加納城址風致地区の風致保全方針

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ページ番号1007907  更新日 令和3年8月31日

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風致地区名

加納城址風致地区

指定理由

加納城ははじめ、15世紀半ばに美濃国守護代である斎藤氏によって築城されたが、現在も加納丸之内に残る石垣は、関が原の戦いの直後、徳川家康によって築城されたものの本丸部分である。その加納城は、中山道の押さえとしての役割を持った典型的な平城で、山城である岐阜城を廃しそれを移築したことからも、城郭構造の山城から平城への転換点に位置づけられるものである。また、その構造は徳川幕府が直接関わった城郭に特徴的なもので、「加納城型」と呼ばれている。現在は多くの樹木が植えられており、緑の少ない地域の中で市民に緑陰を提供する貴重な存在である。このように、歴史的意義が大きいだけでなく、地域の緑地拠点としての役割も担っていることから、風致地区に指定することにより、現在の歴史的、自然的景観の整備・保全を図る。

地区特性

加納城址は昭和58年に城跡として国から史跡に指定されている。
加納城址とその周辺は都市計画公園に指定されており、歴史資源を活用した公園整備が計画されている。
加納城址の位置する加納地区は、江戸時代に加納城の城下町及び中山道の宿場町として栄え、今も各地に歴史的おもかげを残しており、城跡はその中心的存在である。
サクラ、マツ、イチョウなどが多く植樹されている。
緑の少ない地域の中で市民の憩いの場として親しまれている。

風致地区の種別の区分

加納城址風致地区の全域を第2種風致地区とする。

区分理由

市街地内において優れた歴史風土を有した緑豊かな加納城址の、歴史的、自然的景観を整備・保全する地区であるため。

風致の維持のための施策

保全目標

地域の拠点として歴史的資源と調和した自然的景観の整備・保全を図る。

具体施策

加納公園の整備にあたっては、加納城の歴史を活用した整備を図るなかで自然的景観の整備・保全に努める。
「岐阜市都市景観条例」に基づく景観形成地区の誘導により、周辺も含め歴史的景観と水と緑等の自然的景観の整備を進める。
多くの市民がみどりへの関心を高めるための啓発活動を推進する。

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このページに関するお問い合わせ

都市計画課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎15階

電話番号
  • 土地利用計画係、地域整備係:058-265-3906
  • 道路計画係、施設・駐車場係:058-214-2380
ファクス番号
058-214-2381

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