(2012年10月11日更新)
テーマ「地産地消と市民農園について」
※調査結果の分析内容等につきましては、岐阜市農林部農林園芸課へお問い合わせください。
調査概要
質問1 家族構成を教えてください。
質問2 地産地消(ちさんちしょう)についてご存じですか?
質問3 地産地消とは、「地元でとれた生産物を地元で消費する」という意味ですが、今後は、地元産品を購入して、「地産地消」を実践しようと思いますか?
質問4 普段、野菜などの農林水産物はどこで入手することが多いですか?
質問5 野菜などの農林水産物の購入の決め手となるポイントは何ですか?
市内には方県地区に市民の方が収穫の体験や農地を借りて野菜の栽培をすることができる「岐阜市健康ふれあい農園(以下、市民農園)」があります。
質問6 市民農園の存在を知っていますか?
質問7 市民農園を利用してご自身で野菜を栽培してみたいと思いますか?
質問8 質問7において「1.思う」と答えた方にお尋ねします。野菜を栽培してみたいと思う理由は何ですか?
質問9 質問7において「1.思う」と答えた方にお尋ねします。実際に農地を借りて野菜を栽培する際に重要視することは何ですか?
質問10 質問7において「1.思う」と答えた方にお尋ねします。利用料金について、年間いくらであれば利用したいですか?(農地面積30平方メートル程度)
質問11 質問7において「2.思わない」と答えた方にお尋ねします。野菜を栽培したいと思わない理由は何ですか?
調査結果について
調査概要
1 調査目的
地元でとれた生産物を地元で消費する「地産地消」に関する意識調査および、農地を借りて自ら野菜を栽培できる「市民農園」に関する意向調査を行うことにより、本市の重要な施策の柱の一つである「地産地消立市」の実現に向けた今後の事業展開の参考とするためアンケートを行いました。
2 調査期間
平成24年8月31日(金)~9月17日(月)
3 回答者数/調査対象者数
146人 / 181人 (約 80.7%)
4 調査対象者の属性
性別
年代
20代 |
7人 |
30代 |
49人 |
40代 |
34人 |
50代 |
27人 |
60代 |
17人 |
70代 |
12人 |
職業
職業 |
人数 |
会社員 |
27 |
自営業 |
6 |
公務員 |
2 |
団体職員 |
0 |
自由業 |
2 |
会社役員 |
1 |
派遣社員 |
4 |
パート |
19 |
家事 |
45 |
学生 |
4 |
無職 |
29 |
その他 |
7 |
質問1 家族構成を教えてください。
1.単身 |
6 |
2.夫婦のみ |
31 |
3.親子 |
89 |
4.三世代同居 |
19 |
5.その他 |
1 |
質問2 地産地消(ちさんちしょう)についてご存じですか?
1.言葉も意味も知っている |
93.1% |
2.言葉は知っているが意味が分からない |
3.4% |
3.全く知らない |
3.4% |
質問3 地産地消とは、「地元でとれた生産物を地元で消費する」という意味ですが、今後は、地元産品を購入して、「地産地消」を実践しようと思いますか?【複数回答可】
1.強く思い、日々実践している |
27.3% |
2.そう思い、時々実践している |
60.2% |
3.あまり思わない |
12.3% |
質問4 普段、野菜などの農林水産物はどこで入手することが多いですか?【複数回答可】
1.スーパーマーケット |
131 |
2.農協等の直売所 |
65 |
3.生協 |
23 |
4.八百屋などの商店 |
56 |
5.通信販売 |
29 |
6.自分で生産 |
1 |
7.その他 |
4 |
その他意見
- 親族が畑をやっている。
- 頂き物、道の駅
- 道路脇にある無人販売所を見かけたときや近くの喫茶店へ農家の人が持ち込んで販売依頼している野菜など見かけたとき。
- 農協のおんさい市場
- ご近所の友達に貰います。有難い新鮮な野菜ばかりです!
- 農家から頂く
質問5 野菜などの農林水産物の購入の決め手となるポイントは何ですか?【複数回答可】
1.鮮度 |
134 |
2.価格 |
120 |
3.旬や季節感 |
68 |
4.味 |
36 |
5.栄養 |
21 |
6.産地や生産者 |
68 |
7.低農薬、無農薬 |
45 |
8.その他 |
2 |
その他意見
- 農薬、今後は遺伝子組換えでないものなど、思いつく限り安全なもの。できれば露地栽培などで作られた自然なもの。
- 販売者の好感度
本市では、方県地区に「岐阜市健康ふれあい農園(以下、市民農園)」を設置し、市民の皆さんに貸付を行っています。
問6 市民農園の存在を知っていますか?
1.知っている |
65.0% |
2.知らない |
35.5% |
質問7 市民農園を利用してご自身で野菜を栽培してみたいと思いますか?
質問8 質問7において「1.思う」と答えた方にお尋ねします。野菜を栽培してみたいと思う理由は何ですか?【複数回答可】
1.趣味 |
23 |
2.安心、安全な野菜を育てたい |
33 |
3.余暇を楽しむ |
10 |
4.子供(孫)への食農体験 |
16 |
5.健康増進のため |
9 |
6.その他 |
1 |
その他意見
質問9 質問7において「1.思う」と答えた方にお尋ねします。実際に農地を借りて野菜を栽培する際に重要視することは何ですか?【複数回答可】
1.利用料金 |
31 |
2.市民農園までの距離 |
42 |
3.栽培に関する専門家による指導 |
23 |
4.農機具のレンタル |
18 |
5.農地面積 |
10 |
6.その他 |
0 |
質問10 質問7において「1.思う」と答えた方にお尋ねします。利用料金について、年間いくらであれば利用したいですか?(農地面積30平方メートル程度)
12,000円 |
4 |
10,000円 |
5 |
5,000円 |
17 |
3,000円 |
6 |
1,000円 |
3 |
その他意見
- 5万円
- 3万円
- 24,000円
- 20,000円
- 15,000円
- 1,500円
- 1,200円
- 100円
- 1万円以下
- 5,000円から1万円
質問11 質問7において「2.思わない」と答えた方にお尋ねします。野菜を栽培したいと思わない理由は何ですか?【複数回答可】
1.興味がない |
19 |
2.購入したほうが安い |
16 |
3.自分で栽培している |
25 |
4.利用料金が高い |
13 |
5.時間が取れない |
32 |
6.市民農園までの距離が遠い |
41 |
7.栽培に関する知識がない |
26 |
8.農機具を持っていない |
20 |
9.収穫体験のみ参加したい |
9 |
10.その他 |
17 |
その他意見
- 親族の畑を手伝っている
- 借りられる農地を探している方は少なくないので、市民農園や使わない農地を気軽に借りられる制度があるのはいいことだと思います。
- 畜産センターがあるのだから、1日楽しめる農業パークがあっても面白いかもしれません。岐阜には似合うのでは?
- 時間があれば、やってみたいとは思う。
- 3年位前までは農園栽培をしてみたく思っていましたが、ちょうどその頃、足腰を痛め残念ながらできません。健康ならば、やってみたいです。
- 虫が苦手なため農作業をする自信がない。
- 2年ほど前、車で30分程の所で母と野菜を育てていましたが、時間がなくなり、ガソリンを使ってやるメリットに疑問をもちました。
- 十年以上前、子供が幼いころ栽培体験をさせたかったから、藍川橋の近くの市民農園を3年ほど体験しました。街に住んでいて庭も満足にない我々は、作物作りだけでなく土に触れることができ、虫にも出会えて、有意義な体験ができました。作物づくりの講習もあったように思います。しかし、畑は近くにないとダメということを学びました。近くにあれば隙間時間でちょくちょく畑に行けますが、遠いと時間を作っていかなければならない。面白かったのですがもっと近くに市民農園があったらなあと思います。近くにあったら年10500円でも借りると思います。
- 今は共働きで時間は取れないので、収穫体験のみ家族で楽しんでいます。その際、老夫婦の皆様が夫婦ご一緒に育てているのを見て、私たちもあぁなりたいねと話しています。老後までこのシステムが続いてほしいです。
- 現状では仕事と地域活動で時間がとれないので、やりたいがやれない。
- 子育て世代のため、時間の使い方がいろいろあり、定期的な時間と栽培の学習ができないと思う。そのため、せめて食するものは地元の物を食べ子供に岐阜の植栽を伝えようとしている。地元のものが安全に安く食べられたら良いと思う。
- 岐阜市内近郊には、多くの遊休農地が散在している。その活用のためにも、農林園芸課が、或いは農協と連携して、農地所有者と農業体験を望む市民とのマッチングに努めるべきと思う。高齢化が進む中、方県一か所では遠すぎ、使用料も高く、多くの市民は身近な場所で体験したいと望んでいると思います。また、農地の管理のためにも、格安で農地を貸したい農家も多いと思います。そして、今もあるかどうかわかりませんが、福祉部で実施している、老人健康農園との整合性も検討されてはいかがでしょうか。
- 畑まで行き来するのが面倒。作っても、上手くいくかわからないし、たくさん採れても、食べきれない。お裾分けするといっても、結構同じ時期に、同じものを貰ったりする。
- 野菜に関しては季節ものはほぼ自給出来る。 耕作放棄されている草畑を有効活用出来ると良い。 また利用料金が10500円であることを初めて知ったがもっと安くし、借りやすくする。更に岐阜市北部に限らず市内各地で農園をJAなどと共同で開設すると良い。
調査結果について
- 「地産地消」の言葉については、既に認知されていると同時に、普段の買い物から意識されている割合が高いことが判りました。
- 農産物購入の決め手として、「鮮度」、「価格」を重視していることが判りました。
- 現行の方県地区の健康ふれあい農園は距離、利用料金の面で課題があることが判りました。一方で、身近な場所で農業体験をしてみたい、遊休農地や耕作放棄地を市民農園にという意見も多くありました。
本市では、今年度から市民の皆さんが気軽に農業体験ができる場所として、市内各地において遊休農地等を活用した市民農園の開設支援事業を行っていますので、開設した際には積極的に利用して頂きたいと思います。