ドキュメンテーション 4歳児

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ページ番号1012769  更新日 令和3年9月21日

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(1)なが~い水路

写真:ながい水路


5歳児が作ったなが~い水路に興味をもって、仲間入りした4歳児と3歳児。ボウルやペットボトル等、それぞれに自分で考えて選んできた道具を使い、雨どいの水路に狙いを定めて水を流す子供。よく見ると、雨どいと雨どいが外れていて、水が大量にこぼれている。果たして、そこに気付くのか、気付いてどうしたらよいか考える場面になるのか、その時間を保障することが大切、そっと見守っていよう。様々な物に触れる中で、その性質や仕組みに興味や関心をもち、それに気付き、使いこなすようになる。使いこなすことによって、一層遊びが面白くなり、物との関わりが深まる。

(2)カプラの塔

写真:カプラの塔


「できるだけ高く積むためにどうしたらよいか」を、自分なりに考えて椅子を使うことを思いついた。それなら、「私も・・・。」って知恵の輪が広がった。「そっと、そっと。」「ここがいいんじゃない!?」神経を集中させ、慎重にのせていく。解決方法を自分なりに考え出した一場面。この経験から、先には、更に工夫しよりよい解決方法を見つけることにつながる。

(3)つながったトンネル

写真:つながったトンネル


砂山の砂のひんやりした感触を味わいながら掘り進めていくと、感動の瞬間が。「あ、つながったぁ~。」この手と手が合わさった感じは、忘れられない感触として子供の心に残るだろう。
トンネルが掘りやすい硬さは?崩れないように掘るには?どっちの方向に掘るといい?…等、いろいろなことを考えながら取り組んでいる。そのような子供の知的好奇心(何を楽しんでいるのか)や思考力(「どうして?」「どうしたら?」)を、大人が読み取り、受け止めたり認めたりすることで、子供の遊びはさらに深まる。

(4)雨音

写真:雨音


雨降りでも、面白いことを見つけて、遊びにしていく子供たち。「これは、どうかな。」、「面白い音~。」って、音の違いを聞き分けてみた。素材によって音が違うことに気付いて、さらに別の物を探し出し並べてみる。教具を置いた後、静寂な時間をジッと共有する3人の鼓動が聞こえてくるみたい。日頃から、子供が、季節による変化のあることに気付けるように、ふと自然に目をとめるという余白を、大人ももっていることが大切。

(5)廃材シリーズ どんぐり転がし

写真:どんぐり


廃材は、子供たちにとって宝の山。3歳児の頃は、何となく廃材をくっつけているうちにできた物を見て、「剣できた。」、「くるま~。」など命名していたけれど、4歳児になると、「こんなものが作りたい。」と簡単なイメージをもって、作っていく姿が面白い。「どうやって貼ればいいかな?」「こういうふうに(立つように)、したいなあ。」「こっちならいいんじゃない?!」「あれ?転がらないなぁ。」「ここ、ひっかかちゃうよ!」等、気付いたり、考えたり、友達と考えを出し合ったりして、身近にある様々なもの(素材)に関わっていく。そうした積み重ねが物の性質や仕組み等を知っていくことになる。

(6)乗り物ごっこ

写真:乗り物ごっこ


「(信号)赤で~す。」って、絵の具のボトルを使って信号に見立てる子供たち。友達のイメージにのっかり、ちゃんと止まっているところが仲間関係の繋がりを感じる。子供たちの会話が、いっぱい聞こえてくるよう。子供は、生活の中で心を動かされる体験(感動体験、悔しい思い、発見、思いつき、疑問等)をしたときにそれを親しい人に伝えたくなる。したこと、見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと等を伝える中で、どう表現すればよいかを理解し、学んでいく。遊び切る中で、その喜びや満足感を基盤にして、子供の言葉による表現力は、更に高まり、言葉が豊かになることで、思考する力も高まる。

(7)つながった水路

写真:つながった水路


5歳児の遊びをずっと見て学んでいた子供たち。山や水路、橋に見立てたスコップ等、それぞれのアイデアが光っている。「もっと、長く。」、「もっと、深く。」等、やりたいことに向かって、時には一緒に、時にはそれぞれに、緩やかな一つの目的に向かって取り組む姿が輝かしい。このように興味、関心をもった遊びを持続し発展させ遊び込むことで、子供は、達成感を味わい、やり遂げようとする気持ちをもつようになる。やり遂げようとする気持ちは、諦めずに粘り強く取り組む自立心につながる。

(8)引っ越し鬼

写真:引っ越し鬼


簡単なルールを共有して、引っ越し鬼をして遊ぶ子供たち。引っ越す島も自分たちで描いているから、すご~く近いところにあったり、小さかったり、大きかったり。大人では描けない島の形が独創的で遊びが広がる。繰り返し遊びながら、“ここは近いからつかまりやすい。”“大きい島はつかまりにくい。”っていうことに気付いていく。島を描くときもいろいろ考えながら描くようになっていく。

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