第5回岐阜市ごみ減量対策推進協議会(令和4年3月29日)

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ページ番号1016200  更新日 令和4年4月28日

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開催日時
令和4年3月29日(火曜)午前10時00分から11時15分まで
開催場所
岐阜市消防本部 6階 大会議室
議題

審議事項 指針本文(案)(~P21)について

  • これまでの審議内容の反映など

指針の作戦(案)

  • 作戦1~5の内容と作戦ごとの数値目標
  • プラスチック製容器包装の先行収集の経過報告
出席委員
伊藤彰近会長、朝田里美委員、岡田芳子委員、川上新二委員、川畑華代委員、河野美佐子委員、篠田五三郎委員、廣瀬千恵子委員、山口誠司委員(会長、副会長以外、五十音順)
会議の公開の可否
(非公開理由等)
公開
傍聴者数
2人
審議概要

(●…委員の意見 ⇒…事務局の回答 ◇…決定事項)

 

<審議事項 指針本文(案)(~P21)について>
【指針資料の活用】
●今回作成した資料は、とても見やすいものとなっている。今後どのように活用していくのか。
⇒ごみ減量・資源化指針は、本市のごみの減量や資源化のひとつの方向性を示す資料となる。
市HPなど掲載をするとともに、環境学習等、様々な取り組みで活用をしていきたい。
●若い世代への教育が大事である。生活習慣として、ごみの分別が当たり前になれば、大人になって、敢えて、それに反する行動はしない。
私の学校は小中一貫校で、先日、中学校の社会科の教員が、小学6年生に対し、岐阜市の資料を使って出前授業を行った。授業内容は、ごみの有料化に賛成か反対かというもので、色々な面白い意見が出た。まずは、関心を持つことが一番である。
小学4年生の社会科の学習教材にもごみについての教材があり、環境学習で取り入れているところもある。環境学習は、全市で行わないといけないと思われるため、学習教材があるということを、校長会等でもアピールしていただきたい。

 

【指針本文(案)(~P21)】
◇指針(案)(~P21)については、この(案)で決定とする。

 

<審議事項 指針の作戦(案)>

【作戦(案)】
●市民の意見が反映されていると思うと共に、内容について具体的な数字が示されており、今後の岐阜市の姿というのがよく分かった。

 

【情報発信】
●今現在、岐阜市として取り組んでいる動画配信やイベントなどを、もう少し詳しく市民が知る手立てがあると良い。
例えば、指針の資料を市HPに掲載するのであれば、エコアクションパートナー協定店の取り組み等、既存の取り組みについては、動画のURLやQRコードを貼って、すぐにその情報を得られるような工夫がしてあると、今、現在やっていることや、今後、岐阜市がやりたいことについて、市民が情報を得やすいのではないかと考える。

 

【古紙回収用ボックス】
●民間の古紙等回収ステーションが増えている。
民間の古紙等回収ステーションは24時間やっているが、市の古紙回収用ボックスは、開放時間が限定される。時間の限定をなくしたら、どうなるか、不審火の事案等あったら、示してほしい。
●古紙回収用ボックスに火を付けられることが怖い。学校のPTAで、数年前から、学校に回収ボックスを設置する案が出ているが、管理が難しい。
また、民間の古紙等回収ステーションで、ボックスの中に古紙が山積みされているのに、更に、車で古紙を持ってきて積んでいるという光景も見受けられるので、良い方法はないかと思う。
●公民館に古紙回収用ボックスを設置している場合は、主事がいるので、ボックスがあふれている場合は、業者に連絡して、定期的に回収してもらっていて良いと思う。ただ、あふれている時に、不審火が怖い。
⇒岐阜市が設置している古紙回収用ボックスについて、今まで火事等の報告は受けていない。
設置の条件として、時間を限定し、施錠することをお願いしている。そのため、夜間の施錠等、しっかり管理して頂いているお陰かと思う。また、近くに消火器がない場合は、消火器を設置しており初期消火が出来る状況にしている。
民間の古紙等回収ステーションの火災については、これまで1件の報告を受けており、その時は、市から事業者に十分注意するよう指導をした。
最近では、民間では、自動消火装置を設置するところもあると聞いている。
●古紙回収用ボックスを設置していない地区もある。古紙回収用ボックスについて、どのように周知しているのか。
⇒古紙回収用ボックスは、令和4年度の2月末現在は、32地区に37か所、設置されているが、まだ設置がされていない地区もある。
古紙回収用ボックスは、古紙回収に有用なものであるため、設置をお願いし、設置費も市で用意している。
設置できていない理由としては、古紙回収用ボックスは、大きさから、公民館のちょっとしたスペースに置きにくいことや、車で排出する場合の駐車スペースが確保しにくいということがあげられる。設置したいが、物理的に難しいというお話を伺うこともある。
このため、今年度から公有地以外の地域の方々から了承を得られた民有地での設置を開始した。新聞にも掲載されたが、長良西地区の調剤薬局の駐車場に設置させて頂いた。
令和4年度も、民有地に設置したいという地区が3つあり、予算を確保している。
公有地、民有地に関わりなく、古紙回収用ボックスの設置を進めていきたい。
●私の地区では、段ボールが増えて、新聞が減っている。段ボールのボックスはすぐ満杯になるが、新聞のボックスはなかなか満杯にならないという傾向がある。
⇒古紙の排出については、宅配などが多いため、段ボールが多い反面、新聞は購読件数が減っており、排出量に偏りがでていることは認識している。
古紙回収用ボックスのうち、2つを段ボールにするなどの対応をお願いしたい。

 

【食品ロス対策】
●対策には賛成している。
今、数値目標が「重さ」で示されており、これも、重要なことではあるが、市民にPRする時は、京都市が行っているような、金額ベースで、食品ロスを表示した方が良いと思う。
食品ロスが悪いというのは、岐阜市の啓発などで市民にかなり浸透してきているので、家庭での行動に、よりつながる発信が必要ではないかと思う。
例えば、食品ロスをしない家庭は、お金が貯まりやすい傾向がある等、具体的に言われると、家庭で料理を作っている人にとっては、モチベーションが上がったりする。
「毎日、たったの100円を注意するだけで食品ロスを削減できる」といったことであれば、「今夜の夕飯からできる」と思えるので、そのような発信があれば良い。
また、環境省の報告によると、4人家族の世帯は、毎年6万円、ロスをしていると言われており、1か月当たりに換算すると、5,000円を捨てていることになる。「毎月5,000円の食費を節約しましょう」と言われると、結構厳しいので、1か月3,000円にすれば、1日あたり100円になる。
買い物の時に、スナック菓子やジュース1本を我慢することで、年間3万~5万円、簡単に貯めることが出来て、食品ロスも減り、環境保全にも貢献しているといった流れで発信してもらえると良い。「何万トン削減した」ということも大切だが、家庭で地道に食事を作っている人にとっては、「これだけ節約できた。これだけお金が貯まった」というように、お得感が出ると良いと思う。
作戦5でアプリの開発も進めているとのことなので、こういったアプリも、今、良いアプリもたくさん出ているので、連携させて食品ロスを少なくしていければ良いと思う。

 

【ダンボールコンポスト】
●若い方に受ける、ダンボールコンポストに似た、スタイリッシュな容器を推薦している市があり、新聞で目にした。若い方は、それこそSNSに上げる感じの、見栄えから入る方がいる。加えて、エコということに、すごく関心がある。これをやることによって、エコだよということになると、取り組んでいただきやすい。このため、段ボール以外の、ダンボールコンポスト式の物を、提案して頂きたい。
⇒ダンボールコンポストについては、補助ベースでは、令和2年度で355世帯にお申込み頂いた。概ね、ここ数年は、300~350世帯位の方々に取り組んで頂いており、本年度は、上半期だけで314世帯の補助世帯数であった。
受講世帯の内訳を見ると、若い方々の割合が増えており、講座の開催に合わせて動画を配信していること等が寄与しているのではないかと思う。
ダンボールコンポスト以外に、ご指摘頂いたバック型のコンポストもあり、研究を進めている。
現在、ダンボールコンポストに被せる虫よけキャップの色については、1種類の単色のみとなっているが、今後、様々なカラーもご提案できるということで、それについても活用していきたい。

 

【電気式生ごみ処理機】
●電気式生ごみ処理機の補助制度の創設は、とても良いと思われる。
岐阜市で、今、補助として想定している商品、価格帯、容量といった、具体的なものがあれば教えていただきたい。
⇒電気式生ごみ処理機の補助制度について、3月の市議会定例会で予算が承認されたため、令和4年度から、購入補助を実施する予定である。
現在、電気式生ごみ処理機は、廉価な商品が登場しており、共働き、子育て世帯などの、多忙な方々に普及が進んでいると伺っている。
本市の補助制度は、補助金額が購入金額の2分の1、上限2万円までを予定しており、メーカーや価格に規定はない。
●生活学校で、ダンボールコンポストを進めているが、お誘いしても、ダンボールコンポストを置く場所がない、面倒くさいという声をよく聞く。
今回、電気式生ごみ処理機の補助制度を創設し、推進していくということは、ダンボールコンポストは難しいと思っている人に、電気式生ごみ処理機を進められるのでありがたい。

 

【ディスポーザー】
●ディスポーザーについて、下水道の関係で、設置は好ましくないと聞いた。今後、どのように周知等していくのか。
⇒電気式生ごみ処理機は、コンセントがあれば設置できるが、ディスポーザーは設置のための経費がかかる。また、食物を砕いて下水に流すため、下水道に流すための中間設備が必要になったりする。
その地区の下水道の状況に合った、新築の分譲マンション等ではディスポーザーが設置されることがあるが、既存の住宅での設置は相当な工事費がかかり、また、地域の下水道の状況に合わせて設置をしなければいけないといったことで普及が進んでいないと聞いている。


【プラスチック製容器包装】
●プラスチック製容器包装の先行収集で、8割がルールに沿って収集されているとのことで、岐阜市民も大変関心が高いのではないかと思っている。
●先日、送別会を兼ねた、ちょっと豪華なお弁当を取った会が開かれた。弁当容器はプラスチック製で、令和4年4月からなら、これはプラごみに出さないといけないよねという話も出た。
ごみの問題も大切な一方で、水の問題も、日本が抱える大きな問題である。すごく水があるように思われているが、将来的に水不足の懸念されるのではないかという説もある。そうなった時に、水を使って、どこまで汚れたプラスチック製容器包装をきれいに洗い流すのかということについて、迷うところもある。
ただ、やってはいけないのは、汚れたままのものを、混入させるということ。混入させた場合、誰が、どの段階で、どのように分別しなければならないのか、という点も、アピールされた方が良いのではないか。ごみを出した後の、その先を考えない人が多いので、分別をしたけれども、その後はどうなるのかについて考える、意識付けをする方法がないか。
⇒令和4年4月から、プラスチック製容器包装の分別収集が開始される。汚れが付いている場合は、つい、水道水で洗ってしまうが、啓発の動画等の中では、米のとぎ汁や食器をすすいだ水などで、表面上の油を落としていただければ良いというふうに紹介している。このことは、更に皆様に周知していきたい。
皆様から収集したプラスチック製容器包装は、4月1日から開設するリサイクルセンターへ搬入し、人の手でレーンに流し、プラスチック製容器包装の中に、プラスチック製容器包装以外のものが入っていないか選別して、きれいなプラスチック製容器包装について、再資源化するような塊とする。令和4年3月1日号の広報ぎふの表紙に、大きく、プラスチック製容器包装の分別をしている作業の状況を掲載しているので、ご覧頂きたい。
●汚れを落とすのに水を使うとか、また、電気式生ごみ処理器で電気を使うことは、低炭素からは本末転倒になってしまう。その辺りのことは考えないといけない。
●プラスチック製容器包装の分別収集開始について、私の地区の公民館では、13分の啓発の動画を流しているが、わざわざそれを見に来る人はおらず、関心が低いのかと思う。先行収集では2割が不適物ということで、心配している。
⇒先行収集では8割が非常にしっかり出して頂いており、ありがたいことだと思っている。
2割の不適物については、プラスチック製容器包装とプラスチック製品の区別が、まだしっかり理解されていないのではないかと思っている。
先行収集を実施した目的の一つは、不適物の種類や、市民の方が誤解されやすい物を把握することであった。4月からの分別収集にあたって、先行収集を行った際の不適物について、重ねて周知していきたい。
また、2か月、3か月後の、少し落ち着いた頃に、排出されたプラスチック製容器包装の組成調査をしていきたいと考えている。
市民の方々に、実物をお示しし、不適物について広く周知していきたい。

●プラスチック製容器包装の分別収集について各自治会で講座を開いて頂いたが、分別に戸惑っている方が多い。私のところにも、問い合わせがよくある。
「何を出したらいいのかわからない」「収集日は何曜日か」というお問い合わせが多かった。広報ぎふに掲載されていると話しても、ご覧になっていない方も多い。やはり、直接、耳で聞いた方が、理解しやすい方が多い。分別収集が始まった後も、公民館などで講座を継続してやって頂けると良いと思う。
⇒出前講座は、令和3年4月から、地域の方々のご要請に応じて、計44回1,500人の方に、ご出席を頂いた。50地区の市民説明会では、1,500人程の方に来ていただいた。
プラスチック製容器包装の分別収集が始まった後も、引き続き、地域の方々のご要請に応じて講座を開催し、プラスチック製容器包装の内容等についても、繰り返し、周知をしていきたい。

 

【食べキリ協力店】
●食べキリ協力店は100店が目標だが、これは全体のどれ位の%なのか。
一つ一つの企業や店舗が、ちょっとずつ意識して、ちょっとずつ取り組み、数を広げるということが大切。一つのお店がばーんとやるというよりは、そこまで徹底しなくていいけれど、より多くのところに、意識を広げるということが、ミソかと思う。
⇒食べキリ協力店については、岐阜県も同様の取り組みをしており、情報を共有しながら進めている。飲食店の店舗数は数が多く、全体の何%かなどは把握をしていないが、生ごみは、雑がみやプラスチック製容器包装のように、分別して集めるということが難しいごみであるため、ロスを減らすことが大切である。今後、経済界などにもしっかりアピールをし、周知を進めていきたい。

 

【指針作戦(案)】
◇指針作戦(案)については、加筆を委員長に一任することとし、(案)で決定した。

 

 

会議録(全文)の有無

有(詳細は、事務局へお問い合わせください)

事務局

担当課名

環境部 低炭素・資源循環課

電話番号
058-214-2179(直通)
ファクス
058-264-7119
Eメール
tanso-sigen@city.gifu.gifu.jp

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〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階

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  • 都市美化係:058-214-2178
  • ごみ減量・資源化係:058-214-2179
ファクス番号
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