(2018年6月29日更新)
カワゲラウオッチング(水生生物調査)とは
環境省と国土交通省がとりまとめている調査で、主に小中学生を対象として実施しています。岐阜県ではきれいな水の指標生物であるカワゲラ類が多く見られることから、「カワゲラウォッチング」という名称で普及しています。
身近な河川にどのような水生生物が生息しているかを調べ、水生生物相や水の汚れの程度を確認します。調査を通して、河川環境保全の重要性を認識してもらうことを目的としています。
調査では、水生生物を採集し、採集された指標生物の種類から水質階級を判定します。また、試薬(パックテスト)を用いて、pH(水素イオン濃度ー酸性、中性、アルカリ性を示す指標)、COD(化学的酸素要求量-水の汚れを示す指標)を計測し、水質を判定します。
水質階級 |
水質 |
指標生物 |
水質階級I |
きれいな水 |
カワゲラ類、ヒラタカゲロウ類、ナガレトビケラ類、ヘビトンボ、
サワガニなど |
水質階級II |
ややきれいな水 |
コガタシマトビケラ、ヒラタドロムシ類、
コオニヤンマ、ゲンジボタル、カワニナ類など |
水質階級III |
汚い水 |
ミズカマキリ、ミズムシ、シマイシビル、
ニホンドロソコエビ、タニシ類など |
水質階級IV |
とても汚い水 |
チョウバエ類、アメリカザリガニ、サカマキガイ、エラミミズなど |
