第1回岐阜市ごみ減量対策推進協議会(令和7年8月22日)

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ページ番号1035524  更新日 令和7年10月6日

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開催日時
令和7年8月22日(金曜)午前10時00分から12時00分まで
開催場所
岐阜市役所 庁舎 6階 6-3会議室
議題

審議事項 ごみ減量・資源化指針アクションプランの点検について

報告事項 岐阜市ごみ処理有料化計画の概要

出席委員

五十里 彰会長、𠮷川 亮平副会長、伊藤 佳子委員、北島 良介委員、原 有匡委員、保坂 慎太郎委員、松下 幸治委員、箕輪 照子委員、村瀨 治委員、森 清美委員、山口 誠司委員、渡邊 喬委員

(会長、副会長以外、五十音順)

会議の公開の可否
(非公開理由等)
公開
傍聴者数
1人
審議概要

(●…委員の意見 ⇒…事務局の回答)

 

<審議事項 ごみ減量・資源化指針アクションプランの点検について>

1. 「ごみ減量・資源化指針アクションプランの点検について」の概要、

「作戦1 多様な資源ごみ回収を促進する」(資料1、資料2)

<決定事項>

・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価

p9個票1-1 「ほぼ順調〇」 p11個票1-2 「ほぼ順調〇」 

p13個票1-3 「ほぼ順調〇」 p14個票1-4 「ほぼ順調〇」

p15個票1-5 「ほぼ順調〇」

 

<意見及び回答>

(ごみ減量対策の進め方について)

●ごみ減量対策推進とは、生産者、消費者どこの目線で実施しているのか。ごみ減量のために雑がみなど資源回収量を増やすと言っているが、ごみとなる物の市場全体の流通量を減らすために、生産者に働きかけたらよいのでは。

⇒・生産者も市民も一緒になって社会全体のごみの量を減らすことを目指している。

●生産者側だけでなく我々市民、消費者側ももっと取り組めることがあるのではないかと本協議会でプランをいろいろと提案しているが、今後企業側にも何か提言できるようなことがあれば検討いただきたい。

 

(全体像や推移が分かりやすい資料の作成について)

●資料1の4ページに指標と目標値及びその実績があるが、全体像が見えない。ごみ焼却量が全体指標の目標値になっているものの、各作戦の指標は排出量など作戦ごとに指標が異なり、またダブルカウントされている数値もあるため、正しく状況把握が行えない恐れがある。ごみの排出総量のうち焼却した量と焼却しなかった量がどれだけか。また、焼却しなかった量のうち、リサイクルされた量と、それ以外の量はどれだけか。こういった形で数値化されていると良い。

・また、基準年度の令和2年度はコロナが始まった年であり、家庭からのごみ排出量が増えた年ではないかと思う。基準年度の数値が高ければ、そこから減るのは当たり前であるから、コロナ前からの推移を見える化し、委員の共通認識としたうえで協議する必要がある。

⇒・ごみ全体の排出量や内訳については、資料1の39ページに掲載しているが、ごみ総排出量と焼却量の関係が分かりにくいため、次回はもう少し分かりやすく掲載させていただく。

・令和2年度やそれ以前は掲載していないため、今後検討させていただく。

 

(事業系ごみの収集について)

●事業系のごみを市が無料で収集しているのか。事業で排出するごみを無償で行政が収集してくれるのは時代錯誤と思う。

⇒・これまで家庭系普通ごみも事業系普通ごみも本市は無料で処理していたが、令和8年10月からごみ処理有料化制度を開始し、有料で処理する。本市には、事業者であってもごみ量が週2回で50kgに満たない場合は地域のごみステーションに排出しても良いというルールがあるが、今後、有料化に伴い、事業者には事業系の有料ごみ袋に入れていただき、一定のルールのもと地域のごみステーションに排出しても良いというような運用に変更させていただく予定である。

 

2.「作戦2 紙ごみを減らす」(資料1、資料2)

<決定事項>

・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価

p17個票2-1 「ほぼ順調〇」 p18個票2-2 「ほぼ順調〇」

p19個票2-3 「ほぼ順調〇」 

 

<意見及び回答>

(進捗状況の評価方法について)

●全体的なことであるが、進捗状況の評価について、これまで進捗状況が「ほぼ順調〇」となっているが、◎ではなく〇である理由は何か。最終的に全て◎にするために各作戦について今後の進め方があると思うが、各取り組みの今後の進め方が記載されていないと、今後何か計画が立てられているのか分からず、進捗状況を評価するのが難しいと思う。

⇒・進捗状況については、飛躍的に順調に進んだものを「順調◎」で評価している。飛躍的とまでは言えないため「ほぼ順調〇」で評価している。

●今後の進め方について、いただいたご意見を踏まえて反映していただければと思う。

●評価については、取り組みの成果を見て、分からないところは市に質問して、皆さんの意見で適正な評価をしていければと思う。

 

(雑がみ回収袋について)

●以前、市が配布していた雑がみ回収袋を活用していた。自治会員の中で紙ごみを減らす意識が高く、いまだに雑がみ回収袋は無いかと自治会に問い合わせがある。雑がみ回収袋を再開してはどうかと思う。

 

(紙ごみのうち資源化できる紙の量について)

●家庭系普通ごみの組成では、紙ごみが30.8%と1番多いが、これには資源化できない紙も含まれている。このうち資源化できる紙がどれくらいあるのか。

⇒・資源化できる雑がみの排出量については、資料1の40ページに掲載しており、令和6年度の排出量は6,181tと推計している。

 

(個票2-2について)

(古紙回収用ボックスの設置拡大に向けた取り組みについて)

●古紙回収用ボックス設置数があまり増えておらず、また、市内全体で40箇所というのは少ないのではないか。具体的な取り組み(2)と(3)については取り組みの成果に書かれていないが、今後何か検討しているのか。

⇒・古紙回収用ボックスは地域の要望に基づき、市が設置し、地域が管理している。最近は設置する場所がなかなかなく、設置数が増えていないのが現状である。市有地だけでなく、合意が得られれば民有地にも設置できるように令和3年度に運用を見直し、設置拡大に努めている。

・具体的な取り組み(2)「事業所に古紙回収用ボックスを設置します。包括連携協定事業者(日本郵便等)に、古紙回収用ボックスの設置を呼びかけます。」については、郵便局は駐車場が小さいこともあり、なかなか話が進んでいない。

●家庭系普通ごみの組成の割合を見ると紙ごみが一番多く占めており、ごみの減量・資源化をしていく上で、紙ごみにはまだまだ余地があると感じている。資源分別回収が自治会を通じて実施されているが、自治会に加入していない世帯は古紙回収用ボックスがあることも知らないし、紙ごみの資源分別回収をしていることすら知らない人もいると思う。近くに古紙回収用ボックスが無いと普通ごみに出してしまう人も多数いると思うので、市がごみの減量・資源化を進める上でかなり余地があると思う。

●具体的な取り組み(3)「その他、地域からの情報提供や、市の呼びかけにより設置が可能な事業所を把握します。」について、ある程度地域と協議をしていると思うので、うまく進んでいないにしても、結果を協議会に提示いただくと良いと思うので検討いただきたい。

●地域の資源分別回収のほか、民間のリサイクルステーションが各地域にあり、地域によって回収拠点が足りているところとそうでないところがあると思うので、市は自治会など地域の要望を聴き、必要なところには増やしていただくよう努力していただければと思う。

●古紙回収用ボックスが地区の公民館に設置されているが、鍵がかかっていたり、地区に1箇所しか設置されていなかったりして、なかなか使い勝手が悪い。また、資源分別回収や古紙回収用ボックスの管理などを自治会に任されているが、自治会が崩壊して、管理できないところも出てきている。民間の回収ボックスが多くあり便利なため、そちらに資源物を出す人が多く、資源分別回収に出す人が少ないため、資源分別回収事業自体どうかと思う。

●古紙回収用ボックスは自治会で管理する必要があり大変。

 

3.「作戦3 生ごみを減らす」(資料1、資料2)

<決定事項>

・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価

P21個票3-1 「ほぼ順調〇」 p22個票3-2 「ほぼ順調〇」

p23個票3-2 「ほぼ順調〇」 

 

<意見及び回答>

(ダンボールコンポストなどによる生ごみ減量効果について)

●ダンボールコンポストや電気式生ごみ処理機を利用することでどれくらいの生ごみを減量できると考えているか。

⇒・ダンボールコンポストによる生ごみ減量効果は、1世帯あたり年130kgと推計している。

 

(生ごみの割合が大きくなることによる燃焼効率の低下について)

●生ごみを減らすには限界があるのではないかと思っている。紙とプラスチックが資源化されて生ごみが残ると、焼却時になかなか燃えないという問題が起き、オイルを加えることになるのではないかと思う。

⇒・生ごみは排出前に水キリをすることで減量でき、カラス対策にもなるため、水キリを啓発していく。

 

(個票3-1について)

(食品ロス実態調査について)

●令和6年度の食品ロスは37.6%とあるが、過去と比較してこの割合はどのように変化しているか。

⇒・食品ロス実態調査は令和3年度から実施しているが、食品ロスの割合は30%程度で推移している。

●いろいろ取り組みをしていると思うが、食品ロスの割合が変わってきていないということなので、実際に成果としてはまだ出ていないと思われる。削減に向けてまだまだ取り組みが必要だと感じた。

●令和6年度、食品ロスの中で手つかず食品が2割あるが、基準年度の令和2年度に比べてどうなっているかが見えると良いと思った。

 

(個票3-2について)

(ダンボールコンポスト購入補助制度について)

●ダンボールコンポストについて、出前講座を受講してからずっと購入補助を受けて実践していた。今年度から購入補助制度がなくなってしまったが再開はないか。

⇒・補助制度はなくなっていないが仕組みが変わった。これまでは購入店舗で補助金額が減額され支払いをしていたと思うが、今年度からは購入後に市に申請いただく必要がある。

●申請するのが手間である。家庭で出た生ごみをダンボールコンポストに入れれば堆肥になるため、私の周辺でも継続している人が多くいたが、補助制度が変わってダンボールコンポストをやめた人が随分いるため残念だと思う。

●販売店でも丁寧に説明いただけるようにしていただくと良いかと思う。

 

(個票3-3について)

(電気式生ごみ処理機補助金について)

●電気式生ごみ処理機補助金の予算額と執行率はどれくらいか。

⇒・令和6年度の予算額は300万円で執行率は100%である。令和4年度から補助制度を実施しているが、申請が多くあったため、予算を増額して実施している。

●生ごみ処理機を利用する人が増えれば、どんどん生ごみが減って、ごみ焼却量が減るため、補助金支給は行政にとって先行投資になるのではないか。毎年予算を100万円なり増額していくようなことをすれば盛り上がるのではないか。

●全体のごみの削減が進んでいくことで予算減額した分を生ごみ処理機補助金の予算に回していただくなど、今後検討していただければと思う。

 

4.「作戦4 プラスチックごみを減らす」(資料1、資料2)

<決定事項>

・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価

p25個票4-1 「ほぼ順調〇」 p26個票4-2 「ほぼ順調〇」

p27個票4-3 「ほぼ順調〇」 p28個票4-4 「ほぼ順調〇」

 

<意見及び回答>

(個票4-4について)

(環境にやさしい容器について)

●プラスチックから紙製などの容器に替わってもごみは減らないのではないかと思った。マッキンゼーの報告書を読んだが、プラスチック製品の方が圧倒的に環境にやさしいというような報告もあった。

 

(マイボトルについて)

●プラスチックごみを減らすという観点ではペットボトルが減るとは思うが、ペットボトルもリサイクルが進んでいる。マイボトルというと金属ボトルやプラスチックボトルかと思うが、それを作るために発生する二酸化炭素はむしろ多いのではないか。

⇒・マイボトルを繰り返し使っていただくことで、毎回コップやペットボトルを使用しなくなり、ごみの減量につながる。

 

5.「作戦5 事業系ごみを減らす」(資料1、資料2)

<決定事項>

・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価

P31個票5-1 「ほぼ順調〇」 p32個票5-2 「ほぼ順調〇」

p33個票5-3 「ほぼ順調〇」 p34個票5-4 「やや遅延△」

 

<意見及び回答>

(個票5-3について)

(市が開催する会議での紙資料について)

●市の会議で紙資料が多いので市が率先して紙資料を減らしてほしい。今日の会議も資料が分厚い。

⇒・本市では近年タブレット端末をお渡しして資料を見てもらうようなペーパーレス会議も進めているが、まだまだタブレット端末が足りないなどの事情もある。しかしながら、本協議会は環境部の会議であるため、ご指摘の点を今後検討していきたい。

●実際このように複数の資料を同時に確認する場合には、紙資料の方が早く確認でき、見やすい場合もあるが、ペーパーレスできる部分は検討していただきたい。

 

(個票5-4について)

(難再生古紙について)

●難再生古紙とは、何を指しているか。

⇒・シュレッダー古紙や禁忌品などを指している。

●個票5-4の難再生古紙や、個票1-4の「その他のごみの資源化の研究」にシュレッダー古紙の記載があるが、シュレッダー古紙はもう完全にリサイクルできるため、リサイクルを推進していく方向で進めていただければと思う。

 

6.「作戦6 ごみ処理有料化制度の導入を検討する」(資料1、資料2)

<決定事項>

・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価

p36個票6-1 「順調◎」 p37個票6-2 「順調◎」

 

<意見及び回答>

(ごみ処理有料化制度について)

●ごみ処理有料化を導入するにあたり、ベンチマークとする都市はあるか。

⇒・有料化制度はそれぞれの都市のいろいろな現状があるため、一概にどこと同じようにということはないが、生活圏が同じ近隣の市町とごみ処理費用を揃えたり、中核市で先進的に行っている取り組み、仕組みを参考にしたりと、ハイブリッドな形としている。

 

●参考資料1の17ページにある「ごみ処理有料化に関する議論の経緯」について、審議にあたり委員の皆さんも知っておいた方が良いと思われるため、説明いただきたい。

⇒・平成24年に環境審議会において、ごみ処理有料化制度の導入について答申ということで、「ごみ処理有料化制度は、次世代に先送りすることなく実施することが望ましい。」というご意見をいただいた。

・それに伴い、市が市民説明会などを実施し、皆様の意見を伺ってきた。

・そうした中で、平成26年に市議会において、「市民の理解が得られるまで、家庭から出る普通ごみの無料収集を継続した方が良いのではないか。また、雑がみ回収やプラスチック製容器包装の分別収集などの施策をしっかりやってから有料化してはどうか。」といった内容の請願が出され、議員の皆様がそれに賛同されたため、それ以降、市としては請願にあるようなごみ減量・資源化の取り組みを進めるとか、市民の皆様にごみ減量の取り組みや有料化の検討状況を伝えるなどしてきた。

・そしてこの度、ごみ処理有料化を導入することが議会で議決されたという流れである。

 

 

<報告事項 岐阜市ごみ処理有料化計画の概要>

<意見及び回答>

(概要及び施策について)

●この概要の内容はもう決定と受け止めたらよいのか。施策部分についてはこの協議会で今後議論するのか。

⇒・本件は報告事項であり、施策部分の詳細については、市で検討を進めていく。

 

(ごみ袋の販売について)

●ごみ袋の販売にあたっては、販売業者に事前に説明会をしっかりと行っていただきたい。自治体によって、ごみ袋を値引きしてはいけないというところもあれば、販売者が負担するのであれば値引きしても構わないというところもあり、販売業者が困らないようにしていただきたい。

・また、ごみ袋の販売を市内のみで行うのか、市外店舗でも販売するのかも議論をしていただければと思う。

 

(ごみステーションの管理について)

●自治会に協力費を交付とあるが、ごみステーションは自治会員だけで管理しているわけではない。ごみステーションが市内に2万7千箇所あるとのことだが、自治会だけに管理を任せて本当にできるのか危惧している。

⇒・地域のごみ処理支援策については、主に自治会の方にごみステーションのごみ当番などの手間がかかっており、そういったごみ処理を支えてくださっている地域の皆様に少しでも還元したいという趣旨で施策を打ち出している。

・ごみステーションのルール化についても記載しているが、自治会の方も非自治会の方もごみステーションを一定のルールのもと使えるようにし、市民の皆さんがごみステーションを気持ちよく使えるようにしたいと考えている。

●ごみが戸別収集となっているところも結構あるが、どのように対処していくのか。本当に対処や周知ができるのか不安に思う。

⇒・現在、ごみステーションの実態調査を地域の自治会の皆様に協力いただきながら行っている。その結果を地域の皆様にフィードバックさせていただき、どのように整理していくかも含めて地域の皆様と相談しながら検討していきたいと考えている。

 

会議録(全文)の有無

無(概要のみ)

事務局

担当課名

環境部 ゼロカーボンシティ推進課

電話番号
058-214-2179(直通)
ファクス
058-264-7119
Eメール
zero-carbon@city.gifu.gifu.jp

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