景観重要建造物
景観重要建造物とは
景観法第19条に定められ、地域の景観上重要な建造物について、地域の個性ある景観づくりの核として、その維持、保全、継承を図る制度です。
指定の条件(景観法・国土交通省令)
- 景観計画に定められた景観重要建造物の指定の方針に即しているもの
- 地域の自然、歴史、文化等からみて、建造物の外観が景観上の特徴を有し、良好な景観の形成に重要なもの
- 道路その他の公共の場所から公衆によって容易に望見されるもの
景観計画に定められた景観重要建造物の指定の方針
- 優れたデザインであるもの
- シンボル的な存在であるもの
- 自然、歴史、文化、生活特性を感じさせるもの
指定の状況
1次指定
桑原家住宅主屋
- 指定番号第1号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町23番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り
外壁は真壁、建具は連子格子戸、軒裏は化粧垂木
間口が広く県下有数の豪商の面影を残している。
桑原家住宅煉瓦蔵
- 指定番号第2号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町23番地
切妻屋根、日本瓦葺き妻入り
1階は板張り、平入りが多い通りの中で妻見せをしている。
煉瓦は、日本に最初に輸入されたものと伝えられる。
桑原家住宅事務所
- 指定番号第3号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町23番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り
1階大壁板張り、2階壁は大壁漆喰塗り、丸格子有り
深尾商店主屋
- 指定番号第4号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町27番地1号
切妻屋根、日本瓦葺き平入り
外壁は真壁、建具は連子格子戸、軒裏は化粧垂木
1階の軒にがん木(霧除け)が設けられている。
今も紙問屋として明治より続いているのはここだけである。
川原町屋主屋
- 指定番号第5号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町28番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り
外壁は真壁、建具は連子格子戸、軒裏は化粧垂木
1階の軒にがん木(霧除け)が設けられている。
川原町屋土蔵
- 指定番号第6号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町28番地
切妻屋根、日本瓦葺き妻入り
石垣とも相まって川原町広場から見える蔵が建ち並び、まちなみをリードしている。
野々垣家住宅主屋
- 指定番号第7号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:元浜町60番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り
外壁は真壁、建具は連子格子戸、土台は玉石積み
野々垣家住宅土蔵
- 指定番号第8号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:元浜町60番地
切妻屋根、日本瓦葺き
土台は玉石積み、下見板も美しい。
青木家住宅主屋
- 指定番号第9号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町32番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り
1階は白漆喰壁、2階は黒漆喰壁で防火袖壁付き
青木家住宅土蔵(指定番号第10号)
- 指定番号第10号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町32番地
切妻屋根、日本瓦葺き
外壁は杉皮張りとなっており特徴的である。
青木家住宅土蔵(指定番号第11号)
- 指定番号第11号
- 指定日:平成23年7月1日
- 所在地:玉井町32番地
切妻屋根、日本瓦葺き
西側の杉皮張りの土蔵と共に川原町広場からの景観を創り出している。
2次指定
岡本家住宅主屋
- 指定番号第12号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:金屋町1丁目10番地
屋根の両側に”うだつ”があり、漆喰、下見板などの外壁が特徴であり、御鮨街道の景観をリードしている。
森家住宅主屋
- 指定番号第13号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:上川手465番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り、外壁は上部が漆喰塗で腰板部が鎧張り。中山道沿いの旧家として存在感を示している。
森家住宅離れ
- 指定番号第14号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:上川手465番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り。離れとして茶室を備えており、主屋ともに中山道の景観を引きたてている。
森家住宅門及び塀
- 指定番号第15号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:上川手465番地
中山道沿いにあり、銘木柱による門と荒仕上げの羽目板による高塀が特徴。門は、大正天皇が皇太子の時にくぐられたといわれている。
森家住宅倉庫
- 指定番号第16号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:上川手465番地
切妻屋根、日本瓦葺きで、門塀とともに中山道沿いのまちなみ景観を引き立てている。
後藤市三郎商店主屋
- 指定番号第17号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:玉井町29、30番地
切妻屋根、日本瓦葺き平入り、厨子2階建、外壁1、2階は真壁で黒漆喰塗り建具は連子格子戸、軒裏は化粧垂木。
後藤市三郎商店土蔵
- 指定番号第18号
- 指定日:平成25年7月1日
- 所在地:玉井町29、30番地
切妻屋根、日本瓦葺きで、川原町通りから川原町広場へ抜ける小道の景観を創出している。
3次指定
十六銀行旧富茂登出張所
- 指定番号第19号
- 指定日:平成29年2月1日
- 所在地:玉井町12番地
切妻屋根日本瓦葺き、平入り木造2階建て。
明治30年10月、十六銀行の最初の出張所として使用された。
4次指定
十六銀行旧徹明支店
- 指定番号第20号
- 指定日:平成30年2月1日
- 所在地:徹明通1丁目3
鉄筋コンクリート造3階建。
正面は基壇と柱と屋根からなる古典的で重厚な意匠で、近代建築の特徴をよく現している。
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