「子ども会」とは
子ども会とは、小さい子から大きい子(4歳児~高校3年生相当年齢)までが入りまじって、自分たちで相談して計画を立て、仕事を分担して自分たちにとって楽しい活動をのびのびとすすめていく、子どもたちの集まりです。
異年齢で集う貴重な機会が「子ども会」
ひと昔前まで、学校から帰った子どもたちは、宿題もそこそこに近くの公園や空き地にでかけ、大きい子も小さい子もいっしょになって、時間を忘れて遊んだものです。しかし、TVゲームの登場や、塾・習い事にかける時間の増加、さらには子どもたちの安全な遊び場所であるはずの公園が安心とは言えなくなってきたことなどにより、子どもたちが異年齢の集団で遊ぶ機会は著しく減少しています。
このような生活の変化が、子どもたちの社会性の発達を妨げ、創造力の欠如につながっていく一因になっているのではないかと言われています。キレる子どもの増加、昔では考えられないような犯罪の発生も、「社会性」の未発達が原因のひとつではないかと考えられています。
子ども会では、異年齢の仲間とかかわりながら遊ぶことを通して、子どもたちの社会性の発達やよりよく生きるための創造力を身につけていくことをめざしています。小さい子は大きい子の姿にあこがれをもち、すすんで活動に参加し、大きい子は助け合って小さい子の面倒をみながら子ども会の運営をしていく。そういった活動の積み重ねが、豊かな社会性を身につけることにつながるのです。
地域で子どもを育てる場の一つとしての「子ども会」
『子どもは学校と家庭と地域が一体となって育てる』と言われます。学校では学力を中心に、家庭では愛情と厳しさのあるしつけを中心に、そして地域では社会性を育てることを中心に、三者がうまく絡み合って教育を行ってこそ、子どもは正しく育つのです。
さて、それぞれの場で子どもを育てる核となる役割を果たすのは誰でしょう。学校では「教師」。家庭では「保護者」。では、地域で中心となるのは誰なのでしょうか。自治会長さん?青少年育成市民会議の方?それとも町内の役員さん?どれも正解ですが、忘れてはいけない人がいます。それはあなた自身です。あなたもれっきとした地域の一員だからです。
「子ども会の役員を引き受けることが負担である」と思ってみえる方は少なくありません。「子どもを参加させなければ役員があたることもないから、うちの子は子ども会へ入れません」と、親の都合で子ども会に入会させないということもあるようです。せっかくの子どもを育てるチャンスを、後ろ向きにとらえてしまうのはもったいないことではないでしょうか。
「自分にとって負担ではあるが、子どもの将来にとって役に立つ活動であるから、できる範囲で協力する。」と前向きに考えていきたいものです。それはまた、一番身近な地域貢献(=ボランティア)であるとも言えるのです。
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