仕事始めの式 市長訓示(令和6年1月4日)
【市長】
あけましておめでとうございます。
仕事始めの最初に皆さんと黙祷を捧げたいと思います。
元旦に能登半島地震が発生いたしました。
多くの犠牲者が発生をし、今なお苦しんでおられる方が多数いらっしゃる現状であります。
思わぬことというのは、私たちの本当に身近なところで起きるということを、この2024年、誰もが感じる元旦であったと思います。
そしてこのような時にも、消防本部の職員、上下水道事業部の職員、また昨日には、まちづくり推進部の職員の方が、それぞれのミッションを帯びて被災地に入っていただきました。
私たちのこの人生というのは、生まれたときから、人生の終わりを迎える時まで、どのような歩みをするかは、誰にも分からないと思います。
しかもいつどこで、このような災害が起きるかも分からないという中でありますが、今回、各地の消防職員の皆さんが東海北陸自動車道を通って、被災地に向けて集結をしていく姿を、多くの県民の皆さんがご覧になったと思います。
そのような中、いざ危機が私たちの前に現れたときに、基礎自治体の職員が見せる底力というものを、多くの方々が実感をされ、またそのような時だからこそ、被災地に真っ先に飛び込んでいく職員のその姿というものも、これも大変尊いことであります。
私たちがこの基礎自治体という働く場で、研さんを積み、また経験を積み、そのことが、いざというときに、いかんなくその力を発揮するということも、こういうときだからこそ、私たちは大切に受け止めなければならないと思います。
皆さんには今年もそれぞれの職場で、精度の高い仕事をしていただき、また部下をしっかりと育成をしていただき、日常の市民の皆さんへの行政サービスの提供はもちろんのこと、いざというとき、その経験をいかんなく発揮して、市民の生命・財産、私達の地域を守り、岐阜市役所の仲間として、私も1年、共に奮闘してまいりたいと思います。
今、DX化など、さまざま働き方について、その変革の時期を迎えております。
これはすべてあくまでも「働き方」でありますので、このような働き方を大切にしつつも、一番大切なのは、一人ひとりが力をつけるということ、判断力をつけるということ、またその経験値を幅広く身に着けながら、いざという時に誰しもが持てる力を最大限発揮できるようにしておくということが大切であります。
それぞれの部局において、しっかりと人材育成をしていただき、その力を蓄えておいていただきたいと思います。
改めて、今年も1年、皆さま方と市民の皆さんの幸せのために、良い仕事ができることを心から期待をし、新年のあいさつとさせていただきます。
1年間、一緒に頑張りましょう。
よろしくお願いします。
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