第2回岐阜市民病院地域医療支援委員会(令和7年8月6日)
- 開催日
- 令和7年8月6日(水曜日)
- 開催場所
- 岐阜市民病院 中会議室
- 議題
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各種実績報告について
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その他
(1) 地域医療従事者を対象とした研修について
(2) 市民を対象とした講座等について(3) 地域医療支援病院の業務の報告に係る診療並びに病院の管理及び
運営に関する諸記録の閲覧についての実績報告について
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出席委員
委員長 山本 昌督
副委員長 石山 俊次
委員 各務 尚之
委員 岩﨑 美幸
委員 井上 いほり委員 久保田 芳則
委員 中村 こず枝(代理 山崎)
委員 留田 隆
委員 山田 誠
委員 岩田 圭介 - 会議の公開の可否
(非公開理由等) - 公開
- 傍聴者数
- 0人
- 審議概要
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1) 各種実績報告について
・病院事務局より、岐阜市民病院の令和7年6月までの紹介率、逆紹介
率、 開放型病床利用実績、高度医療機器共同利用状況(紹介検査)、
救急医療の提供、患者総合支援センターの実績について、報告。
→今回から診療科別の紹介率、逆紹率の資料を提出いただいているが、
どの診療科も高い割合となっている。総合診療膠原病内科は逆紹介率が
若干低くなっているが、専門性が高く、開業医の先生では難しい面もあ
るため、仕方ないと思う。
2) その他(1)地域の医療従事者と対象とした研修について
・地域の医療従事者向けに開催した研修の実績報告。
→院外からの参加者がもう少し増えた方がよいのではないか。
(2)市民を対象とした公開講座等について
・6月までの開催実績について報告。
(3)地域医療支援病院の業務の報告に係る診療並びに病院の管理及び
運営に関する諸記録の閲覧についての実績報告について
・閲覧の実績はないことを報告した。
→閲覧に関して、何か手続きをすれば資料を閲覧することは可能なのか。
その際の窓口はどこになるか。
⇒病院政策課が担当となるが、地域の先生方との窓口は地域連携室と
させていただきたい。
<全体を通して各委員よりコメント及び質疑>
・小学校6年生を対象とした防災教育を推進しており、11月4日に子ども
たちが主体的に情報を発信する事業を計画している。災害時に当院が避
難所ではないことの周知徹底していきたい。
・研修実績にて「心理的安全性」の研修を行っているがとても大切なこ
とであると思う。院内医療者数が62名となっているがどのようなメンバ
ー が参加しているのか。研修は時間外勤務として扱っているのか。外
部への案内はどの規模の病院まで案内しているのか教えていただきた
い。
→メンバーについてはリーダー以上の職員が参加しており、自己研鑽に
て実施している。近隣医療機関(安江病院、山内ホスピタル、岐阜県総
合医療センター等)の看護師を対象に案内しており、病院規模は様々と
なっている。
⇒院外参加者を増加させていくために、岐阜県看護協会より研修案内を
発信してはどうか。
→院外医療従事者参加数増加のために、ぜひお願いしたい。
・法令研修受講率100%に向けてどのような方策を取られているか。
→病院全体として1回集団研修を実施し、DVD上映や貸出を行っている。
その他にも、病院向けeラーニングシステムを使用し、動画視聴やテス
ト・アンケートを行い、100%受講を目指している。
・歯科の逆紹介率について、医科から歯科によるコンサルのため低くな
っていることがよくわかった。今後も医科歯科連携と病院連携の強化を
お願いしたい。
→紹介した患者が戻ってきているか。
⇒返信があり、ほぼ10割戻ってきている。
→医師会では紹介患者が戻ってこないこと課題となっている。
・救急患者は夏に増加しているが、開業医は1週間程度お盆休みをもら
っており、申し訳ないと思っている。連休をもらうことで何か問題点は
ないか。
→病院としての問題点はなし。休日当番医の先生方がとても忙しくなっ
ていると思う。
・研修については100%の受講をお願いしたい。精神科救急については、
市民病院にお世話になっている。岐阜保健所管轄エリアでは、警察から
の23条通報に対し、当番病院が必ず受け入れる体制が機能し、市民病
院と単科精神科病院が輪番で24時間対応している。
小児救急については、岐阜圏域の夜間・休日の初期小児救急は市民病
院が担当し、地域の開業医が当番制で初期対応を行っている。
→精神科救急は市民病院を含め、岐阜医療圏ではいくつの病院でカバ
ーしているのか。また役割に違いがあるのか。
⇒岐阜病院をはじめ、西濃圏域の大垣病院や養南病院等も担ってもら
っており、病院による役割の違いは特にない。
→精神科救急を紹介したい場合の窓口はどこになるのか。
⇒時間内は地域連携室、時間外は救急管理師長となる。紹介時連絡先
マグネットを参照いただきたい。
・休日急病センターや小児夜間急病センターでお世話になっている。精
科救急については、保健師や精神保健福祉士が調査に入り、岐阜保健所
と連携を取っている。措置入院に至らない患者は、どのように地域へ戻
っていくのかフォローしている。その他にも食中毒や感染症等について
地域の保健予防活動にも注意喚起している。今後もご協力いただきた
い。
・6月時点で市民病院への軽症者搬送率は30%以下となっている。しか
し、7月より熱中症事案が増加している。今後も救急搬送の振り分けに
ついてしっかり行っていきたい。
→軽症率などを意識していただき、うまく振り分けていただくことでお
互いの任務を果たしていけると思う。市民病院への救急搬送の入院率が
42%であることから、重症患者や小児科、精神科など受け入れいただ
き、軽症患者等を地域の先生方で受け入れしていきたい。
・8月になりベッドが満床に近い状態となってきている。新たな取り組
みとして下り搬送受入依頼について、ケアブックを利用してお願いして
いる。
今まで本格的に実施できていなかった下り搬送を積極的に行っていき
たい。
→どのような患者を下り搬送していくのか。
⇒本日も搬送を行ったが、骨折がないが帰宅できない患者(社会的入院
要素が強い)を周辺医療機関にて受け入れをしてもらっている。現在は
診療報酬上、受け入れ側にインセンティブが付いていない。しかし、今
後の国の方針を見据え、今から体制づくりをしていきたい。
・世の中では病院経営が悪いと言われているが、私たちはやれることを
やっていくことが大切である。今後は医療を行っていることで経営が保
てる状態にしてもらいたい。
- 会議録(全文)の有無
- 無
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