第1回岐阜市民病院地域医療支援委員会(令和7年5月21日)
- 開催日
- 令和7年5月21日(水曜日)
- 開催場所
- 岐阜市民病院 中会議室
- 議題
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各種実績報告について
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その他
(1) 地域医療従事者を対象とした研修について
(2) 市民を対象とした講座等について(3) 地域医療支援病院の業務の報告に係る診療並びに病院の管理及び
運営に関する諸記録の閲覧についての実績報告について
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出席委員
委員長 山本 昌督
副委員長 石山 俊次
委員 各務 尚之
委員 大橋 哲也(代理 栗本)
委員 岩﨑 美幸
委員 井上 いほり委員 久保田 芳則
委員 中村 こず枝(代理 山崎)
委員 留田 隆
委員 山田 誠
委員 岩田 圭介 - 会議の公開の可否
(非公開理由等) - 公開
- 傍聴者数
- 0人
- 審議概要
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開催に際し、岐阜保健所と岐阜県看護協会へ委嘱している委員が交代
となったため辞令書の交付を行った。
1) 各種実績報告について
病院事務局より、岐阜市民病院の令和7年4月までの紹介率、開放型病
床利用実績、高度医療機器共同利用状況(紹介検査)、救急医療の提供、
患者総合支援センターの実績について、報告。
→委員より、地域医療構想もあり、今後は連携と分担が進んでいく。患
者を地域に戻すための工夫や逆紹介先の選定について質問あり。
⇒紹介いただいた患者は紹介元のかかりつけ医へ戻すことを原則としつ
つ、救急患者で紹介状を持たずに来院した患者については、お薬情報や
マイナンバーカード、本人への聞き取り等でかかりつけ医を確認し、患
者の同意を得たうえで、かかりつけ医へ緊急入院の連絡をしている。カ
ルテに履歴が残ることで退院時の紹介も漏れずにできる運用としている。
逆紹介先については担当医の経験や知識だけでなく、地域連携部からも
在宅で対応可能なことが増えていることなど周知を進めていく。
→委員より、紹介逆紹介の実績が科別にあるといいのではと意見があり。
⇒次回、科別の資料も準備する。
→委員より、消防本部に対し救急患者の搬送先選定について質問あり。
⇒基本的には救命士の判断で行っていること、市民病院への搬送は2割
程度になっていることが報告された。
2) その他(1)地域の医療従事者と対象とした研修について
・地域の医療従事者向けに開催した研修の実績報告をした。
→研修はどのように案内しているか。
⇒医師会や職能団体への案内のほか、開業医にメールアドレスを登録し
ていただいているので、そちらでも案内してる。
→医師会、歯科医師会などこの委員会に委員として参加している団体に
も案内を出していただければ協力する。
→ZOOMなどオンラインなどの形式で取り組みはされているか。
⇒救急隊との症例検討をTeamsを使って開始していくようにした。
→委員より、看護部企画の研修について案内先はどのようにしているか、
離職率が低くなったと聞いているが、どのような取り組みをされたか質
問。
⇒案内は周辺病院に郵送で行っている。今後はホームページに掲載しフ
ォームで申し込みというのも始める。離職予防には心理的安全性につい
てなどに取り組んでいる。
→看護協会としても市民病院での取り組みを発信させていただきたい。
(2)市民を対象とした公開講座等について
・4月までの開催実績について報告。市民向けについてはメディアコスモ
スでの開催であるが、収録し、2か月後をめどにyoutubeにアップし、観
ていただけるようにしている。また、整形外科では不定期にweb形式で
公開講座を開催している。
(3)地域医療支援病院の業務の報告に係る診療並びに病院の管理及び
運営に関する諸記録の閲覧についての実績報告について
・閲覧の実績はないことを報告した。
<全体を通して各委員よりコメント及び質疑>
・緩和ケアの患者が遠くの病院へ転院になり、通うのに困難という相談
を受けたりする。転院先の際には通う家族のことも配慮いただきたい。
・様々なところで看護職が足りないと言われている。看護師が足りない
ことで病棟閉鎖などもあるがどのような状況か教えていただきたい。
また、離職の理由やその解決策や人事交流などがあれば合わせて教えて
いただきたい。
→病棟はコロナ禍を経て元に戻した。病床は一部制限していたものの徐
々に戻している。離職について、20代の離職が多かった。結婚による退
職以外に、ゆっくりした病院で働きたいという意見があった。数年前は
クリニックや訪問看護へという理由があったが、それは減り、回復期や
老健などを希望されている。人事交流は、それを行う体制をどうしてい
くかという問題もあるが、課題としては認識している。
・看護師の働き方にはどのような方法があるか?働き方のノウハウも共
有いただきたい。
→28日中12日働くとか、2時間の育児時短が小学生までとれるという制
度があり90名程度が利用している。
・勉強会の案内を日頃いただいている。薬剤師会としては電子処方箋へ
の対応を進めている。明日、電子処方箋の説明会を薬剤師会で実施す
る。市民病院にはファクスコーナーの設置などでも協力いただいている。
・マイナ救急の実証実験を22隊中7隊で2か月間行ったが利用率は6%で
あったため、今後も進めていく。
・保健所では医療相談を受けている。今回地域医療支援病院としての取
り組みを知ることができたため、他の地域医療支援病院の様子も見てい
く。
・4月から精神科救急が16件あった。公的病院の精神科は頼りにしてい
る。
・高井会長となり医師会の重点目標に災害対応を掲げている。医師会の
救護班も一新した。4月下旬に研修会を開き保健所や市民病院からも講
師を招いた。今後も医師会として協力していきたい。
→市民病院は災害拠点病院としての役割もあり、災害時は市民病院だけ
では対応できないため、平時の連携と分担のように地域で分担して対応
しなければいけない。災害が起きてから分担しようとしても進まないの
で平時からの連携をお願いしたい。災害訓練を年2回開催しており、前
回はDMATの受け入れをした。医師会にも協力をお願いできたらと考え
ている。
・前方スタッフが増員となった。これにより地域とこれまで以上に連携
が取れることになると考える。地域からの紹介をワンストップで受け入
れる取り組みや、救急患者の連携搬送を5月から開始した。また、連携
室の直通番号を案内するマグネットを作成し順次配布している。
・前方だけでなく、後方連携の部分でも患者のニーズに合わせて対応を
すすめていく。また、経営改善にも取り組んでいく。
- 会議録(全文)の有無
- 無
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