脱炭素活動を行う企業や団体の紹介(後藤木材株式会社)

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ページ番号1024946  更新日 令和6年2月27日

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後藤木材株式会社

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温暖化 防ぐ道に木材活用

木造・木質化と省エネ商材を拡げていく

地球温暖化対策に取り組んだきっかけを教えてください

当社は、木材会社ですので、木材の活用を推進し、カーボンニュートラルを目指すことは自然の流れでした。

現在、地球温暖化対策として木材の需要拡大が予想されており、安定供給は課題です。

戸建住宅の建設は減少、それに代わる非住宅建築への対応も課題です。低層住宅の木造率は約80%ですが、非住宅の木造率は約6%※。低層小規模の木造であれば、住宅の延長で地域工務店が施工できますし、鉄骨造やRC造と比べてコストメリットがあり、快適で環境保全といった付加価値もあるので、事務所や店舗などで木造が増えています。

建築物の省エネ化も欠かせません。住宅の多くは地域工務店が建てる木造ですから、省エネ化をしっかりと推進していく考えです。

※(令和3年・全国・林野庁調べ)

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具体的にどのような活動や取り組みをしていますか

木材の供給先と協力し、10年以上植林ツアーを開催しています。

非住宅建築の対応としては「GW1200グリッド工法」を2022年に開発。一般流通材を活用したもので、初めての物件として弊社のプレカット工場を新築。約3,000平方メートルの低層大規模木造で、大スパン・大開口かつ木造を現すことは、コストがかかるし難しいと言われますが、コスト課題を解決することができました。

省エネ化では、正しい断熱施工を大工に学んでもらうことを進めています。また木製内窓「ゴトモクのウチマド」を開発し、木質と確かな性能で環境省の「先進的窓リノベ事業」の対象商品にも選ばれており、販売実績も増えています。高断熱商材や省エネ設備の導入と樹脂窓の普及にも取り組み、ZEH基準を推進しています。

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活動や取り組みによってどのような効果が出ていますか

植林ツアーでは一般の方をはじめ新入社員も参加、森林づくりが生き物の環境と美味しい水をつくっていることを感じる機会となっていて、意識向上につながっています。

非住宅建築の対応では、プレカット工場を見学いただき、計画段階から構造提案をすることが増えており、2023年には事務所兼車庫と板金塗装工場が木造での新築を採用しています。事務所兼車庫では林野庁の「ウッドデザイン賞2023」を受賞。都市部の内装制限下でも木架構を見せた質の高い空間と評価されました。

省エネ化では、ZEH基準に仕様変更されるなど少しずつ成果を増やしています。断熱施工の研修では100人以上の大工が受講されました。

今後の展開や展望について教えてください

新たな木の可能性を拡げるような中大規模木造や木質化に今後も挑戦したいと考えています。具体的にはGW1200グリッド工法をさらに拡張させた「GW1600グリッド工法」16mの大スパンができる工法で、実用化を進めています。拡大する需要に応え供給の安定を確保すること、当社独自の圧密技術を磨き木材の均質化・高品質化を追求すること、また法律等の厳しい中心市街地での高層物件設置にもチャレンジしたいと考えています。また地域の工務店がカーボンニュートラルに取り組むために、今後も太陽光発電設備・V2Hなどの省エネ商材の提案をし、ZEH基準への対応を進めるとともに断熱施工の対策を続けていきます。

会社概要

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会社名

後藤木材株式会社

所在地

岐阜市大倉町12番地

設立

1965年(昭和40年)8月9日

代表者

代表取締役 後藤 栄一郎

事業内容

木造建築物構造の開発・設計・製造販売

圧密処理を施したフローリング、壁、家具、ノベルティー等の開発・製造販売

国産材家具・ノベルティー等の企画開発・販売

高性能建材・設備の取り扱い(V2H・蓄電池・太陽光等含む)ZEHの支援

URL

https://www.houscrum.co.jp/

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このページに関するお問い合わせ

脱炭素社会推進課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階

電話番号
  • 脱炭素係:058-214-2149
ファクス番号
058-264-7119

脱炭素社会推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。