第6回岐阜市空家等対策協議会(令和2年2月14日)
- 開催日時
- 令和2年2月14日(金曜)午前10時00分から11時45分まで
- 開催場所
- 岐阜市役所 全員協議会室 本庁舎低層部(4階)
- 議題
- 協議事項1 令和元年度 岐阜市空家等対策計画の施策実施状況について
協議事項2 特定空家等について - 出席委員
- 海道会長、清水副会長、柴橋委員、石井委員、平松委員、大場委員、堀部委員、髙橋委員、河合委員、多田委員、名和委員、平田委員
- 会議の公開の可否
(非公開理由等) - 一部公開
- 傍聴者数
- 2人
- 審議概要
- 協議事項1 令和元年度 岐阜市空家等対策計画の施策実施状況について
資料に基づき、事務局より説明。委員からの主な意見は以下のとおり。- 空き家バンクについて
- 消費者により分かりやすく周知するためには、全国版空き家バンクに載せるだけではなく、岐阜市独自の空き家バンクを作ることが必要ではないか。できれば岐阜市独自の空き家バンクで全国の消費者に岐阜市のよいところをアピールし、移住者が増えるようなバンクが望ましい。
- 民間の不動産業者はどんな物件でも引き受けるわけではない。現実的には、問題がある物件や売るのが難しい物件、低廉物件は業者が扱いにくい。行政でこういった低廉物件をきちんと扱える空き家バンクの仕組みをつくり、物件調査、買主を探し、実際に処分するというシステムができれば、低廉物件も流通させることができる。
- 全国で空き家バンクを運営している自治体は400~500程度あるかと思うが、登録件数がすごく少ないところも多く、ほとんどがうまくいっていない。そこをなにか解決しないと空き家バンクの登録件数が増えていかない。民間で扱えないものを行政がサポートしていく、そういう工夫を。令和3年度からの本格実施に向けて検討していただき、実効性のあるものにしていただきたい。
- いろいろと複雑な問題があり、空き家の話がなかなか進んでいかない。業者が扱わない、扱っても後でトラブルに巻き込まれ、責任を負うことになることもあるなど問題があって難しいと思う。問題のある物件を市が寄付を受け、リノベーションして貸し出すなどということも方法のひとつ。
- いろいろな方策を検討していかなければならない。最終的に管理不全な空き家になるのが、一番良くない。場合によっては、空き家を資産として活用していけるのが一番良い。魅力的でない、流通が難しいものは除却して、新しく建物を建て替えて、定住してもらう。そういったさまざまな対策を合わせてやっていく必要があるのではと思う。
- 全国の先進的な事例では、敷地内で解決できず、敷地2つ、3つを整理し、道を新しく造るといった事例や、2つの敷地を統合するといった事例など、空き家対策にとどまらず、まちづくりの観点で防災、防犯を兼ねていろいろな取り組みをされている事例もあるので、検討していただき、幅広い対応を進めていただきたい。
- 全国版の空き家バンクよりも、地域の者が気楽に見えて、車で走れば現物が見られる空き家バンクがいいのではないか。ある都市では、市がホームページに空き家を登録し、所有者と買いたい人を結び付けるという仲人役を行い、あとは何もやらないとしているが、成立したとのこと。そういう身近で目に見える情報が必要では。
- いずれにしても、空き家バンクをもっと活用するということ。民間で扱えないような空き家も今後、出てくると思うので、全てはカバーできないとは思うが、これを軸に、いろいろな施策を連動させ、空き家対策が進むように、ぜひお願いしたい。
- 空き家総合窓口、空き家相談会について
- この相談会には、どうにもならないからここに来たという相談者が非常に多くお見えになるので、まず、その方の話を聞く。そして何が問題なのかという整理をする。おそらく問題はひとつでなく、複数ある場合が多い。
専門家へつなぐための相談会であり、この問題は税理士さん、この問題は司法書士さんのところへ行ってくださいと方向性を示す。結論が出せないものは結論を出さない。結論を出せないものに関しては、あくまでも方向性を示すというところに留めている - 方向性を示されるのは非常に良いことだと思う。相談の内容について非常に具体的に答えていらっしゃるので、こうした相談は非常に難しいところがあり、こうした選択肢を与える先に、弁護士や税理士さんを紹介したという総合マップがないといけないのかなと感じている。
- 相談がどのように解決の方向にいったのかというフォローについても整理されるとよい。解決したのか、していないのか、解決していないのであればどういうフォローが必要か、そのあたりを丁寧にしていく必要があると思う。空き家問題といっても、さまざまな問題がそこに混在している。
- さまざまな専門家のサポートが受けられるよう、窓口をスタートに、そこから広げていっていただけるとよい。今、窓口に多くの相談が寄せられているため、その整理をしっかりしていただくとより効果があがると思われる。委員の協力もいただき、ぜひ前に進めていっていただけるとよいと思う。
- 市民の方々は、危険空き家を早くなんとかしてほしい、なぜなんともならないのかと言っている。行政もできる限りの対応をしているが、こういうものはなかなか進まないということを市民の方に知らせるのも大事。すぐに、早く壊せんのかと言われるが、それは現実問題、無理である。
今回の報告でも、500、600と相談を受けているとのことだが、本当は相談をしたいと思ってみえる方がこの何倍もみえるのが現実だと思っている。 - 空き家総合窓口への相談件数が非常に多く、かなり問題意識のある方がいるということが分かるが、お金がなくて対応できない、お金をかけたくないから対応しないという人も相当数いる。こういった相談の中で、なにも知らないから窓口に来た、そこで知識を得たから解決したいという方向性に向かった、一方で、お金をかけられない、だからどうしようという方向性に向かったという観点からの分析も今後していただければと思う。
- この相談会には、どうにもならないからここに来たという相談者が非常に多くお見えになるので、まず、その方の話を聞く。そして何が問題なのかという整理をする。おそらく問題はひとつでなく、複数ある場合が多い。
岐阜市情報公開条例第6条第1項第2号に定める個人に関する情報を含むため、協議内容につきましては、非公開となります。 - 空き家バンクについて
- 会議録(全文)の有無
- 有(詳細は、事務局へお問合せください)
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