宇佐ガス灯通り
事業概要
1.事業名
宇佐4丁目線道路改良事業<宇佐ガス灯通り>
2.実施個所
岐阜市宇佐4丁目
3.工期
平成6年8月~平成7年3月
4.整備内容
形式
スラローム型
延長 L=197.3m
歩道
(幅員2.5~5m両側)
御影タイル貼り A=1,330平方メートル
車道
(幅員6.5m)
インターロッキングブロック A=1,329平方メートル
その他主な施設
- 排水工
- 函渠型側溝 352m
- 縁石(御影石) 420m
- 集水桝@ 36箇所
- 修景施設工
- 植栽(コブシ) 43本
- 車止め(御影石・フットライトを含む) 67基
- 照明灯工
- ガス燈 12基
- 水銀灯 1基
計画テーマ
人にやさしい道づくりを行うためには、完全なる歩車道の分離が理想的ではあるが現実的にはそのような余裕がないため、自動車の進入は許すがその活動を抑制する方策が採られている。
車の走行速度抑制のために車道を次のとおり計画する。
1.車道部
- 車道を蛇行させる。(スラローム)
- 路面を凹凸に演出する。(ハンプ)
- 路面に変化をつける。(カラー舗装)
以上のことにより、(1)減速効果・(2)ショック効果・(3)視覚効果による走行速度の抑制を図る。
2.
現道幅員が8.0mと狭いため、美術館と図書館の敷地それぞれ3.0m計6.0mを岐阜県より無償借地を受け、車道幅員6.50m、歩道幅員3.75m(両側)、合計14.0mの幅員を確保する。
3.
走行速度抑制のため車道部を蛇行させることにより生じる、歩道幅員の不均衡(2.50~5.0m)については、歩道空間を最大限確保できるよう樹木の支柱には地下式支柱を用い、植樹桝にツリーサークル(鋳物ではなく歩道材と合う人造石製を使用)を設置する。
また、車止めについてはベンチ及びフットライトを兼用できる構造とし、歩行者等の通行がスムーズにできるスペースを確保する。
4.
美術館と図書館を結ぶ横断歩道部は、従来の歩道部内切り下げによる段差解消ではなく、車道部をマウンドアップ(ハンプ)にすることにより、歩道部と車道部をフラットにし、高齢者・身体障害者等の交通弱者にも、容易に美術館と図書館を横断できるようにする。
5.
舗装材は、車道部にインターロッキング、歩道部に御影石(路面・縁石)、歩道構造物(車止め・植樹桝)においても自然石を使用し、建築物(岐阜県美術館・図書館)及びガス灯との調和を図る。
6.
街路灯は、街路の趣をアンティックなイメージで表現するため、水銀灯にない淡い光と柔らかい風合いをかもしだすガス灯とし、照度不足を補うためフットライトを設置する。
みちづくりの経緯とコンセプト
本地区は、岐阜市の南西部に位置し「文化の杜地区」として位置づけされ、岐阜県美術館・岐阜市科学館・近隣公園・市営住宅・県立高校・厚生施設などの文化施設が配置されている。
さらに、近年の高度情報化社会・生涯学習の中にあって便利で快適な生活を支援するための情報の拠点として、岐阜県図書館(平成7年7月開館)が建設されるにあたり、美術館・図書館に挟まれた当路線をコミュニティ道路として位置づけ、両施設と一体化させた道路(中心市街地とその周辺道路のアメニティを高めるみちづくり)として、整備することとなった。
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