平成27年12月 6日 冬の星座ウォッチングを楽しもう
12月に入り、各地で雪のたよりも聞かれるようになりました。
そんな寒さに誘われて冬の星座の撮影を郡上市で行いました。
この撮影ポイントの近所にはグラウンドがあり、
サッカー少年団の子ども達がナイター照明のもとで寒さに負けずボールを追っていました。
そのため練習が終わるまで撮影をすることはできませんが、
ナイター照明が消えた瞬間に楽しみが待っています。
練習が終わり、照明が消えると、
それまで照明の明るさで見えなかった星々が一斉に輝きだし、
あたり一面星に囲まれてしまいます。
普段投映の中で何度も繰り返してきた「満天の星」ですが、
やはりいつ見ても思わず声が出てしまいます。
満天の星のもとで、まず真っ先に目に飛び込んでくるのは
冬の星座の代表「オリオン座」の星の並びです。
日本では「つづみ星」や「ちょう星」と呼ばれましたが、
なるほど星の並びを見ると納得できます。
また、オリオン座は全天で21個しかない1等星のうち
「ベテルギウス(赤色)」と「リゲル(青白色)」の2つも持っています。
さらにそれぞれの1等星は色の違いから
「平家星」、「源氏星」と呼ばれるなど、昔から人々に親しまれてきました。
オリオン座に次いで、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスが山の端から昇ってきました。
これらの星々とオリオン座のベテルギウスを結んでできる三角形は「冬の大三角」と呼ばれています。
「春の大三角」、「夏の大三角」と三角形は他にもありますが、
正三角形のような美しい三角形は、「冬の大三角」が星空で一番です。
1等星が数多くあり、大変華やかな冬の星空はいよいよ寒さとともに旬を迎えます。
これからの季節、冬の星々に目を向けてみてはいかがでしょうか。
- 撮影地
- 岐阜県郡上市
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