名鉄名古屋本線鉄道高架化事業に係る都市計画（原案）の説明会を開催しました（平成29年4月）

先般、開催しました名鉄名古屋本線鉄道高架化事業に係る都市計画原案の説明会では、たいへん多くの皆さんにご参加いただき、ありがとうございました。
説明会でいただきました、ご意見・ご質問と、その回答を要約させていただきましたので、説明会にて配布させていただきました資料とともに、皆様にご報告させていただきます。
名鉄名古屋本線鉄道高架化事業は、踏切での渋滞や事故の解消や、分断された市南東部地域の一体的なまちづくりを進める上で大変重要な事業です。引き続き、早期事業化を目指して、都市計画手続きを進めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

説明会の開催状況

1）説明内容

説明内容	説明者	配布資料
事業概要について	岐阜県 岐阜駅周辺鉄道高架工事事務所	名鉄名古屋本線連続立体交差事業
都市計画原案 について	岐阜市 都市建設部　駅周辺事業推進課	名鉄名古屋本線高架事業にかかる 都市計画原案について

2）参加状況（南部コミュニティーセンター）

日時	来場者数
平成29年3月25日（土曜日）　15時00分～	220人
平成29年3月26日（日曜日）　19時00分～	75人
平成29年3月28日（火曜日）　19時00分～	61人
合計	356人

説明会でいただいた主なご意見・ご質問と回答

1）事業推進に関すること

ご意見・ご質問	説明会での回答
地域にとってはプラスとなる事業であり、なるべく早く事業を進めて欲しい。	都市計画決定後、都市計画事業認可を取得できるよう関係機関との協議を進め、早期の事業化を目指します。

2）スケジュールに関すること

ご意見・ご質問	説明会での回答
事業スケジュール（都市計画決定、事業認可、用地取得、完成の時期）の見込みを知りたい。	都市計画決定までの期間は、都市高速鉄道の場合、鉄道事業者との協議など、様々な手続きがあることから、1年以上期間を要する可能性があります。 都市計画決定から事業認可取得までには、1～2年を想定しています。一般的には連続立体交差事業は事業認可取得後の事業着手から、用地調査、用地買収、工事などを経て、15年程度かかるとされています。

3）事業費に関すること

ご意見・ご質問	説明会での回答
総事業費と、その負担割合（国・県・市・鉄道事業者）を示して欲しい。	総事業費は今後試算しますが、この高架事業の負担割合は、一般的に、鉄道事業者7%、残りの約1/2を国、その残りを県・市で半分ずつ負担しています。

4）用地・補償に関すること

ご意見・ご質問	説明会での回答
立ち退きとなる補償物件は何戸あるのか。	今後、用地調査・測量を実施し、詳細な戸数を決定しますが、現時点では200戸程度と把握しています。
移転することになっても、駅に近い今の場所がよい。移転先はどうなるのか。	事業実施の中で検討させていただくことになります。ご相談には応じさせていただきます。
容積率、建ぺい率の見直しを行わないのか。	都市計画の用途地域における容積率、建ぺい率の変更については、地域の実情等を勘案して今後、研究していきます。

5）環境への影響に関すること

ご意見・ご質問	説明会での回答
線路が近づく住民にとっては騒音や振動が大きくならないか。事業のメリットはあるのか。	騒音・振動に係る環境予測を行っており、対策等を検討します。また踏切が無くなることで、都市内交通の円滑化などがメリットとなります。
高架に伴い電波障害は発生するのか。	電波障害の調査を行っています。高架化により受信に影響があれば基準に基づき対応させていただきます。

6）事業計画に関すること

ご意見・ご質問	説明会での回答
岐南7号踏切は廃止されると困る。	踏切は除却することになりますが、これに代わる機能を確保していきます。
統合駅の利用者の見込を知りたい。駅前広場は適正な規模となっているのか。	現在の加納駅と茶所駅の利用者は1,000人程度です。統合駅の利用者数は1,100~1,200人程度を想定しています。駅前広場は指針や基準に基づき適正な規模の計画としています。
厚見堤防線の代替道路は十分な幅員と高さを確保して欲しい。	厚見堤防線は高架側道9号線の南端から西側に代替道路が計画されており、車が通れる幅員、高さが確保されます。

※その他、多くのご意見・ご質問をいただき、ありがとうございました。

説明会開催結果報告

• 説明会開催結果報告 （PDF 601.1KB）