岐阜市舗装長寿命化修繕計画

岐阜市舗装長寿命化修繕計画

計画の目的

高度経済成長期に整備された社会資本である道路舗装の老朽化が進行しており、それらを効率的に維持管理していくことが求められております。
このため、厳しい財政状況下においても、将来にわたって、安全・安心に利用可能な道路舗装の維持管理に努めるとともに、長寿命化を図り、ライフサイクルコストの縮減を目指します。

道路舗装の点検

道路法施行令（平成26年5月28日公布、5月30日施行）にて、点検は、道路構造等を勘案して、適切な時期に、目視その他適切な方法により行うこととされています。
本市が管理する道路の総管理延長は約2,581.7km（令和3年4月1日現在）で、点検は平成30年度から、日々市内を巡回している道路パトロール車両に、路面の劣化度を計測するシステムを搭載して実施しております。

点検結果による健全性の区分

路面の劣化度を8段階で評価した点検結果を用いて、健全性を3区分で分類します。

健全性の区分	劣化度	1級,2級市道の対策工法	生活道路の対策工法
III（修繕段階）	5～8	舗装打換えまたは路盤打換え	小規模補修または舗装打換え
II（表層保持段階）	3～4	クラック補修等の延命処置	小規模補修
I（健全）	1～2	日常管理	日常管理

道路舗装修繕計画

平成30年度に実施した点検結果から、「区分III（修繕段階）」と分類された道路区間を基本として、道路の利用形態や住民からの修繕要望の有無等を勘案し、修繕対象区間を抽出します。これに対して、舗装打換え等の修繕計画を立て、計画的に修繕を実施しています。

実施時期	対策工法	対象区間数	対象延長(km)
令和元年	舗装打換え	36	25.5
令和2年	舗装打換え	53	27.6
令和3年	舗装打換え	69	27.7
令和4年	舗装打換え	87	27.5
令和5年	舗装打換え	85	26.6

なお、最新の点検結果を計画に反映させるため、日常的に点検を行い、修繕対象区間や実施時期等を1年ごとに見直しています。