプリ等については、メルカリやジモティーなどは、まだまだそれを利用している方やそういったシステムを知っている人は少ないと思うため、まずは広く啓発をしていきたいと考えている。
不用品の譲渡をする活動をしていた東部クリーンセンターは、火災のため活動を休止していたが、来年度以降活動を再開出来るので、こういった不要品の取り扱いや、子ども向けの施設見学において不要品についても知ってもらうなど、そのような場で、粗大ごみの再使用についても力を入れて取り組んでいきたい。
●以前、岐阜市が月1か月2くらいで地域に粗大ごみを出していて、私はその時、ミャンマーから来ていた留学生と仲良しで、その彼女がそこから全部の日用品を持っていき、日本は何て良い国なのだと言っていた。まだ十分使えるものでも、ただ不要になったということで、ごみとして出される方も少なくないと思う。もう一方で、例えば学校で畳が欲しいという時に、リサイクルセンターに不要な畳がいくつかあり、欲しいものをもらい、教室設営に使うなど、そういった時期があったかと思う。制度上難しいこともあるかもしれないが、ある人にとってはごみだが、十分使えるものを不要品にしてしまうのは勿体無いので、そういった場で、面倒な手続きなしに、手軽に譲渡が出来ると本当はいいのではないかと思う。
⇒確かに粗大ごみの中には使えるものがあり、環境部のフロアでも職場の換気のために、東部クリーンセンターに出された扇風機を譲り受け、使用していたが、あっという間に壊れてしまった。やはり使っていただくものをご自由にお渡ししたいが、一方、コロナ禍で衛生面であったり、機械類の不具合などをしっかりとチェックした上で、お渡ししていくというような体制が必要ではないかと思う。【プラスチック製容器包装】
●プラスチック製容器包装の分別収集が始まって、職場や家でも分別をしており、こんなにも量があるのかと思う。プラスチック製容器包装を分別するからごみが減るのではなく、元々そんなに包装する必要があるのかと非常に疑問で、だいぶ過剰包装が減ったとはいえ、それでもまだ過剰包装が多い。エコバックが定着したように、企業も市民も一緒になってごみを減らすことをやっていかないと、分別するだけでは何の解決にもならないということを強く思っている。スーパーでは、野菜がそれぞれ全部袋に入っているなど、その辺りの意識というか、制度で変えていくことが必要かと思う。
⇒プラスチック製容器包装の分別収集について、現在、想定以上に市民の方が取り組んでいただき、色々な場で感謝を申し上げているところである。それに伴い、プラスチック製容器包装を出された後の普通ごみも、若干収集量が減少傾向にあり、要因が明確ではないが、やはり今回の分別収集を機に、人々が環境に対する意識が高まり、普通ごみなども減ってきているのではなとかと思う。
●プラスチック製容器包装を分別している地元の方々からのご意見として、普通ごみが少なくなったので、普通ごみの収集を週1回にして、プラスチック製容器包装が多いので、収集を週2回にして欲しいと言われた。私はその時に、プラスチック製容器包装は空気が沢山入り、嵩張るので、ぎゅっと小さくして出してもらえれば、週1回の収集で、十分いけるのではないかと申し上げた。今回の「資料3」にも、発泡スチロールなどの出し方で、小さくしてから袋に入れて排出してくださいとあるので、コミセンなどを回られた際に、こういったことも説明していただけると良い。
また、ラップは元々トレーの上に被さっているものは出して良いが、家庭用のラップは対象外ということも、皆さんご承知にはなられてないと思うので、そのような細かな点も、ご説明いただきたい。
⇒プラスチック製容器包装の分別収集を開始して、多くの方から、プラスチック製容器包装の収集を週2回で、普通ごみを週1回にしていただけないかというお話をいただいた。確かにプラスチック製容器包装は嵩張るが、汚れを取ったり、拭いたりしていだければ、ただのプラスチック容器である。一方、普通ごみは生ごみなども入っており、衛生面や臭いなどの問題がある。当面はこのような収集体制でいかせていただきたいと思っている。
また、プラスチック製容器包装に該当するかしないか、プラマークが小さくて非常に見にくいとか、どのくらい洗ったらよいのか、綺麗にしたらよいのかという質問も、沢山いただいている。後でご説明させていただく市民意見交換会においても、プラスチック製容器包装についての質疑応答を設ける予定であり、出前講座等も開催しているため、そういった中で、しっかりと啓発していきたい。
●「資料3」のよくある質問で、「プラスチック製容器包装の収集時間を知りたい」とある。私の地域だと、プラスチック製容器包装は朝8時半に排出するが、収集は昼を超えている場合もある。あまり早くに出すと、軽くて風で飛んで散乱してしまうため、一度収集時間を調べていただきたい。【ごみ処理の有料化制度について】
●36ページの9-2、表の13の下の方に、「ごみ処理有料化制度を導入した場合の削減見込みであり、現在、制度の導入は決定されておりません」とあるが、令和7年度までに目標を達成するとなれば、現在の時点からどの時点までで、有料化あるいはその体制を整えるのかを、今の段階でどのような形になるのか、また、この委員会内でどのような取扱いをされていくのかという考えを持っておく必要があると思うが、どのように考えているのか伺いたい。
⇒36ページの下段の表で、令和2年度のごみ焼却量が約126,000tということで、作戦1から作戦5について、これまでご議論いただいた施策を、今回見込みだけの高い目標を立ててということではなく、これから令和7年度までに、この事業に市民の方が取り組んでいただいたらどのくらい削減が出来るだろうと、客観的に積み上げている。また、人口減の削減見込みというのも、これからの人口がなだらかに落ちていくという考えから、この数値を出した。
そして、作戦6のごみ処理有料化の制度については、9,225tで、家庭系ごみが約78,000tある中で、他都市の有料化の状況を調べると、12%くらいは人々の認識が変わったり、意識啓発によりごみが減っていくだろうということで導き出した数値である。
指針とは別に、有料化制度の導入は、市民の方々に一定の負担をお願いするものであるから、相当に慎重な議論の積み重ねが必要であると思う。また、一定の周知や準備もあり、やみくもに行政が決定し、すぐに有料化が出来るという事ではないと思っている。そこで、35ページ中段に、家庭系ごみの有料化について具体的に検討しますということで、まず有料化について課題をさらに調査研究していく。また、意見交換会やアンケートの実施や、プラスチック製容器包装の分別収集も含め、他のごみの減量作戦の効果などをしっかりと見極めていくとか、あるいは今コロナ禍で、非常に物価等も値上がりし、経済社会情勢も厳しい状況であり、そういった事も考えていかなければならない。
あくまで、指針の中では令和7年度までに10万t以下にするという目標を掲げており、この中で有料化というのは有用な作戦の1つであり、数値としてはあげているが、まだ具体的に来年度、再来年度に何かを決定するということは、考えていない状況である。
●34ページに、家庭系ごみ処理の有料化について、県内の市町村の95.2%が実施していると書かれている。このことからみた場合、課題は有料化しているということではないのか。ただし全国では65.5%だが。課題は何であるかということと、県内でそれだけ多くやっているのであれば、この点についての調査をお願いしたい。【その他】
●環境省の調査の中で、福山市は中核市の中でも極端に1人当たりのごみが少ない。徹底的に根本的に減らす手段があるのであれば、中核市全部その方法を取り入れたら、このレベルになるわけで、もっと抜本的なことをやっていかないと、大きい意味での意識変革は出来ないと思う。
⇒福山市では、ごみを固形燃料化し、燃料として利用している状況であるため、ごみを市で燃やす量が少ない。そういった設備がないと、福山市のようなことは出来ない。今のところ岐阜市ではこのような計画はない。
また、普通ごみについては、収集量をしっかりと精査をしながら、なぜそれが減っているのかなどの検証を行い、まだまだ選定枝や雑がみの取り組みなど、取り組むべき課題が沢山あるので、この指針を基に、そういった施策に取り組んでいきたい。【答申(案)】
◇答申(案)について、修正点なしで、決定した。 - 会議録(全文)の有無
-
有(詳細は、事務局へお問い合わせください)
事務局
- 担当課名
-
環境部 低炭素・資源循環課
- 電話番号
- 058-214-2179(直通)
- ファクス
- 058-264-7119
- Eメール
- tanso-sigen@city.gifu.gifu.jp
より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
ゼロカーボンシティ推進課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階
- 電話番号
-
- 都市美化係:058-214-2178
- ごみ減量・資源化係:058-214-2179
- 脱炭素係:058-214-2149
- ファクス番号
- 058-264-7119