生活排水対策

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ページ番号1003062  更新日 令和4年4月12日

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河川の水質汚濁は、水質汚濁防止法や岐阜県公害防止条例などにより工場・事業場の排水規制が実施された今日では、私たちの日常生活により生じる生活排水が主な原因になっています。

1 生活排水とは

生活排水とは、台所、風呂、洗濯などにおいて排出される生活雑排水と、し尿排水の総称です。 このうち、河川汚濁の大きな原因となっているのが、公共下水道や合併処理浄化槽で処理されずに流される生活雑排水です。

生活雑排水は、水質に水量を乗じたBODの汚濁負荷量で表しますと、一人一日当たり30グラムとなります。ちなみに、し尿排水のBODの汚濁負荷量は13グラムであり、この値と比較しても私たちの家庭から排出される生活雑排水はかなり負荷が高いといえます。

特に、食生活の向上にともない栄養価の高い材料が調理されるようになってきたこと、作り過ぎにより捨てられることなどで台所からの負荷量が最も大きくなっています。

グラフ:1人1日当たりの汚濁負荷量はし尿が13グラムで約30パーセント、生活雑排水が30グラムで70パーセントを占めています。

グラフ:生活雑排水中の負荷量の構成は台所からが55パーセント、風呂が30パーセント、洗たくが13パーセント、その他2パーセントとなっています。

2 生活排水対策推進計画

本市は、平成5年1月に県から「生活排水対策重点地域」の指定を受け、生活排水対策を特に推進する必要のある地域となりました。このため本市は、「生活排水対策推進計画」を策定し、これに基づき市民に対し生活排水対策の必要性について普及啓発を行うとともに、公共下水道等の施設整備及び各家庭での発生源対策により、水質の保全を図っています。

3 発生源対策

家庭でよく使われている食品の汚れを表にしました。希釈に必要な水は、魚が住める水質になるまでに要する水の量を表しています。

表:家庭でよく使われている食品の汚れ

※魚が住める水質:BOD5mg/L以下、お風呂一杯300Lで考えています。

出典元:環境省生活排水読本、岐阜県ブルーリバー作戦

(1)台所での対策

  • 流し台には細かい目の網などを備え、調理くずや食べ残しを流さないようにしましょう。
  • 古くなった食用油を流さないようにしましょう。
  • 汚れのひどい食器などは、ふきとってから洗いましょう。

(2)洗濯や入浴時の対策

  • 洗剤は正しく量って使いましょう。
  • 石鹸や無りんの合成洗剤を使いましょう。
  • 風呂の残り湯を洗濯に使いましょう。

(3)その他の対策

  • 浄化槽は正しく使い、保守点検、清掃を励行しましょう。
  • 排水路の除草、溝さらいなどの清掃を地域ぐるみで実践しましょう。
  • ごみを河川や水路に捨てないようにしましょう。

4 リンク集

岐阜市の下水道

岐阜市の下水道の整備状況等概要が分かります。

岐阜市の浄化槽

岐阜市の浄化槽係のページです。

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