脱炭素活動を行う企業や団体の紹介(山中製菓株式会社)

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ページ番号1024931  更新日 令和6年2月27日

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山中製菓株式会社

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ガスから電力にエネルギー転換

RE100%電力で製造時のCO2排出ゼロを実現

地球温暖化対策に取り組んだきっかけを教えてください

防虫対策の強化などを通じ窓を閉めきったことで、工場の室温が40度を超えるようになり、作業環境が悪化していました。

従業員の健康維持のため、ガス加熱をオール電化にすることで室温を下げようと考えました。

中部電力に相談したところ、全面的に協力いただき、キャンディ製造に適した鍋を選定、2007年工場をオール電化しました。

2005年の京都議定書発効直後で、オール電化を通じて脱炭素に繋がる可能性を考え、1年かけて電気使用量を測定したところ、約18%のCO2削減になっていました。

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具体的にどのような活動や取り組みをしていますか

2011年の東日本大震災で原発が止まったことで電力の原単位が上昇、CO2削減効果がなくなってしまいました。

2019年新電力がCO2ゼロの電力を販売していることを知り、経済的にもメリットがあったため、契約を変更し、工場からのCO2排出をゼロにしました。

2021年4月RE100%プランに変更し、RE100%でのキャンディ製造を実現しました。2022年6月末に電力高騰で新電力が売電から撤退。4ヶ月の最終保証電力を経て、11月に市場と連動したRE100%電力に復帰、2023年3月に工場の屋上に太陽光発電機を設置し、約40%の自家発電を実現しました。

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活動や取り組みによってどのような効果が出ていますか

オール電化で工場が快適になり、新卒の若い社員が定着。ベテランだけの工場の若返りに成功しました。

更に電力料金が大幅に下がりました。中部電力時代は40万円程度。最終保証電力の時には64万円に達していた電力料金が、今は20万円前後。電力の市場価格が低かった時は、12万円と1/5になることも。

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今後の展開や展望について教えてください

コストダウンなどの経済効果だけの脱炭素に限界を感じています。積極的にビジネスに役立てるように、取引先に脱炭素をPRしています。菓子業界でこのレベルまでやっている会社は無く、反応はまだまだですが、脱炭素をすると商品の取り扱いが増え、商品が売れる環境を作っていきたいです。原料などの脱炭素が進まない中で、自社の活動領域の脱炭素を表示できるマークなどが欲しいです。

会社概要

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会社名

山中製菓株式会社

所在地

岐阜市西荘4−3−19

設立

1934年(昭和9年)

代表者

中西 謙司

事業内容

菓子製造

URL

http://www.yamanaka-seika.co.jp/

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脱炭素社会推進課
〒500-8701 岐阜市司町40番地1 市庁舎14階

電話番号
  • 脱炭素係:058-214-2149
ファクス番号
058-264-7119

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