(1)男女の地位に関する意識について
問1 家庭生活、職場、学校教育、政治、地域活動、法律や制度、しきたりや慣習の7つの場および社会全体における男女の平等感を尋ねた。
社会全体については、「どちらかといえば」を含めると75.0%が「男性が優遇されている」と回答しており、これは国の調査(平成14年7月)による数値75.0%と一致している。また県の調査(平成14年6月)による数値78.2%とも同傾向を示している。(表1)男女別に見ると、女性は81.7%、男性は70.3%が「(どちらかといえば)男性の方が優遇されている」と答えており、意識にやや差が見られる。
どの分野においても「(どちらかといえば)男性の方が優遇されている」と答えた割合は女性の方が高いが、「しきたりや慣習」においては男女とも約80%が男性の方が優遇されていると感じている。その他、男女合わせて不平等感が高いのは、政治、職場、家庭生活である。
男女間で不平等感の差が最も大きいのは家庭生活で、女性は66.5%が「(どちらかといえば)男性の方が優遇されている」と感じているのに対し、男性は49.8%で、その差は16.7%である。また、法律や制度における不平等感でも、男女の差が14.3%とかなり大きい。
不平等感が最も低いのは「学校教育の場」で、男性が優遇されていると感じているのは全体の21.3%にとどまっているが、それでも「平等である」と答えているのは約半数の52.6%である。
また、問1の結果を「女性が優遇」をプラス、「男性が優遇」をマイナスとして得点化し、グラフで表してみると、プラスに傾いているのは「学校教育の場」についての自由業と学生の男性による回答のみであり、それ以外で0を超えているものはない。
項目 調査 |
男性が優遇されている |
どちらかといえば |
平等である |
どちらかといえば |
女性が優遇されている |
わからない |
どちらともいえない |
無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A家庭生活では 国 (平成14年7月) |
11.5 | 38.7 | 40.4 | 5.1 |
1.0 |
3.3 | - | - |
A家庭生活では 県 (平成14年6月) |
13.4 | 47.7 | 28.7 | 4.2 | 1.1 | 3.3 | - | 1.6 |
A家庭生活では 市 (平成14年10月) |
19.0 | 39.9 | 23.8 | 6.3 | 1.8 | - | 7.5 | 1.7 |
B職場では 国 (平成14年7月) |
18.0 | 41.0 | 25.9 | 2.8 | 0.3 | 12.0 | - | - |
B職場では 県 (平成14年6月) |
17.2 | 45.9 | 18.8 | 5.3 | 1.7 | 7.9 | - | 3.1 |
B職場では 市 (平成14年10月) |
29.3 | 40.2 | 13.4 | 3.5 | 1.2 | - | 5.8 | 6.6 |
C学校教育の場では 国 (平成14年7月) |
2.8 | 11.8 | 63.1 | 3.1 | 0.5 | 18.8 | - | - |
C学校教育の場では 県 (平成14年6月) |
2.4 | 15.2 | 56.4 | 4.1 | 1.0 | 16.1 | - | 4.8 |
C学校教育の場では 市 (平成14年10月) |
5.3 | 16.0 | 52.6 | 4.4 | 0.5 | - | 12.7 | 8.6 |
D政治の場では 国 (平成14年7月) |
30.2 | 42.2 | 18.8 | 1.8 | 0.3 | 6.6 | - | - |
D政治の場では 県 (平成14年6月) |
21.5 | 41.7 | 20.8 | 2.2 | 0.2 | 11.2 | - | 2.4 |
D政治の場では 市 (平成14年10月) |
37.2 | 38.5 | 12.5 | 0.9 | 0.1 | - | 5.3 | 5.5 |
F法律や制度では 国 (平成14年7月) |
13.0 | 35.4 | 36.0 | 4.1 | 0.6 | 10.9 | - | - |
F法律や制度では 県 (平成14年6月) |
7.3 | 34.2 | 36.5 | 5.0 | 2.1 | 12.5 | - | 2.4 |
F法律や制度では 市 (平成14年10月) |
14.1 | 30.3 | 30.1 | 4.8 | 1.9 | - | 11.9 | 7.1 |
Gしきたりや慣習では 国 (平成14年7月) |
22.7 | 50.5 | 18.4 | 2.4 | 0.6 | 5.4 | - | - |
Gしきたりや慣習では 県 (平成14年6月) |
26.1 | 51.3 | 11.2 | 2.4 | 0.2 | 6.2 | - | 2.6 |
Gしきたりや慣習では 市 (平成14年10月) |
37.0 | 40.9 | 8.9 | 2.3 | 1.4 | - | 5.7 | 3.8 |
H社会全体では 国 (平成14年7月) |
12.9 | 62.1 | 19.5 | 2.4 | 0.4 | 2.6 | - | - |
H社会全体では 県 (平成14年6月) |
6.5 | 71.7 | 11.9 | 4.7 | 0.3 | 4.6 | - | 0.3 |
H社会全体では 市 (平成14年10月) |
18.9 | 56.1 | 10.1 | 2.4 | 0.6 | - | 7.9 | 4.1 |
表1資料:「男女共同参画に関する世論調査(平成14年7月)」(国)
「男女共同参画に関する県民意識調査報告書(平成14年8月)」(岐阜県)
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