第4回岐阜市ごみ減量対策推進協議会(令和4年1月17日)

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ページ番号1015696  更新日 令和4年3月1日

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開催日時
令和4年1月17日(月曜)午前10時00分から11時30分まで
開催場所
岐阜市役所 6階 6-1会議室
議題

審議事項

  • 指針の方向性と骨子(案)について
  • 指針本文(案)について

報告事項

  • 前回の協議会におけるご質問の回答について
出席委員
伊藤彰近会長、矢田康博副会長、朝田里美委員、岡田芳子委員、小澤晃委員、川上新二委員、川畑華代委員、神田定夫委員、河野美佐子委員、篠田五三郎委員、廣瀬千恵子委員、山口誠司委員(会長、副会長以外、五十音順)
会議の公開の可否
(非公開理由等)
公開
傍聴者数
0人
審議概要

(●…委員の意見 ⇒…事務局の回答 ◇…決定事項)

 

<審議事項 ・ 指針の方向性と骨子(案)について>
【資源分別回収】
●本来、奨励金が出る、出ないに関わらず、資源分別回収を実施することが望ましい姿だが、現実はなかなか難しい。今後も、奨励金を出す事業を継続していくのか、地域の民間事業者の古紙等回収ステーションに任せてしまうのか、現時点での見通しはどうか。
⇒資源分別回収量は、平成27年度は、9,730tだったが、令和2年度は、5,289tに減っている。
民間事業者の古紙等回収ステーションが増え、利用しやすい方に市民の皆さんが出している結果だが、市民の皆さん、事業者、行政の三位一体で資源分別回収を続けていく必要がある。
資源分別回収の回収量に応じて交付している奨励金については、今後も、金額の増減は別にして、継続していきたいと考えている。


●地域の資源分別回収が無くなると、私の地区はお年寄りが多い地域なので、困る。今のところ、資源分別回収には、資源がたくさん出ている。今後、高齢化がさらに進むとどうなるかわからないが、現在のところ、非常に助かっている。
●業者の立場では、現時点で、民間事業者の古紙等回収ステーションなどの無料回収は、多くの市民が活用されており、大変有難い。
ただ過去に、全国的に起きた現象として、資源物の販売価格が下落し、回収業者がほとんど回収活動を行わないという事態に陥ったことがあった。そんな中、岐阜市では、資源分別回収が、市民の皆さんの資源の回収を何とか支えてきたという歴史がある。
もし、民間事業者の古紙等回収ステーションなどが閉鎖される、あるいは受け入れができないという状況となった場合、行政として、セイフティーネット的に、資源分別回収事業の維持継続は、今後も検討項目としてもらえるだろうと、業者としては考えている。

 

【環境教育】
●改定指針(案)の中に、子ども達への教育に力を入れているという点が非常に反映されていて、素晴らしい。岐阜市民の立場からも、大変有難いものである。
●以前、ダンボールコンポストで生ごみを堆肥化し、小学4年生の環境教育で使うという、地域と小学校が連携した取り組みがあり、参加したことがある。この取り組みにより、子ども達は、生ごみのほか、食べ物や食事に関して、興味や関心を抱くようになった。改定指針(案)には、こういった環境教育の重要な反映がされている。
●環境教育は、小中学校から行っていくことが大切である。大学では、遅い。ぜひ、今後も取り組んで頂きたい。

 

【啓発】
●SNSや動画配信など、市民への啓発の機会が増えていると思う。

 

【雑がみ回収袋】
●第4回協議会 資料1、2ページ目、作戦No.2-1の取り組み内容の、「・学習教材として、雑がみ回収袋の配布と雑がみ分別に取り組みやすい手法の検討」について、雑がみ回収袋を配布することについては、予算的に大丈夫か。学習という観点であれば、岐阜市も予算を出してもらえるかもしれないので、そこは強く、押して頂きたい。
⇒予算が決定していない段階のため、方向性の話になる。来年度に向けて、今までとは違う形になるが、雑がみ回収袋を学習教材として使って頂けるように考えている。
現在、市内の小学4年生を対象に配付している社会科副読本と、合わせて活用できるような形で検討している。

 

【プラスチック製容器包装の分別収集】
●30人くらい集まったところで、プラスチック製容器包装の分別収集について知っている人に手を挙げてもらったところ、3分の1くらいは知らないという状況だった。プラスチック製容器包装の収集開始は、岐阜市としては非常に大きな方向転換である。4月からうまく軌道に乗せられるかが大きな問題である。
⇒市内50地区の自治会連合会のうち、1月末までに、47地区で、プラスチック製容器包装の分別収集について、説明会の実施を終える予定である。残りの3地区は、地域の事情を見ながら、今後、開催を検討する。


●マンションは、自治会に入っていないのか。自治会に入っていない住民に、どのように周知するのかが大きな問題であるため、どのように対応していくのか。
⇒マンションについては、自治会に入っているところもある。入っていないところは、マンション毎に管理組合があるため、そこへ出向き、事業内容を説明している。


●長良地区と長良東地区で先行してプラスチック製容器包装の収集を行っているが、実績と現在の状況はどうか。普通ごみの量はかなり減ったのか、実態はどうか。
⇒長良地区と長良東地区は、今年の1月12日から先行して、プラスチック製容器包装の分別収集を行っている。現在、1回目の収集を終えたばかりで、どれだけ普通ごみが減ったかまでは、まだ把握できていない。
最新の情報としては、飲むタイプのヨーグルトなどに使われている小型のペットボトルやクリアファイルなどのプラスチック製品が、混じって排出されていることは確認している。
プラスチック製容器包装の分別収集が開始されたからと言って、すぐに正しく分別されるという状況にはならないため、さらに周知・啓発が必要で、その方法を検討していかなければならない。
子どもの頃から、「プラスチック製容器包装は分別するものである」という状況を作っていくことが重要で、それには、ある程度時間もかかるとも考えている。


●分別方法も、ある程度時間をかけないと、浸透させることはなかなか難しい。
●プラスチック製容器包装の分別収集のやり方について、関心のある人は、自分から情報を得ようとするが、関心が無い人には、情報が伝わっていないのではないか。関心が無い人に対して、どのようにして情報を届けるかということが、啓発活動において、今後も重要なのではないか。
⇒関心のある方は、市からの情報発信に興味を示し、自ら行動して頂けるが、関心が無い方に、いかに情報を伝えていくかが今後の課題である。引き続き、周知、啓発を、あらゆる手段を講じて行っていかなければならない。


●プラスチック製容器包装の分別収集についてのパンフレットを、昨年の12月末までに全戸配布されると聞いたが、私の地区ではまだ確認していない。
⇒全市民への周知策として、11月中旬に、他の情報誌などと合わせて、全戸配布している。

 

【その他(リサイクル製品の使用について)】
●私たちが再生紙を積極的に使わないと、それが循環できないのであれば、例えコストが高くついても、再生紙を積極的に使わなければならないのではないか。
●現在、100%の古紙の再生紙というものが、すでに市場に出ており、コストも、通常のバージンパルプの製品とほぼ変わらない。
メーカーがやろうとしているのは、意識せずにリサイクル品が手に入るシステムを作ろうとしていることである。リサイクルルートは、循環し、動いているルートが多岐に亘っているので、私たちの目に見えないところでリサイクルされている。国は、企業にそういった指針を出していると聞いている。
●ネット世代の若い人達ほど、リサイクルに対する意識は高いと聞いており、そういう意識付けというものを、行政として取り組んでもよい。

 

【指針の方向性と骨子(案)】
◇指針の方向性と骨子(案)については、この(案)で決定とする。

 

<審議事項 ・ 指針本文(案)について>
【全体】
●内容について、非常に分かり易くまとめられている。

 

【環境教育】
●プロギングのように、例えば、ウォーキングとごみ拾いをマッチングさせてみてはどうか。
自分たちが当事者として、どれだけ意識するかという意識改革というのが、大きな問題である。
例えば、有名人などがイベントに参加すれば、色々なことができるのではないか。
⇒5月30日にごみゼロ、11月にはクリーンシティぎふとして、地域での清掃活動を実施して頂いている。そういうところから裾野を広げていきたい。来年度以降、改定指針のアクションプランなどを進めていくため、その時にも、またご意見を頂ければと思う。
イベントで楽しみながら、同時にごみ問題に取り組むという姿勢が、非常に大切である。引き続き啓発していく。


●私の住む地区では、町づくりの会がいくつかあり、秋になると、意識の高い中学生が、毎週、落ち葉拾いのボランティア清掃活動に参加してくれる。子ども達に頼めばやってくれるため、学校にお願いし、そういった活動を行って頂いている。
●やはり義務教育は重要である。

 

【資源化の研究】
●第4回協議会 資料1の作戦No.1-4、「実施に向けた具体的な取り組み」の「(4)その他のごみの資源化の研究」について、コンタクトレンズはリサイクルできるのか。
⇒コンタクトレンズは、分別し、製造業者に持っていけば、リサイクルできるという情報があるため、資源化の研究をしていく。


●第4回協議会 資料1の作戦No.1-4、「実施に向けた具体的な取り組み」の「(3)」と「(9)」について、枯草や落ち葉、剪定枝の排出量は、多いのか。
⇒多くの量が、普通ごみとして焼却されている状況である。これについては、資源化ルートがまだ確立されていない。市が収集しても、チップ化するなど、資源化できる業者がいない。
今後、調査、研究を行い、枯れ草や落ち葉、剪定枝を再利用できるようになれば、焼却するごみの対象から外していきたい。

 

【その他(ごみ焼却炉の熱利用について)】
●岐阜市では、ごみを焼却する際に、熱を効率的に利用するなどをしているのか。
⇒ごみを焼却した際に発生した熱を、東部クリーンセンターでは発電に、掛洞プラントでは温水プールなどに利用している。2次利用を積極的に進めている。

 

【指針本文(案)のレイアウトについて】
●重要な部分について、文字が小さいと読まれないため、フォントサイズを揃えて頂きたい。文字が小さいと、こちら側としては読んで欲しくないのかと思ってしまう。並列の扱いの場合は、同じフォントサイズにした方が良い。

 

<報告事項 ・ 前回の協議会におけるご質問の回答について>
【不法投棄の増加について】
●第4回協議会 参考資料2、「3.有料化制度導入後の不法投棄について」、有料化の導入により、不法投棄が増加したとある。有料化により、不法投棄の不安が増すのではないか。検討項目として、その辺りのことも考慮して頂きたい。

 

【不法投棄の増加にかかる自治体について】
●第4回協議会 参考資料2、「3.有料化制度導入後の不法投棄について」に、「不法投棄されるごみの量が増加しなかった自治体の割合が47%であった一方、増加した自治体の割合は36%」とある。増加しなかった自治体と増加した自治体に、相関関係や特徴はあるか。
⇒本資料は、環境省が策定した「一般廃棄物有料化の手引き」を参考にしており、手引きには、具体的な市町村名が明らかになっていないため、現段階では、特徴などは分からない状況である。


●具体的な市町村名が分かれば、岐阜市はどんな傾向なのか、ある程度予測ができるのではないか。そこを深く調査することはできないのか。
⇒直接、照会などをすればできる。岐阜市が有料化を進めていくということになれば、調査も必要になるかと思う。

 

【有料化制度導入について】
●有料化については、かなり慎重に進めなければならないと思う。

 

会議録(全文)の有無

有(詳細は、事務局へお問い合わせください)

事務局

担当課名

環境部 低炭素・資源循環課

電話番号
058-214-2179(直通)
ファクス
058-264-7119
Eメール
tanso-sigen@city.gifu.gifu.jp

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〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階

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  • 都市美化係:058-214-2178
  • ごみ減量・資源化係:058-214-2179
ファクス番号
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