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生産地から 枝豆

生産地から 枝豆
(2010年10月6日更新)

2004年3月現在

さやの色濃く粒揃いの枝豆

暑い季節のビールには、ほどよくゆで上げた枝豆がよく合います。この枝豆の生産量、粗生産額が全国の市町村単位でトップクラスの地、岐阜市では、初夏から晩秋までの季節限定の日本の味覚が、生産者のたゆまぬ努力と安全・安心農業によって守られています。

長良川水系は枝豆栽培の好適地

日本列島のほぼ真ん中に位置する岐阜県の中でも、岐阜市はさらにまん真ん中の県南部にあり、ここはいわば日本のおへそ。市内中央部には鵜飼で有名な清流、長良川が東西に流れ、その先には信長が「天下布武」を唱えた岐阜城を山頂にいただく金華山の緑豊かな姿をのぞむことができます。この長良川は岐阜の人々にとって母はなる川ともいうべきところ。というのも、市内で最も盛んな畑作地はこの川の堆積上の土にあり、その土質は5~6メートル掘っても砂地。浸透性が高く水はけの良い長良川水系のこの土地は、野菜栽培でもとりわけ、枝豆の栽培には絶好の条件を備えています。加えて、廃液を流し込むような工場を置かないことが澄んだ川の流れを保ち、ほうれんそう、大根などの野菜や枝豆などがその水分を得て、生き生きと育つ環境も守られています。

環境にやさしい農業

主流である長良川と支流の伊自良川などに囲まれた形で存在する島地区は、岐阜の枝豆栽培発祥の地として知られたところ。ここで作られる枝豆は昔から糖度が高くてこくがあり、さらに豆質のきめが細かく、舌ざわりが良いのが特徴です。これを順調に出荷するため、様々な難題解決に努力を重ねてきたのが、岐阜市園芸振興会えだまめ部会・部会長の井川正彦さん。井川さんもこの地で枝豆作りに励んできました。岐阜県が平成7年から推し進めているクリーン農業への実現に向けての取り組みや、そのスローガンの一環である有機物資源のリサイクルによる土作りや、減農薬栽培などの環境にやさしい農業の実践者でもあります。

井川さんはおよそ1町3反の畑地にサヤニシキやミノニシキなど、5~6品種の枝豆を栽培しています。ここ数年は市場人気の高い茶豆や黒豆も手掛けるなど、畑には時代の風も敏感に反映させています。種まきから約100日で収穫出来る枝豆は、毎年2月頃にハウス栽培用に最初の種まきをするのを皮切りに、10月下旬ごろの最後の収穫期に合わせて間をずらしながら種をまき、順に収穫していきます。そして、枝豆ほどの規模ではないにしろ、秋冬は輪作の大根、ほうれんそうの収穫も待っているので、井川さんの1年は忙しく過ぎていきます。

   
枝豆畑 井川正彦さん
井川正彦さん(岐阜市園芸振興会えだまめ部会・部会長)

「ずっと妻(利子さん)と二人三脚でやってきましたが、最近は長男にまかせることも多くなって、頼もしく感じています」

 

 

品質保持に万全を期す

「いい枝豆ができても、出荷時にクレームがつくと水の泡です。例えば、朝採りしてすぐ袋詰めにすると、ほてりのために袋の中が汗をかいたように曇ってしまいます。これは傷みの原因になりやすいので、洗浄後は専用の冷蔵庫で一晩落ちつかせます。翌日、共同選果場に持ち込んで選別、袋詰めにしたものを今度は農協で再検査します。つまり、違う人の目で見直すということですね。出荷体制が整うのは収穫から2日目ですが、厳しい検査を経た分、品質は万全です」と井川さん。

農家が個々に大型冷蔵庫を保有し、また、平成15年以降は、それまで使っていたネット状の袋を、鮮度保持フィルムという水分は通さず空気を通す特殊加工の袋に切替えるなど、さらなる品質向上を目指しています。

「岐阜市の枝豆は冷蔵庫で1週間は持ちますが、何の薬品処理をしているわけでもないのにさやの緑は色あせず、中の豆も新鮮だと評判です。徹底した品質管理をしているせいか、ほとんど不良品は出ませんし、クレームも少ないのは生産者として誇りですね」。

井川さんの妻・利子さんに聞くおいしい枝豆料理

色よくゆでるには

枝豆を洗ってボウルかすり鉢に入れ、やや多めに塩をふって塩がなじむまでもむ。これを塩少量を加えた熱湯に入れ、さやが1~2個はぜるまで10分ほどゆでる。ざるに上げてうちわか扇風機の風を送り、急いで冷ませば出来上がり。

煮物の写真 



ひじきの煮物、筑前煮、大根とツナの煮物など、醤油色に染まる煮物には、ゆでてさやと薄皮をむいた枝豆を散らすと、彩りよく盛り映えする





枝豆・我が家のとっておきな「食べ方」

枝豆の枝石橋摩橘さん(愛知県葉栗郡)から

カレーに入れたら大ヒット!枝豆カレー

 

無類のカレー好きの主人に、体にいい枝豆をたくさん食べさせたくて、カレーに入れたら「食感もよくておいしい」と大好評!以来、わが家のカレーには枝豆が入っています。ひき肉でつくるドライカレーにもよく合うんですよ。