(4)女性の人権や、夫、パートナーからの暴力について

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ページ番号1003482  更新日 令和3年8月31日

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問23 女性の人権が尊重されていないと感じることを尋ねた。(複数回答)

全体では、「家庭内での夫から妻への暴力」が46.7%で最も多く、次いで「痴漢行為」の46.1%、「職場におけるセクシュアル・ハラスメント(性的いやがらせ)」の42.8%が多くなっている。
女性は「痴漢行為」が最も多く53.3%、「家庭内での夫から妻への暴力」が52.6%、「職場におけるセクシュアル・ハラスメント」が50.8%と、半数を超えている。
どの項目においても、女性が人権を尊重されていないと感じる割合が男性より高くなっている。差が大きいのは「職場におけるセクシュアル・ハラスメント」で、女性の方が12.2%高くなっている。次いで「痴漢行為」で11.3%の差があり、「女性の体の一部や媚びたポーズ・視線を内容に関係なく使用した広告など」「子どもの事故の際の補償額に男女差があること」「女性の働く風俗営業」「女性のヌード写真などを掲載した雑誌」ではいずれも10%前後の差が見られる。

問24 女性専門外来についての考えを尋ねた。

全体の4分の3が「利用したことはないが、必要だと思う」と答えている。女性は85.5%が「必要だと思う」と答えているが、県内では女性専門外来を開設しているのは県立岐阜病院のみであるため、利用したことがある人はわずかである。
年齢階級別に見ると、年齢が低いほど「必要だと思う」の割合が高く、20代、30代では9割に達している。

問25 セクシュアル・ハラスメントについての考えを尋ねた。

全体では「被害者がはっきりと拒絶するべきだ」と答えた人が最も多く7割近くいるが、「会社が責任を持って対策を持つことが必要だ」とする人も64.0%いる。「何がセクハラに当たるのか不明なのではっきりさせるべきだ」「女性を対等に扱わない意識を変える必要がある」も6割を超えている。
男女別に見ると、女性で最も高いのは「被害者がはっきりと拒絶するべきだ」の68.8%で、「会社が責任を持って対策を持つことが必要だ」が68.6%、「女性を対等に扱わない意識を変える必要がある」が67.4%と続いている。
男性で最も高いのは、やはり「被害者がはっきりと拒絶するべきだ」の72.3%で、次いで「何がセクハラなのかが不明」が67.8%、「会社が責任を持って対策を持つことが必要だ」が63.5%となっている。また、「ちょっとしたことでもセクハラとされてしまうので不安である」という項目では男性の59.6%が「そう思う」と答えている。
「マスコミなどの騒ぎすぎだと思う」では、「そう思う」と答えている男性が46.5%あり、女性より16.1%多くなっており、女性の41.6%は「そう思わない」と答えている。「あくまで当事者間の問題だと思う」について「そう思う」と答えている人は、全体では最も低い31.1%であるが、女性が25.5%であるのに対し、男性は39.0%に上っている。

問26 「少し立ち入った質問ですが、差し支えなければお答えください」という但し書きをつけた上で、ドメスティック・バイオレンスの経験などについて尋ねた。(複数回答)

但し書きをつけたのは、被害者にとっては答えにくい質問であることを考慮し、また、この質問によって調査全体の回答率が落ちることを危惧したためである。したがって、被害を受けたと回答している割合は、実際に被害を受けた人の割合よりかなり低いと考えられる。
「暴力がテレビや新聞などで問題になっていることは知っている」と答えた人は全体の57.8%である。無回答の人が22.4%いることを考慮すると、DVが問題になっていることを知らない人が調査対象の3割以上いることになる。
女性では、「医師の治療の必要はない程度の暴力を頻繁ではないが受けたことがある」が5.9%、「医師の治療の必要はない程度の暴力を頻繁に受けたことがある」は1.6%、「医師の治療が必要となるほどの暴力を受けたことがある」は2.0%、「命の危険を感じるほどの暴力を受けたことがある」は1.3%となっている。割合が高いとは言えないが、現実にこれだけの被害者がいるということである。
県がDVに関する調査を、平成12年に県民男女各1,000人を対象に行っているが、その結果を見てみると、女性の15.0%が「医師の治療は必要でない程度の暴力」を、4.2%が「医師の治療が必要となる程度の暴力」を、また4.2%が「命の危険を感じるほどの暴力」の被害を経験している。

問26-1 ドメスティック・バイオレンスの被害を受けたと答えた人に対し、相談相手について尋ねた。(複数回答)

回答者の総数は86人、うち女性は79人である。女性についてみると、被害者の相談相手は家族が最も多く36.7%、次いで友人・知人が34.2%と多くなっている。「専門家」や「相談機関」と答えた割合は非常に低く、「どこ(だれ)にも相談しなかった」という人が34.2%に上っている。男性は「家族」「専門家」「相談機関」「どこ(だれ)にも相談しなかった」を選んでいる。

問26-2 さらに、どこ(だれ)にも相談しなかった人にその理由を尋ねた。(複数回答)

回答者の総数は29人で、うち女性は27人である。女性は「自分さえ我慢すれば、このままやっていけると思ったから」が最も高く48.1%、次いで「相談するほどのことではないと思ったから」が40.7%、「相談しても無駄だと思ったから」が37.0%で多かった。「恥ずかしくてだれにも言えなかったから」が25.9%、また「どこ(だれ)に相談してよいのか分からなかったから」が22.2%である。
男性は「どこ(だれ)に相談してよいのか分からなかったから」「相談しても無駄だと思ったから」「他人を巻き込みたくなかったから」「自分にも悪いところがあると思ったから」「相談するほどのことではないと思ったから」をそれぞれ1人ずつが選んでいる。

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