令和8年4月23日 市長定例記者会見

※記者会見の様子を岐阜市公式ユーチューブチャンネルでご覧いただけます。
発表項目
- 「ぎふ長良川の鵜飼」新たな取り組みについて
- 岐阜市重要文化財の新指定について
- ワークダイバーシティ事業の広域的な展開について
- ふるさと納税返礼品・ぎふ長良川花火大会応援席チケットについて
配布資料
発言趣旨
【市長】
それでは定例会見を始めます。
本日の発表事項は4点であります。
(1) 「ぎふ長良川の鵜飼」新たな取り組みについて
まず1点目、「ぎふ長良川の鵜飼」の新たな取り組みについて発表いたします。
いよいよ5月11日に長良川の鵜飼が開幕を迎えますが、まず直近の令和8年度シーズンの予約概況ですけれども、4月22日時点で予約数は5万5,744人と、前年同時期に比べ125%のご予約をいただいており、大変ありがたい状況でございます。
本日は、前回の定例会見に続きまして、ぎふ長良川の鵜飼並びに鵜飼観覧事業を多くの皆さまに愛されるものとして育てていくための新たな取り組みとして、3点ご紹介したいと思います。
まず1点目が、鵜飼観覧船事業市営100周年記念ロゴマークの決定についてです。
令和9年は、鵜飼観覧船事業が岐阜市直営となって100周年を迎える年ということで、これを契機といたしまして、岐阜市及び地域DMOをはじめとする市内の関係者とともに、「ぎふ長良川の鵜飼」の魅力発信や次の100年に向けた伝統継承と持続可能な観覧船事業の構築を目指し、官民が一体で機運の醸成を図るため、このたび地域DMOである岐阜観光コンベンション協会がロゴマークを作成したものです。
ロゴマークは日本語と英語で各4種類ございまして、デザインは鵜飼と観覧船をモチーフにし、「100」を形づくることにより、その歴史や文化の不変性を表現、無限マーク(∞)を描くように波模様で包み込むことで、この伝統文化が末永く続くという繁栄の願いを込めております。
基調とする色は篝火の赤と、プレミアム感の金色で華やかさと伝統を印象付ける仕様とされました。
今後は岐阜市鵜飼観覧船市営100周年記念事業のシンボルマークとして、地域のステークホルダーが実施する各種記念事業での活用や、岐阜市の各種広報媒体等、具体的には名刺やチラシ、ポスター等に使用する予定です。
2点目の取り組みは「初夏を満喫!鵜飼早乗りキャンペーン」の実施についてです。
鵜飼は夏の風物詩として広く親しまれておりますけれども、5月から6月、そして7月上旬は川風が心地よく、加えて乗船客はやや少ない時期でもございまして、比較的ゆっくりと観覧いただける時期です。
今回、こうした期間の誘客促進を目的として、「初夏を満喫!鵜飼早乗りキャンペーン」を明日、4月24日から開始をするものです。
キャンペーン期間は、鵜飼開きを除く5月、6月の月曜日から水曜日までと、7月の第1、第2月曜日から水曜日までです。
利用条件は、乗合船をインターネット予約した方で、1予約につき8名を上限といたします。
乗合料金は、大人4,200円から700円を割引した3,500円、小人2,100円から300円を割引した1,800円とします。
なお、本キャンペーンは既に該当期間にインターネット予約をしている方にも適用し、先着3,000名といたします。
対象の方には、システム上で割引後の金額に切り替えた上で、電子メールにより連絡を行うとともに、該当期間外に既に予約していただいている方についても、キャンペーンの案内メールを送付し、周知を図るなど丁寧に対応してまいります。
まだ鵜飼を経験したことがない方も、ぜひこの機会に気軽に体験していただきたいと思っております。
このキャンペーンを通じて、「夏本番を待たずに鵜飼へ行こう」「平日に少しゆったり楽しもう」という新たな動きを生み出し、鵜飼を起点とした周遊や消費の拡大にも繋げていきたいと考えております。
3点目の取り組みですが、新高級観覧船完成披露会・内覧会の実施についてです。
「ぎふ長良川の鵜飼」の更なる高付加価値化を図るために、日本を代表するインダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏にデザインしていただいた、新たな高級観覧船の整備を進めてまいりました。
この新高級観覧船は、長良川の自然、鵜飼の伝統、そして岐阜らしいおもてなしの魅力を、これまで以上に上質な空間の中で味わっていただくための取り組みです。
完成披露会は、鵜飼開き前日の5月10日(日曜日)午後3時から、鵜飼観覧船乗り場において開催をいたします。
当日は除幕、命名式などに続いて、午後3時30分からは内覧会を開催予定です。
実際に船内をご覧いただくことで、素材、設え、動線、座席配置、そして長良川の景観と調和した空間の魅力を直に感じていただけるものと考えております。
試運航は、1回30分程度で船内空間やサービスを体験していただく予定です。
サービスの詳細や運行開始日についても、内覧会で発表する予定ですので、ぜひご取材をいただきたいと思います。
本日発表した3点は、いずれも鵜飼観覧船事業を持続可能なものとして、未来へ着実に繋いでいくための取り組みであります。
市民の皆さまはもとより、全国、そして海外からお越しになる多くの方に、「岐阜の鵜飼はやはり特別だ」と感じていただけるよう、これからも鵜飼の価値と魅力の向上にしっかりと取り組んでまいります。
(2)岐阜市重要文化財の新指定について
発表事項の2点目です。
岐阜市重要文化財の新指定について発表いたします。
岐阜市には、国史跡岐阜城跡をはじめとした魅力ある文化財が数多く存在しております。
戦国時代の岐阜を知る上では、令和2年度に岐阜市重要文化財に指定をいたしました「稲葉城趾之図」(いなばじょうしのず)は、岐阜城跡の構造について、参考になる貴重な資料です。
今回新たに指定する「中島両以記文」(なかしまりょういきぶん)という文書は、戦国時代から江戸時代初期の岐阜の様子や城下町の歴史を知ることができる重要な資料として以前から知られており、岐阜市史にも掲載されています。
これを書いた中島両以は、慶長9年(1604年)の生まれで、現在の岐阜市長良を拠点に、尾張藩と結びつき、御用商人として活躍した17世紀の美濃を代表する大商人で、墓石も長良に伝わっております。
令和6年度から7年度にかけて、墓石の調査を実施したところ、両以の没年が判明したほか、家族の没年と記述内容が一致することが確認できたことから、文書と墓石のセットでの価値が評価されることになりました。
この度、岐阜市文化財審議会での審議・答申を受けまして、本日(4月23日)新たな岐阜市重要文化財として指定するものです。
今回の指定の件名は、「中島両以記文 附 中島家一石五輪塔群」(なかしまりょういきぶん つけたり なかしまけいっせきごりんとうぐん)でありまして、文化財の種別は「岐阜市指定重要文化財(書跡)」です。
今回指定した文化財の構成については、「中島両以記文」2巻と「一石五輪塔群」6基です。
「中島両以記文」は延宝3年(1675年)に71歳の中島両以が子孫に宛てて書いたもので、内容は、先祖歴代の由緒をまとめた「中島由来書」と自身の一代記「両以誕生より七拾一歳迄之由来書」(りょういたんじょうよりしちじゅういっさいまでのゆらいしょ)の2巻です。
1巻目の「中島由来書」には、中島家の先祖のことや、彼らが生きた時代背景を記しており、天文4年(1535年)に起きた長良川の洪水や、斎藤道三公の下克上、道三公の息子、義龍公の謀反など、16世紀における岐阜市域の様子や移り変わりを伝えております。
中でも、岐阜城とその城下町に関しては、斎藤道三公が稲葉山城整備に当たり、伊奈波神社を現在の位置に動かしたこと、金華山の西の麓に居館を建て、土塁と堀による総構えを築いたこと、七曲通(ななまがりどおり)には地元「井ノ口村」の住人が町屋を作り、百曲通(ひゃくまがりどおり)には「大桑」(おおが)の町人を引っ越しさせて、町を作ったこと、織田信長公が尾張の町人を移して、空穂屋町(うつぼやちょう)、新町(しんまち)を作ったことなどが詳細に記述されており、岐阜城下町の成り立ちを紹介する際には必ず用いられる重要な史料となっております。
2巻目の「両以誕生より七拾一歳迄之由来書」では、地侍の家系である両以が祖父から長良の屋敷と土地を相続し、15歳で家業を継いでから武士ではなく商人の道を選び、尾張藩の御用商人として成功、美濃を代表する豪商となるまでの生涯を綴った記録であります。
また関連資料としてあわせて指定をいたしました、「中島家一石五輪塔群」は、岐阜市長良の中島家の土地に伝わってきた墓石で、濃尾震災後に屋敷を購入した個人宅で保管されてきました。
一石五輪塔は両以の墓石をはじめとして、彼の妻、父、祖父、幼くして亡くなった長男、母と思われるものの6基存在しています。
このうち、両以の一石五輪塔には、「延宝四稔(年)」(1676年)の文字が刻まれており、両以が72歳で亡くなったことが新たに判明しました。
これは「中島両以記文」完成の翌年にあたります。
岐阜市文化財審議会委員の筧真理子先生から、
『中島両以は、長良を本拠地として、17世紀初期の政治社会情勢のなかで武士を捨て商人の道を選んで成功をおさめ、その先祖と生涯を「中島両以記文」として残した。
「記文」は岐阜市にゆかり深い中島家と戦国末から近世初期の美濃の歴史を語る数少ない史料である。
また、両以を含む墓石群は、両以という稀有な人物とその家族の足跡を知ることができる貴重な遺物であるといえる。』
というコメントをいただいております。
新たに岐阜市重要文化財となった「中島両以記文」とその家族の墓石である「中島家一石五輪塔群」の公開については、4月29日(水曜日)から6月10日(水曜日)まで、ぎふメディアコスモス2階中央図書館の展示グローブにて、中島両以記文の写真パネルや解説、中島両以の人物像、岐阜市の郷土史研究の関連図書などを紹介する展示を実施いたします。
実物の資料については、今年(令和8年)11月にリニューアルオープンする岐阜市歴史博物館にて公開する予定です。
平成30年度にスタートした岐阜城山上部の発掘調査により、戦国時代の岐阜城の姿が次々に明らかになっている中で、岐阜の歴史を記した重要な資料である中島両以記文を本市の重要文化財に加えることができました。
今年(令和8年)は中島両以の没後350年という節目の年でもあります。
指定を契機に、改めて地域の歴史の検証や研究をさらに進めてまいりたいと考えております。
中島家の由来は割愛しますけれども、美濃の国の歴史が、中島家の歴史をたどると非常によくわかるわけで、守護大名土岐氏に仕えたり、大桑城で討死したり、関ヶ原の戦いに親戚が参加したり、いろいろと美濃の国の歴史が色濃く、当時の地侍であった中島家に反映していますので、興味深いなと思っております。
(3)ワークダイバーシティ事業の広域的な展開について
3点目です。
ワークダイバーシティ事業の広域的な展開について発表します。
私たちの社会には、障がいや難病、ひきこもりなど、様々な理由で働きづらさを抱える、働きたくても働けない方々がいらっしゃいます。
今後の労働力不足が懸念される中で、こうした方々が働くことを通じて、居場所と出番を得て、「支えられる側」から「支える側」になって活躍していただくことが大切であると考えてきました。
そのため、岐阜市では令和4年度から、多様で柔軟な働き方であるワークダイバーシティを推進するために、3つの事業に取り組んできたところでございます。
まず「WORK!DIVERSITY実証化モデル事業」は、働きづらさを抱えている方に障がい者の方々が利用する就労訓練施設、これは就労移行支援事業所や就労継続支援事業所のことですけれども、こうした訓練施設を通じて就労支援サービスを提供し、就労に繋げる事業です。
「超短時間雇用創出事業」は、企業と長時間の就労が困難な方をマッチングして、週20時間未満の短時間の就労を提供する事業、また、「テレワークを活用したショートタイムワーク事業」は、出産、育児、介護などで働く時間や場所に制約がある方に、短時間、テレワークで働ける雇用を提供する事業ということで取り組んできました。
これらの実績としましては、「WORK!DIVERSITY実証化モデル事業」では、個々の特性に応じたきめ細かい就労支援を重ねまして、41人の方の就労に繋げております。
また「超短時間雇用創出事業」では、この事業に賛同する企業を開拓するとともに、企業とワーカーを丁寧にマッチングし、75人の雇用を創出し、年々事業が浸透してきております。
一方で、岐阜市を含む岐阜圏域は、自治体間で通勤や通学される方が多く、経済的な結びつきが強い状況にあり、また、岐阜市の人口は現在約39万人ですけれども、岐阜市を含む羽島市・各務原市・山県市・瑞穂市・本巣市・岐南町・笠松町・北方町の6市3町で構成する岐阜圏域の人口は約78万人と約2倍であります。
こうしたことから、本市のワークダイバーシティ事業を岐阜圏域で広域的に展開することは、より多くの働きづらさを抱える方々の就労に繋がり、幸せに大きく貢献できると考えております。
そこで昨年度(令和7年度)、6市3町の首長で構成される岐阜地域広域圏協議会にこれを提案し、ご賛同いただきましたことから、本年(令和8年)4月、圏域で協定を締結し、「WORK!DIVERSITY実証化モデル事業」と「超短時間雇用創出事業」を広域的に展開いたします。
また、これらの事業の周辺市町との広域的な展開は先進的な取り組みであると報告を受けております。
それぞれの具体的な取り組みとしては、「WORK!DIVERSITY実証化モデル事業」は、広域的な支援機関と連携することで、これまで岐阜市の就労支援プログラムを受けられなかった他市町の方にもリーチできる体制を構築してまいります。
また「超短時間雇用創出事業」は、賛同企業や就労希望者の増加に対応するため、岐阜市超短時間ワーク応援センターにコーディネーターを1名増員し、岐阜市を含めた周辺市町の企業開拓とともに、マッチングを手厚くサポートしてまいります。
いずれにいたしましても、ワークダイバーシティ事業の広域化により、就労を希望する人と、働き手を求める企業の選択肢が拡充し、市域を超え、多様な働き方が広がっていくことを大いに期待をしております。
(4)ふるさと納税返礼品・ぎふ長良川花火大会応援席チケットについて
発表事項の4点目、花火大会に関連いたしまして、ふるさと納税返礼品及びぎふ長良川花火大会応援席チケットについて発表いたします。
8月8日(土曜日)に第4回ぎふ長良川花火大会が開催されますが、席については既に本日(4月23日)、実行委員会が発表したとおりでございます。
各席種および料金は、お手元に配付した一覧のとおりですが、岐阜市においても、全19種類の応援席のうち、自由席を除く18種類を、岐阜市ふるさと納税返礼品「ぎふ長良川花火大会 応援席チケット」として取り扱うことといたします。
岐阜市ふるさと納税返礼品として取り扱う、今年度(令和8年度)の花火応援席のトピックスについて改めてご紹介をしたいと思いますが、まず、「最前列リクライニングシート」は例年、大変ご好評いただいております。
昨年度(令和7年度)も最初に売り切れた席でありまして、今年度(令和8年度)も継続して設定をいたします。
花火が目の前の夜空一面に広がる大迫力の様子を、くつろぎながら最前列で見上げることができる環境であります。
次に、応援席エリアに設置する新しい席種ですが、まず「わくわくピクニック席」、こちらは堤防道路上の芝生広場スペースに最大4人まで観覧できるマス席を設置します。
ご家族、ご友人と開放感ある芝生空間で思い思いに過ごしながら、特別なひとときを楽しんでいただきたいと思います。
次に、「応援席エリア」で新たに区分されるエリアですが、こちらは「最前列S席・A席」、「2列目以降S席・A席」、「B席」という区分ですけれども、昨年度(令和7年度)までは、最前列席、2列目以降席は、応援席エリア中央から金華橋にかけて横に広がっていました。
今年度(令和8年度)はこの設定を見直しまして、本部寄りをS席エリア、下流寄りをA席エリア、金華橋付近をB席エリアというふうに分割します。
それぞれの指定席エリアにいすをセットした席で、皆さまにはそれぞれのニーズに合わせて、希望のエリアを購入していただけます。
S席エリアは花火を正面に楽しんでいただけるエリアで、席の間隔の調整により、ゆとりある環境でご観覧いただけます。
A席エリア、B席エリアは、花火打ち上げ場所から下流寄りのエリアでありますけれども、いすを打ち上げ場所に向けて設置をいたします。
そのことで、視認性を今年度(令和8年度)は高めております。
打ち上げ地点周辺で迫力あふれる花火を体感できる観覧エリアで、花火の世界に包まれる贅沢な時間を楽しんでいただきたいと思います。
これらの通常の応援席エリアに加えまして、今年度(令和8年度)、新たに特別な観覧場所として、「花火観覧船席」を設定しました。
具体的には、花火専用に最大15名までの船を1隻、最大4名までの船を1隻用意し、それぞれ1グループ限定で販売いたします。
川面に揺られながら、目の前に広がる迫真の花火と水面に映る花火の幻想的な光景を同時にお楽しみいただける特別な観覧体験です。
購入方法ですが、まずぎふ長良川花火大会実行委員会によるチケットの販売スケジュールについては、岐阜市民先行抽選販売が5月16日(土曜日)から6月12日(金曜日)まで、一般先着販売が7月8日(水曜日)から8月8日(土曜日)の19時までです。
いずれもチケットぴあにて申し込みを受け付けます。
ふるさと納税返礼品「ぎふ長良川花火大会 応援席チケット」については、4月24日(金曜日)から開始し、6月30日(火曜日)まで受け付けます。
申し込みの窓口は、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ふるなび、Amazonふるさと納税、さとふるの各サイトでお申し込みいただきます。
最後に、「花火観覧船席」につきましては、各船1グループ限定の抽選販売で、花火大会の公式ホームページの特設サイトにて抽選申し込みの受付を行います。
抽選申し込みの際には、「一般販売商品としての購入希望」もしくは「岐阜市のふるさと納税返礼品としての受領希望」のどちらかを選択いただきます。
花火観覧船席の抽選申し込みは、岐阜市ふるさと納税のポータルサイトからは手続きができないので、ご注意いただきたいと思います。
抽選申し込みの受付期間は4月24日(金曜日)午前10時から5月17日(日曜日)までです。
抽選結果は5月20日(水曜日)に通知をいたします。
第4回ということで、今回も「笑顔をつなげる 未来につなげる みんなで支える」という花火大会であります。
ぜひ多くの皆さまに応援いただきたいと思います。
発表事項は以上です。
【記者】
既にいくつかの報道がありますが、名鉄岐阜駅に隣接する旧イクトの再開発について、方針が出てきているという状況です。
市長として、期待や受け止めを伺えればと思います。
【市長】
旧イクトですけれども、平成21年9月にオープンして、スーパーマーケットや飲食店が入っていたということで、駅利用者をはじめ地域の皆さまの生活を支える、重要な拠点的商業施設と位置付けられてまいりました。
その後15年にわたり、大きく賑わいに寄与していただきましたけれども、令和6年の3月に、名古屋鉄道株式会社が名鉄岐阜駅周辺の再開発の検討を始めるということを公表されまして、同年(令和6年)9月末に閉店されたものでございます。
閉店から約1年半が経過する中で、人材確保の困難や、工事費の高騰、社会経済状況の変化ということで、昨年(令和7年)12月に名鉄名古屋駅周辺の再開発のスケジュールが未定となったことに加えまして、名鉄岐阜駅の再開発計画の公表も、もう少し時間がかかるという見通しが示され、私どもとしては、動向を注視しているというところでございます。
今回の報道にありました、旧イクトの建物を改修して、食品スーパー等を含む商業施設として再オープンする方針を固めたとのことについては、名古屋鉄道株式会社からの正式な発表ではありませんけれども、駅利用者や地域住民の日常的な食料品等の買い物環境の充実に留まらず、駅周辺の賑わいの創出による周辺の商店街の人の流れを生み出し、本市の中心市街地の活性化に大きく寄与することから、1日も早く実現されるということを期待しております。
一方で、名鉄岐阜駅周辺の再開発計画は、検討を続けるということでありますので、今回の既存建物の活用につきましては、私どもとしては暫定的な措置であると受け止めております。
今後、名鉄岐阜駅周辺に新たに賑わいを生み出す魅力ある再開発計画を、名古屋鉄道株式会社においてしっかりと検討していただき、早期に具体化されることを期待しております。
岐阜市としても、岐阜市の玄関口である名鉄岐阜駅周辺を市民の皆さまの幸せの場になるよう、これからも名鉄と協力体制をしっかり作っていきたいと考えております。
【記者】
先ほどの質問にも関連しますが、名鉄岐阜駅の旧イクトの建物の件で、市長からもこの再開発については、現在検討中というところもあり、暫定的な措置であると受け止めているというご発言もありましたけれども、岐阜市としてのまちづくり、トランジットモールなども実施されましたけれども、その辺りへの影響をまずお伺いしたいです。
あともう一点、名古屋市では、名鉄名古屋駅の再開発事業の計画が一旦未定になったというところで、市の方から官民合同の協議体を設置しようという声掛けをされていましたが、岐阜市の方でも、そのようなご検討をされるのかというところもお伺いできればと思っております。
【市長】
これまでも、名鉄岐阜駅の再整備、再開発に合わせて、岐阜市としてどういうことができるかということで、例えばトランジットモールということで社会実験も重ねてきました。
私どもとしては、これまでしっかりとデータを積み重ねてきておりますので、名鉄がどのような動線で名鉄岐阜駅を再整備されるかに合わせて、具体的な道路側の動線を描いていくというふうに思っていますので、まずは名鉄名古屋駅の再整備についての見直しがしっかりと検討されて、その後、名鉄岐阜駅ということになろうかと思いますので、名鉄の計画がどうなるかということを私どもとしては待っているというところです。
発表されればいつでも対応できるという状況です。
名鉄名古屋駅は大変巨額なプロジェクトということで、名古屋市、そして愛知県もいろいろな支援をする、そのための協議もということで発表されておりますけれども、岐阜市としてはこれまでも、名古屋鉄道の皆さんとは様々な観点で協議をしてきておりまして、コミュニケーションを重ねておりますので、特段わざわざそういったものを作らなくても、今の連携の中で、十分に対応できると感じているというところです。
【記者】
続けて、名鉄岐阜駅と合わせて、岐阜の玄関口となるJR岐阜駅前の再開発計画について質問させていただきます。
JR岐阜駅前では、岐阜駅北中央東地区で今除却工事が始まっており、中央西地区については、去年(令和7年)の2月に、20階程度の計画とするという組合発表もありましたが、昨今、全国的にも建設費の高騰であったり、建設現場における人材確保が難しくなったりしている中で、市長として、再開発についてどのように考えてらっしゃるのかというところと、今のこうした全国的な状況をどのようにご覧になっているのかというのをお伺いできればと思います。
【市長】
今触れていただきましたけれども、東地区については既に昨年(令和7年)11月から解体工事が開始されておりまして、今年度(令和8年度)中には地区全体の本格的な解体工事に着手されるということでありますので、私どもとしても、目に見える形で変化ができることを大変期待をしております。
一方で、西地区についても、組合と関係者の皆さんが一丸となりまして、事業成立に向けて検討を重ねておられるということでありますので、私どもとしては、両地区とも、この機会を逃すことなく事業を前に進めて最後までやり切るということが大事ですし、両組合とも、そういった決意で取り組まれているということでございます。
西地区については、昨年(令和7年)の2月に組合が建築プランを20階程度に見直すということを既に発表されておりますけれども、組合と関係事業者の皆さんが、事業成立が図られるよう、検討を一丸となって重ねておられるということですので、今後、どのような形で最終的に決定されるかについては、組合の検討、そして正式な発表を私どもとしては、待ちたいと思っております。
先ほども、この機会を逃すことなくというふうにお話しましたけれども、建設費が高騰している中で、将来にわたって、これが安くなるということは考えにくいわけでありまして、やはりできるときに、しっかりとやっておくということはとても重要だと思いますので、岐阜市としても、これはあくまでも民間の再開発組合の事業ですけれども、当然補助を出すとか、都市計画決定に基づく事業として支援をしておりますので、完成に向けて、しっかりと支援をし切るということで、二人三脚で頑張っていきたいと思っております。
【記者】
追加で1点お伺いします。
西地区については現状、組合の方で検討を重ねられているというところが続いていると思うのですけれども、どうなるのだろうという、不安ではないですけど、現地の方からそういった声も聞かれますけれども、イラン情勢など、なかなか先が見通せない情勢が続いていますけれども、こうした不安や、現地の工区の方々の声について、支援していく側として、岐阜市としてどのように対応されるかお伺いできればと思います。
【市長】
これまでもいろいろな機会にコミュニケーションしていますけれども、先ほど申し上げたように、この機会を逃すと実現できませんよということはお互いに理解をしているわけですので、あらゆる困難を乗り越えて、いろいろとプランニングをしながら、最終的に完成させるというところに向き合っていくということで、東地区の再開発が先に進みますので、そうすると西地区もイメージが具体的に沸いてきて、後についてくるのだろうと思っております。
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