令和4年度 第2回生物多様性シンポジウムを開催しました

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ページ番号1019771  更新日 令和5年2月21日

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イベントカテゴリ: 体験・参加型イベント 生活・環境

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1月29日(日曜日)、みんなの森 ぎふメディアコスモスで、令和4年度 第2回岐阜市生物多様性シンポジウムを開催しました。

本シンポジウムは、生物多様性の保全などについて市民の皆さんと一緒に考えるイベントとして開催しています。今回は、「たくさんの生きものに出会える場所」と題し、3名の先生方に講演して頂きました。

開催日

令和5年1月29日(日曜日)

開催時間

午後2時 から 午後4時30分 まで

開催場所

かんがえるスタジオ

内容

講演1「人と自然の共同作業が創り出した大洞の里山」
 岐阜大学 社会システム経営学環 教授 肥後 睦輝氏

講演2「ホットスポット金華山の魅力」
 岐阜県植物研究会 近藤 慎一氏

講演3「三輪地域の稀少な軟体動物」
 愛知みずほ大学 人間科学部 准教授 川瀨 基弘氏

講演

講演1「人と自然の共同作業が創り出した大洞の里山」
岐阜大学 社会システム経営学環 教授 肥後 睦輝氏

まず、岐阜市の自然の話や、植物種数が多いほど哺乳動物の種類も多いといった全体的な話を聞き、次に大洞の雑木林の特徴や、大洞ではなぜ植物が多様なのかということ、大洞で見られる希少な植物について話を聞きました。また、大洞で行われている雑木林の保全活動を紹介しながら、自然と人間の関わり方について学びました。

参加者の方々からは、「大洞の里山に是非行ってみたくなりました」、「私たち人間は生態系サービス、供給サービスを受けているため、里山を管理することが大切だとわかりました」などの意見を頂きました。

肥後先生
講義の様子
肥後先生質問
質問の様子

講演2「ホットスポット金華山の魅力」
岐阜県植物研究会 近藤慎一氏

金華山の多様性を最も感じ取れる達目ハイキングコース~東坂ハイキングコースに沿って、山頂に登る間にどこでどんな生きものが見られるのかについて話を聞きました。山裾の雑木林、中腹の照葉樹林、尾根から山頂にかけての岩場といった金華山の中でも場所によって異なる生態系があり、様々な生きものが棲んでいることを学びました。達目洞で見られる希少なカヤネズミの巣も観察しました。

参加者の方々からは、「ロープウェイで行くことが多いので、景色を見ながら登ってみたくなった」、「金華山に登ったとき注意して見てみたい」などの意見を頂きました。

近藤先生
講義の様子
カヤネズミ
カヤネズミの巣

講演3「三輪地域の稀少な軟体動物」
愛知みずほ大学 人間科学部 准教授 川瀨 基弘氏

岐阜市には多くの種類の貝類が生息していることや、岐阜市内でも地域によって生態が違うこと、貝類の自然界における役割について話を聞きました。落ち葉と土の間には、とっても小さな陸貝がいることや、淡水貝と魚類は共生関係にあるので、貝がいなくなると消えてしまう魚もいるということ等を学びました。また、三輪には新種の陸貝がいるということで、今後の研究に注目したいです。また、実際に展示していただいた貝類の標本を虫眼鏡等を使用して観察しました。

参加者の方々からは、「とても珍しいテーマでおもしろかったです」、「陸貝の種類の多さに感動しました」などの意見を頂きました。

川瀨先生
講義の様子
貝観察
貝の観察

アンケート

当日、参加者の方々には、アンケートをご記入していただきました。今後のシンポジウムの内容について大変参考になるご意見を多数いただきました。アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。

たくさんの質問をいただきましたので、先生方の回答とともに紹介いたします。
また、環境保全課にも質問をいただきましたのでお答えいたします。

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ファクス番号
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