ここから本文です。

事業者の皆さまへ 超短時間雇用で職場を変えてみませんか?

あなたの職場では
やりたいけど手が付けられていない仕事はありませんか
集中したい中で雑務になっている仕事はありませんか
忙しいときだけ人手が足りない仕事はありませんか

岐阜市では、そのような仕事を
週に最短15分、週20時間未満の雇用として創出し
障がい等で短時間の就労を希望する方と
マッチングすることで
働くことによる生きがいをつくるとともに
事業者の皆さまの課題を解決する
超短時間雇用に取り組んでいます

超短時間雇用を利用して
あなたの職場を変えてみませんか?

超短時間雇用を利用する事業者の声(導入事例)

仕事内容・勤務時間
データ入力(データベース化)・週1日3時間

株式会社デザインボックス 代表取締役 八代 俊 さん

導入事例

お話をいただいたときは、イメージが湧きませんでした
 最初に「超短時間雇用」のお話をいただいたときは、正直イメージが湧きませんでした。超短時間ワーク応援センターから職務定義(仕事の切り出し)の話を聞き、それならこんな仕事があると、データ入力の職務について相談しました。

後回しになりがちだった仕事を行ってもらい、職場も助かっています
 今までこういった働き方の雇用は経験がありませんでしたが、実習をしてもらい、問題なく雇用することができました。振り返ると、超短時間ワーク応援センターによるマッチングが良かったと感じています。ワーカーさんがExcel(エクセル)を使えて、やってほしいことが頼めました。
 これまで後回しになりがちだったデータ入力業務をワーカーさんに行ってもらうことで、順調にデータベース化が進んでいます。また、仕事の性質上、紙に印刷することが多いので、シュレッダー処理をサブ業務として行ってもらっており、こちらも大変助かっています。他の社員も、ワーカーさんにお願いしている業務以外に集中できるので、仕事のクオリティが上がっていると思います。
 現在のワーカーさんの仕事ぶりに不安はありませんが、採用後も何かあれば超短時間ワーク応援センターに相談できることは、雇用を続ける安心材料になっています。

導入事例

超短時間雇用が働き方の意識変革に
 超短時間雇用が広がれば、もっと色々な働き方が増えるのではないかと思います。忙しい現場や、後回しになっている業務の課題を改善していけると思いますので、是非、活用してみるといいのではないでしょうか。
 どんな仕事をしてもらうかを考えるときには、いつもやらないことを無理やり探すのではなく、現在行っている業務の中から見つけていくことが、実際に職場で必要な雇用になるのではないかと感じます。
 また、障がいのあるなしに関係なく、相手を理解することがポイントではないかなと思います。体験などを活用し、マッチングが上手くいくことが成功のカギではないでしょうか。

職場で働く超短時間ワーカーからは(丹羽 彰光 さん)

導入事例

 フルタイムの仕事や、アルバイトで週5日働く仕事をした経験がありましたが、どれも体力、ストレスと大変でした。
 超短時間雇用は時間も短いので、負担が少なく働きやすいです。もともとExcel(エクセル)が使えたので、超短時間ワーク応援センターと相談して自分に合った仕事を選べたことも良かったです。
 職場では、作業の合間に声をかけてもらい作業内容の相談ができるなど、配慮をしてもらえて助かっています。また、就職後も、超短時間ワーク応援センターがバックアップをしてくれるので、安心して就労を継続することができています。

事業者情報

事業者名
株式会社デザインボックス
所在地
〒500-8212 岐阜市日野南9-1-17

事業概要

事業者紹介

 豊富な実績、最新の知見をもとに、医療・福祉施設、教育施設、文化施設、生産施設など幅広い建築設計をさせて頂いて参りました。これまでの実績で培った設計ノウハウ、提案力は私たちの一番の強みであり、人を中心とした空間づくりを行って参ります。

 そのほかの超短時間雇用の導入事例や仕事内容は、こちらからご覧いただけます。

超短時間雇用を提唱する近藤武夫教授から事業者の皆さまへ

東京大学先端科学技術研究センター近藤武夫教授

 超短時間雇用モデルは、これまで「働くことが難しい」とされてきた人々を働き手として歓迎し、同時に雇用側の人手不足や業務上の困りごとを解決することで、両者がWIN-WINの関係を築くための地域モデルです。
 週に数時間から働けたり、働き手の強みを活かした仕事に就くことで、超短時間の新しい働き方を地域全体で広げています。全国の自治体での地域実装の知見を活かした仕組みや工夫がこのモデルに詰まっています。
 働くことは、収入を得るだけでなく、社会の中で役割を果たし、自分自身の存在意義を見出す重要な機会でもあります。しかし、社会に根付いた常識や慣行が、その機会を阻む壁となることがあります。
 たとえば「労働者は会社が求める幅広い職務内容に応じるべき」「フルタイムの働き方を年間を通じ続けられて当然」といった考えは、障がい、高齢者、病気治療中、ひきこもりの人、子育てや介護中の人などを「働けない人」と誤解させています。反対に、多様な人が自然に働ける職務や労働環境を作れば、「様々な人を働き手として包摂することができる」という強みを生みます。
 過去の取り組みを通じて、雇用・労働両者の視点を変え、WIN-WINの関係として雇用できる地域の仕組みが見えてきました。今では、労働への参加を阻む壁は、働き手側の能力の問題から生じるのではなく、社会の固定観念から生じていると言い切って良いと考えています。
 とはいえ、働き手と雇い主をつなぐ仕組みには、制度的な障壁や、取り組みの縦割り、偏見や分断といった課題が残されています。これらを乗り越えるために、超短時間雇用モデルでは、街に飛び込み、連携を生み出すアウトリーチ型のセンターとコーディネーターを置き(岐阜市では超短時間ワーク応援センター)、地域の人々と密に協働することで、超短時間で働く機会を生んでいます。雇用主もまた機会創出の重要な担い手です。
 ぜひ、この取り組みに仲間として加わり、地域に新しい働き方を共に広げていただけたら幸いです。

令和7年2月28日
東京大学先端科学技術研究センター
教授 近藤武夫

雇用までの流れ(岐阜市超短時間ワーク応援センター)

 岐阜市では、事業者とともに週に最短15分、週20時間未満の特定の職務を創出し、障がい等により短時間の就労を希望する方の能力や特性に応じてマッチングするため「岐阜市超短時間ワーク応援センター」を設置しています。
 超短時間ワーク応援センターが超短時間雇用の導入を全面的にサポートします。

雇用までの流れ

事業者訪問・制度説明
超短時間雇用の取り組みについて説明します。

仕事の切り出し

(職務定義)

職場にお伺いし、お話しをお聴きしながら、短時間で行える仕事内容、時間(週に最短15分から)、賃金を一緒に決定します。

データ入力から調理の仕込みまで、定義できる仕事内容はさまざまです。
マッチング
決定した仕事内容とワーカーとして希望する方をマッチングします。
職場の見学・体験
事業者とワーカー双方が安心して検討できるよう、職場見学や就労体験などを行います。
採用面接
面接から採用までをお手伝いします。
雇用決定
 
職場定着支援
雇用後も、職場やワーカーからお話しをお伺いして、雇用継続をバックアップします。