ユニバーサルデザインについて

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ページ番号1005429  更新日 令和3年8月31日

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ユニバーサルデザイン…「すべての人のためのデザイン」

ユニバーサルデザインはアメリカの建築家であった故ロン・メイス氏により提唱され、「デザインの変更や特殊なデザインを必要とせず、できる限りすべての人に利用できるよう製品や環境をデザインすること」と定義されています。
今日では、「年齢、性別、国籍、文化、身体の状態など様々な特性や違いをこえて、すべての人に配慮したまちづくりやものづくり、情報サービスの提供を進め、誰もが生活しやすい社会環境をつくっていく」という幅広い意味で使われています。また、省略してUD(ユーディー)と表記されることもあります。

岐阜市では、このユニバーサルデザインの考え方を取り入れ、年齢、性別、文化、障がいの有無、能力などの違いをこえ、お互いを理解し、尊重し合い、誰もが暮らしやすく過ごしやすいまちづくり、ものづくり、環境づくりを推進します。

ユニバーサルデザイン7原則

故ロン・メイス氏らのグループのまとめた「ユニバーサルデザイン7原則」は、環境、製品、コミュニケーションなどを含めた幅広い分野での方向性を明確にしており、ユニバーサルデザインを考える分かりやすいヒントとなっています。

1.公平 誰もが公平に使えること

様々な能力の人が公平に利用できるデザインであること

事例:エレベーター、エスカレーター、階段が併設された駅

写真:エレベーター、エスカレーター、階段が併設された駅

2.自由 使用する上で自由度が高いこと

利用者の様々な好みや能力に適応できるデザインであること

事例:手すりやベビーシート、オストメイト※対応トイレを備えた多目的トイレ

※オストメイト 人工肛門や人工膀胱をもっている人

写真:オストメイト対応トイレ

3.単純 使用方法が簡単で直感的に分かること

利用者の経験、知識、言語能力、集中力に関係なく簡単に使用できるデザインであること

事例:使う機能が分かりやすく大きくて見やすい自動ドアのボタン

写真:大きくて見やすい自動ドアのボタン

4.明確 必要な情報がすぐ理解できること

周囲の状況や利用者の感覚能力に関係なく、必要な情報が効果的に利用者に伝わるデザインであること

事例:音声案内や点字を使った案内板

写真:音声案内や点字を使った案内板

5.安全 うっかりミスが危険につながらないこと

偶発的なものや意図しない行動が、危険や悪い結果につながらないデザインであること

事例:ベビーカーの車輪やハイヒール、白杖(盲人安全杖)の先端等が隙間に落ち込まないように配慮した網目の細かいグレーチング(側溝等のふた)

写真:網の目の細かいグレーチング

6.低負担 使用する上で身体への負担が少ない、また少ない力で利用できること

効率よく、心地よく、あまり疲れずに使用できるデザインであること

事例:購入ボタンや取り出し口を腰の高さにした車いすのひとにも使いやすい自動販売機

写真:購入ボタン等が腰の高さにある自動販売機

7.ゆとり 楽に接近でき、利用しやすい大きさや広さになっていること

利用者の体の大きさや姿勢、移動能力に関わらず、楽に近づいたり、手が届いたり、利用したりできる適切な大きさと広さであること

事例:ゆったりとしたスペースが確保された自動改札口

写真:ゆったりとスペースの確保された駅改札

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〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎9階
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