手力の火祭
イベントカテゴリ: 祭り・催し
爆竹音が鳴り響く中、花火神輿が乱舞する
岐阜県重要無形民俗文化財に指定されている勇壮な火の祭典です。夜7時頃になると、境内に設けられた高さ約20mの滝花火に点火。爆竹音が境内に響き渡る中、花火が仕掛けられた神輿を裸男たちが威勢良く担ぎ乱舞します。激しい火の粉が降り注ぐ中、観客は炎と音の競演に酔いしれます。
- 開催日
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令和5年4月8日(土曜日)
(毎年4月第2土曜日)
- 開催場所
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手力雄神社(岐阜市蔵前6丁目8-22)
- 内容
午後2時30分 長持宮入開始
午後6時45分 飾り神輿宮入完了
午後6時55分 御神灯点火
午後7時30分 滝花火点火午後8時35分 手筒花火に点火
午後8時55分 仕掛け花火・山焼き花火に点火
午後9時10分 終了※火災警報等により、内容が変更になる場合があります。
- アクセス
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名鉄岐阜駅から名鉄各務原線「手力駅」下車、徒歩5分
またはJR岐阜駅からJR高山本線「長森駅」下車、徒歩15分
- 駐車場
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なし ※公共交通機関をご利用ください。
- 主催
- 岐阜手力火祭実行委員会
- 問い合わせ
- 手力雄神社(神社社務所) 電話058-245-2520
- ウェブサイト
手力の火祭 基本情報
起源
成立時期ははっきりしませんが、1760年代(明和年間)に一時中断し、1805年(文化2年)に復活したと言われていることから、少なくとも江戸時代中期には祭りが存在していたと考えられます。もとは10月22日(旧暦9月14日)に行っていましたが、伊勢湾台風の襲来と岐阜市との合併を機に、岐阜まつり(伊奈波神社)と同じ4月5日に開催日を変更し、現在は4月第2土曜に実施されています。当時は手花火、からくり、立火などが行われていたようですが、時代の中で変遷を経て、今の形になっています。
祭りの参加地域
北長森(野一色、前一色、佐兵衛新田、水海道、岩地、北一色)6地域
南長森(細畑、切通、蔵前、高田、手力、芋島、東中島)7地域
行程の解説
神輿度御
8地域(南長森の全地域と野一色)の長持と飾り神輿が爆竹と半鐘を長りながら町を練り歩きます。
飾り神輿は毎年、各町内でアイデアと工夫を凝らして作成されています。
長持宮入
手力雄神社に長持が奉納されます。現在の長持は空ですが、昔は花火を中に入れて奉納していたそうです。
飾り神輿宮入
飾り神輿が手力雄神社に入場します。8つの神輿が境内に勢ぞろいします。
境内には各地域が作成した「やま」と呼ばれる人形などを使った装飾物などがあり、神輿は自分の地域のやまの前で待機します。
御神灯点火
高さ約20mの木製の竿に10個の行灯を付けた、三角形の御神灯(御幣行灯)に火を入れます。
御神灯は北長森で6本、南長森で7本の計13本あり、それぞれの地域の名前が掲げられています。
導火線とロケット花火を使用し、地面から御神灯にむけて火を放ち点火します。
10個の行灯すべてに上手く火が付くと、歓声が上がります。
御神灯の点火方法には各地域で様々な工夫や仕掛けが施してあり、火の入り方の違いを比べるのも楽しみの一つです。
滝花火点火
約20mの高さにある滝花火に火をつけ、降り注ぐ火の粉の中で男たちが威勢よく神輿を担ぎます。
やがて神輿に仕掛けられた花火にも点火し、激しい火の粉が吹き上がり、半鐘と爆竹音が鳴り響く中、男たちは乱舞します。
火の粉を浴びると1年間無病息災になる、という言い伝えもあるそうです。
手花火(舞花火・手筒花火)点火
男たちが境内の立火棚に立ち、手筒花火をもって一斉に点火して奉納します。
火棚の下では、男たちが火の粉を浴びながら半鐘を力強く鳴らし続けます。
山焼き花火
立火棚の背後にある「やま」に仕掛けられた花火に点火します。
打上花火
祭りのフィナーレを告げる花火を打ち上げます。この後神輿は神社を退出し、それぞれの町内に戻っていきます。
ここが見どころ
なかでも滝花火の火の粉が降り注ぐ中、飾り神輿が乱舞する場面は、この祭りの代名詞とも呼べる勇壮な瞬間です。
盛り上がりは最高潮に達し、観客もその熱気に圧倒されるでしょう。



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