第1回岐阜市ごみ減量対策推進協議会(令和6年8月22日)
- 開催日時
- 令和6年8月22日(木曜)午前10時00分から11時40分まで
- 開催場所
- 岐阜市役所 庁舎 6階 6-1会議室
- 議題
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審議事項 ごみ減量・資源化指針アクションプランの点検について
- 出席委員
-
五十里 彰会長、矢田 康博副会長、北島 良介委員、黒木 伸子委員、河野 美佐子委員、堀江 良治委員、村中 菜摘委員、矢島 幸江委員、山口 誠司委員、渡邊 喬委員
(会長、副会長以外、五十音順)
- 会議の公開の可否
(非公開理由等) - 公開
- 傍聴者数
- 3人
- 審議概要
-
(●…委員の意見 ⇒…事務局の回答)
<審議事項 ごみ減量・資源化指針アクションプランの点検について>
1. 「ごみ減量・資源化指針アクションプランの点検について」の概要、
「作戦1 多様な資源ごみ回収を促進する」(資料1、資料2)
<決定事項>
・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価
p9個票1-1 「ほぼ順調○」 p10個票1-2 「ほぼ順調○」
p12個票1-3 「ほぼ順調○」 p13個票1-4 「ほぼ順調○」
p14個票1-5 「ほぼ順調○」
<意見及び回答>
(アクションプランの作戦の進め方について)
●各個票の取り組みの成果欄には実績の数値を入れ、進捗状況が順調・ほぼ順調などと評価をしているが、取り組み内容欄には目標数値がない。目標値が無い計画に対して実績数値を示して評価を行うようなやり方は、一般的に行わないのではないか。
⇒・個々の取り組み内容についての目標値や積算は記載していないが、個々の取り組み内容による目標値を積み上げて、個票ごとの目標値や作戦ごとの目標値を算出している。
・資料1の5ページに、作戦ごとのごみ削減目標値を記載しており、また、ごみ減量・資源化指針の40ページ以降には、個票ごとの削減目標値を記載している。
(個票1-2について)
(リサイクルセンター等の施設見学について)
●リサイクルセンター等の施設見学は令和5年度14団体と、令和4年度と同じだが、他の団体から問い合わせなどは無かったのか。
⇒・アクションプランの取り組み結果には、シビック・アクション号を利用した団体数を記載している。
・シビック・アクション号を利用しない形で、もっと多くの団体が施設見学している。
2.「作戦2 紙ごみを減らす」(資料1、資料2)
<決定事項>
・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価
p16個票2-1 「ほぼ順調〇」 p17個票2-2 「ほぼ順調〇」
p18個票2-3 「ほぼ順調〇」
<意見及び回答>
(個票2-1について)
(雑がみ集めてグランプリ結果の情報発信について)
●資料2の10ページ、雑がみ集めてグランプリで地域独自の取り組みを特別賞として表彰し、市ホームページ等で紹介したとあるが、今後LINE配信など積極的なPRを検討してほしい。
(個票2-2について)
(古紙回収用ボックスの回収量について)
●古紙回収用ボックスの回収量は令和4年度501トンだが、令和5年度の回収量は出ているか。
⇒・令和5年度の回収量は465トンであった。
●「古紙回収用ボックスの各地区で3か所目の設置が可能となるように運用を見直した」とあるが、具体的にどういうことか。
⇒・これまでは各自治会連合会に対して2か所まで設置が可能であった。
・すでに2か所設置している地区において更なる古紙回収の拡大を図れるよう、希望があれば3か所まで設置できるようにした。
3.「作戦3 生ごみを減らす」(資料1、資料2)
<決定事項>
・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価
P20個票3-1 「ほぼ順調○」 p21個票3-2 「ほぼ順調○」
p22個票3-2 「順調◎」
<意見及び回答>
(個票3-1について)
(食品ロスの削減に関する地域の取り組みについて)
●今、市の取り組みの成果の説明があったが、現場ではどのような取り組みを行っているのかを少し紹介する。
・10月に公民館講座としてSDGsに関する講座の依頼がきている。一般的に高齢者の参加が多いが、生ごみ、食品ロスを減らすため、皮をむかない調理、余った料理のリメイク方法、使う水の量を減らした調理方法などを、目の前で実演し周知していくことを計画している。
●そういった取り組みが市民の皆様に広がっていくとさらに良い結果に繋がると思うので、よろしくお願いしたい。
(飲食店の食べキリ協力について)
●最近は小盛対応してもらえる飲食店もあるが、料理のバランスが悪くなる、味が変わるといった理由で対応しない店もある。作り手のこだわりでもあり、同じ作り手としてその気持ちも分かるため、何か良い方法があると良いと思うが、課題が多い部分だと思っている。
●今後もいろいろな方法を研究して提案頂きたい。
(個票3-2について)
(ダンボールコンポスト講座の動画視聴について)
●動画視聴によるダンボールコンポスト講座を59名が受講したとあるが、Zoom配信などを行っているのか。
⇒・市公式YouTubeチャンネルで動画を配信している。市ホームページには、その動画に接続できる外部リンクを貼り付け、視聴できるようにしている。
●常に受講できる状態ということか。
⇒・はい。
(個票3-2、個票3-3ついて)
(アンケート調査について)
●ダンボールコンポストと生ごみ処理機のアンケート調査を行っているとのことだが、調査結果は公表しているか。
⇒・今現在、公表していない。
●実際の利用者から素晴らしい意見は出ていると思う。それを市民の皆さんにお伝えすると、さらに広がっていくと思うので、公表を検討頂ければと思う。
⇒・電気式生ごみ処理機を使用してごみが減った、ほとんどの方が他者に薦めたいと思っている、といったご意見をたくさん頂いているので、公表していきながら補助事業を継続していきたい。
●電気式生ごみ処理機補助金の予算も300万円に増やしているので、これを継続できるようにPRして頂ければと思う。
●アンケート結果や、他委員が言われたいろんなレシピ、取り組みなどを、今後例えばYouTubeやホームページで、現場に参加できない人でも見ることができるような形で広めてもらえると良いと思う。
●そういった情報収集も積極的に進めて、市民の皆様に公表して頂けるよう検討をお願いしたい。
4.「作戦4 プラスチックごみを減らす」(資料1、資料2)
<決定事項>
・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価
p24個票4-1 「順調◎」 p25個票4-2 「ほぼ順調○」
p26個票4-3 「ほぼ順調○」 p27個票4-4 「ほぼ順調○」
<意見及び回答>
(個票4-1について)
(プラスチック製容器包装の分別収集の啓発について)
●現場での活動を紹介する。
・長良西地区において、自治会イベントで出るごみの分別があまりうまくいっていないため、夏祭りの時に分別を実践してみることになったことを昨年の協議会でお話ししたと思う。今年の8月17日に実施した夏祭りでは、ペットボトルのキャップ、ラベルを自分ではがして分別し、さらにペットボトルの中をきれいに水ですすぎ、水を切るところまで、全部自分で行うことを幼稚園のお子さんから高齢者の方まで体験してもらった。ラベルを外さなくて良いと思っている人や、中をすすがなくていいと思っている方もいたので、体験して頂いたことは良かったと思っている。
⇒・地域での取り組みが非常に大事だと思っている。幼い頃から実際に体験し身につけることが成果に繋がると思うので、ぜひこれからもご協力をお願いしたい。
(個票4-3について)
(プラスチック製品の資源化について)
●プラスチック製品の資源化ルートの確立に向けた調査や研修会への参加とあるが、具体的にどのような研修が行われているのか。また、具体的にどのようなプラスチック製品を対象にしていくのか。
⇒・環境省や県が行っている研修に参加し情報収集に努めている。
・収集品目や処理方法は現時点ではまだ検討が必要であるため、情報収集に努めている状況である。
(個票4-4について)
(飲食店で提供されるストローについて)
●飲食店ではストローを提供されることが多いが、東京ではストローをプラスチック製からステンレス製に切り替えている店も見かける。岐阜ではまだステンレス製のストローを提供している店をあまり見かけない。紙製はよく見かけるが、ふやけてしまうから嫌だという意見をよく聞くし、結局ごみになってしまうため、ステンレス製のストローがもっと普及すると良いと思う。
⇒・今年度ではないが、本市の脱炭素社会推進課で減CO2ポイント制度を実施しており、ポイントを貯めて抽選でもらえる啓発品の中にシリコン製のストローなど繰り返し使える物も出したことがある。なかなか広がりにくいものではあるが、紹介していきたい。
●ステンレス製のストローを導入している所があるという実態を知って頂くことが必要だと思うので、ぜひ市内の業者にもPRして頂き、積極的に採り入れて頂けるようになっていくと良いと思う。
(マイボトルについて)
●市職員の皆さんもマイボトルを積極的に利用しているということだが、職員から何か意見は出ているか。
⇒・アンケート収集は行っていないが、職場でも利用者が結構増えているように思われる。
●市民のマイボトル利用状況を把握するのは難しいか。何パーセントくらいがマイボトルを持ち歩いて利用しているとか数値化されて周知されれば、より広がっていくのではないかと思う。なかなか難しいと思うが、検討して頂けると良い。
5.「作戦5 事業系ごみを減らす」(資料1、資料2)
<決定事項>
・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価
p29個票5-1 「ほぼ順調○」 p30個票5-2 「ほぼ順調○」
p31個票5-3 「ほぼ順調○」 p32個票5-4 「やや遅延△」
<意見及び回答>
(個票5-1について)
(事業所への立入調査について)
●事業所への立入調査は継続的に行っているか。
⇒・事業所の取り組み状況に応じて3年、5年など基準を設けて期間を変えながらも継続的に行っている。啓発を行うという観点からも継続的に行うことが良いと考え実施している。
●目標を達成するためにも、引き続き指導を徹底して頂きたい。
(個票5-4について)
(環境配慮製品について)
●環境配慮製品とは例えばどのようなものか。
⇒・例えば、再生古紙何パーセント以上の紙、リサイクルされたプラスチックを使用したプラスチック製品などがある。
6.「作戦6 ごみ処理有料化制度の導入を検討する」(資料1、資料2)
<決定事項>
・「取り組みの成果」の進ちょく状況の評価
p34個票6-1 「ほぼ順調○」 p35個票6-2 「ほぼ順調○」
<意見及び回答>
(家庭系普通ごみ処理有料化について)
●家庭系普通ごみの処理の有料化について、ごみ袋を有料で売るということが岐阜市で実施されていないことに違和感を覚えている。課題があるからできないのであれば、可能な範囲で教えて頂きたい。
⇒・県内の市町村では本市と岐南町のみが有料化していないが、岐南町はすでに令和9年4月までに有料化を実施すると表明している。
・平成24年の環境審議会で、「有料化制度については次世代に先送りすることなく実施することが望ましい」というご意見を頂いたが、一方で、市議会において、雑がみの回収やプラスチック製容器包装の分別収集などの施策を強化し、できることを行ってから有料化すべきという意見を頂いた。
・今回審議頂くような施策等を進めてきているが、令和4年7月のごみ減量・資源化指針改定の際に委員の皆さんから、有料化について課題などをさらに調査してほしい、市民の意見を集約してほしい、ごみの減量作戦の効果やごみを取り巻く社会情勢などを総合的に勘案して市民と協議を重ねてほしいというご意見を頂いた。
・市民の皆様、事業者の皆様の状況を伺いながら、具体的に検討していきたいと考えている。
(ごみ処理有料化について)
●有料化した場合の他自治体のごみ減量の状況、有料化の体系などの調査について、市議会の方の認識もしっかりしてもらわないとなかなか難しい点がある。議会と行政が足並みを揃えて行うべきだと思う。情報収集や調査など具体的にどんな形で進めていく予定なのか。
⇒・有料化した場合、12%程度ごみ減量できるというデータがある。
・手数料は生活圏内と合わせていくことが必要だと考えており、それを考慮すると、本市周辺の市町村では家庭系普通ごみの袋は1袋平均50円くらいであるため、それくらいではないかと思っている。
・市民の皆様のご意見などを伺いながら、行政の状況や減量状況を考えながら進めていく必要があると思っている。
・また、特にここ最近は、地域の皆様から、ごみステーションの管理のご負担やそれに対する支援を求める声も頂いているため、そういった点も考えながら検討していく必要があると思っている。
●有料化が導入されることで処理費用が下がり、差額のお金を資源分別回収などで使って頂くなど取り扱いもできると思うので、今後調査研究を進めて頂ければと思う。
●有料化が導入されることで、リサイクルに対する意識向上に繋がると思う。
・有料化すると具体的にどのような良い結果が出るのかを分かるように研究してもらうと、より理解しやすいと思うのでお願いしたい。
(紙おむつの資源化について)
●昨年、紙おむつの資源化が一つの課題になっていると委員から意見が出ていたが、何か調査は進んでいるか。
⇒・紙おむつは、資源化に高度な技術が必要である。先日、再資源化事業高度化法(資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律)が成立し、資源化を行う企業が地域をまたいで処理できるようになった。
・世間一般が取り組めるようになれば、本市としても積極的に資源化していく必要があると思っている。
●一部の方に過度な負担がかからないように、そういった取り組みを採り入れていくと良いと思う。
- 会議録(全文)の有無
-
有(詳細は、事務局へお問い合わせください)
事務局
- 担当課名
-
環境部 資源循環課
- 電話番号
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- Eメール
- sigen@city.gifu.gifu.jp
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