災害時における石綿飛散防止
石綿(アスベスト)は、その危険性から現在は使用が禁止されていますが、過去に建築材料として使用されてものがいまだに残っています。
特に建築年が平成7年(1995年)以前の鉄骨造又は鉄筋コンクリート造の建築物は、飛散性の高い石綿が使われている可能性があります。
地震などの災害によって、建築物が倒壊・破損し、飛散性の高い石綿が外部に露出すると、石綿が飛散するため特に注意が必要です。
石綿から身を守るために
災害により飛散する恐れがある石綿から身を守るため、次のような点に注意しましょう。
- 倒壊・損壊した建築物にむやみに近づかない。
- がれきなどを片付ける際は、防じんマスクを着用する。
- スレートなどの石綿が含まれているかもしれない建材は、できるだけ切断・破砕せず処理する。
災害に備えて石綿について知ることも大切です。
用意してある防災グッズの中に、防じんマスクを加えるのもお勧めします。
建物所有者の方へ
平常時に飛散性の高い石綿が建物に使用されているか調査し、使用されている場合は、除去をお勧めします。
すぐに除去できない場合は、応急措置がとれるよう養生用ビニールシートやロープ等を準備しておきましょう。
飛散性の高い石綿の使用されている可能性が高い場所
種類 | 場所 |
---|---|
鉄骨造 | 鉄骨の耐火被覆(鉄骨全面に施工) |
鉄骨造及び鉄筋コンクリート造 | 機械室、ボイラー室、空調室、電気室等(石綿含有吹き付けの施工) |
建築設備 | 空調機、温水等の配管(保温材)、煙突等のライニング |
応急措置の例
- ビニールシート等での養生により飛散防止を図る。
- 散水・薬剤等の散布を行い、湿潤化・固形化の措置を行う。
- 養生・散水等が行えない場合は、最低限、ロープ等によって立入禁止とする。
参考資料
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
環境保全課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階
- 電話番号
-
- 自然係:058-214-2151
- 大気・騒音係:058-214-2152
- 水・土壌係:058-214-2153
- 浄化槽係:058-214-2154
- ファクス番号
- 058-264-7119