第3回 「史跡岐阜城跡の公開方法について」

第3回 「史跡岐阜城跡の公開方法について」
(2020年9月11日更新)

テーマ「『史跡岐阜城跡の公開方法について」

調査概要

 

質問1 岐阜公園ロープウェーのりば東側一帯で公開されている山麓部居館跡を知っていますか。
 
質問2 質問1で「1.知っている」と答えた方にお聞きします。山麓部居館跡を訪れたことがありますか。
 
質問3 質問2で「1.訪れたことがある」と回答した方にお聞きします。山麓部居館跡にどのような整備を期待しますか。【複数回答可】
 
質問4 質問2で「2.訪れたことがない」と回答した方にお聞きします。どのような整備がされれば山麓部居館跡に訪れたいと思いますか。【複数回答可】
 
質問5 山麓部居館跡の整備を実施するにあたり、ユニバーサルデザインを取り入れた整備方法としてどのようなものがあると良いと思いますか。【複数回答可】
 
質問6 岐阜城跡の魅力を紹介するガイダンス施設を整備する場合、ユニバーサルデザインを取り入れた公開方法としてどのようなものがあると良いと思いますか。【複数回答可】
 
質問7 史跡岐阜城跡の山上部に訪れたことがありますか。
 
質問8 質問7で「1.訪れたことがある」と回答した方にお聞きします。岐阜城跡山上部にどのような整備を期待しますか。【複数回答可】

 

質問9 質問7で「2.訪れたことがない」と回答した方にお聞きします。どのような整備がされれば岐阜城跡山上部に訪れたいと思いますか。【複数回答可】

 

質問10 岐阜城跡山上部の整備を実施するにあたり、ユニバーサルデザインを取り入れた整備方法としてどのようなものがあると良いと思いますか。【複数回答可】

 

質問11 その他、史跡岐阜城跡におけるユニバーサルデザインを取り入れた整備・公開方法についてご意見などがありましたらご記入ください。

 

質問12 その他、史跡岐阜城跡について、ご意見などがありましたらご記入ください。

調査概要

1 調査目的

 岐阜市では史跡岐阜城跡の魅力の発信、次世代への継承を目指し、史跡岐阜城跡整備事業に取り組んでいます。その中で、岐阜城の価値を年齢・言語・障がいの有無などに関わらず沢山の人に伝えることができるようにユニバーサルデザインを取り入れた整備や公開方法について検討をしています。今回のアンケートでは、史跡岐阜城跡における整備・公開方法についてお聞きし、今後の整備事業の一助とするものです。

 

※史跡岐阜城跡とは
 岐阜城跡は稲葉山城とも呼ばれ、戦国時代に斎藤氏や織田氏などが居城とした城跡です。平成23年度には山麓部の居館跡を含めた金華山一帯が「岐阜城跡」として国の史跡に指定されました。今回お聞きする岐阜城跡は国の史跡に指定された金華山一帯の範囲を指します。

2 調査期間

令和2年7月30日(木曜日)~8月13日(木曜日)

3 回答者数/調査対象者数

 181人/ 200人(90.5%)

4 調査対象者の属性

性別

性別グラフ

男性 73人(40%)
女性 108人(60%)
年代別

年代別グラフ

10代 1人(1%)
20代 9人(5%)
30代 48人(26%)
40代 37人(20%)
50代 31人(17%)
60代 32人(18%)
70代 20人(11%)
80代 3人(2%)
職業別

職業別グラフ

会社員 41人(22%)
公務員 7人(3%)
自営業 9人(5%)
団体職員 4人(2%)
自由業 1人(1%)
会社役員 3人(2%)
派遣職員 1人(1%)
パート・アルバイト 37人(20%)
家事 38人(21%)
学生 3人(2%)
無職 32人(18%)
その他 5人(3%)

質問1 岐阜公園ロープウェーのりば東側一帯で公開されている山麓部居館跡を知っていますか。

質問1グラフ

1.知っている 101人(56%)
2.知らない 80人(44%)

質問2 質問1で「1.知っている」と答えた方にお聞きします。山麓部居館跡を訪れたことがありますか。

質問2グラフ

1.訪れたことがある 58人(55%)
2.訪れたことがない 47人(45%)

質問3 質問2で「1.訪れたことがある」と回答した方にお聞きします。山麓部居館跡にどのような整備を期待しますか。【複数回答可】

質問3グラフ

1.岐阜城の歴史を学習することができる整備 33件
2.庭園や石垣を復元して当時の様子を体感できる整備 43件
3.当時の建物の様子を体験できる整備 39件
4.季節の草花を楽しむことができる整備 5件
5.素晴らしい眺めを楽しむことができる整備 7件
6.運動やハイキングを楽しむことができる整備 5件
7.定期的なイベントが楽しめる整備 11件
8.何もせず、今のままが良い 4件
9.その他(具体的に) 1件

<その他>※一部抜粋

  • 山麓部居館跡で、VRを使ってCGを見れるようになると良い。
  • 当時の忠実な居館の復元。
  • タブレット・スマホを居館跡に向ければ、当時の居館のCGが表示されるソフトの開発。

質問4 質問2で「2.訪れたことがない」と回答した方にお聞きします。どのような整備がされれば山麓部居館跡に訪れたいと思いますか。【複数回答可】

質問4グラフ

1.岐阜城の歴史を学習することができる整備 23件
2.庭園や石垣を復元して当時の様子を体感できる整備 34件
3.当時の建物の様子を体験できる整備 29件
4.季節の草花を楽しむことができる整備 14件
5.素晴らしい眺めを楽しむことができる整備 21件
6.運動やハイキングを楽しむことができる整備 17件
7.定期的なイベントが楽しめる整備 16件
8.その他(具体的に) 4件

<その他>※一部抜粋

  • テレビの県政ホットラインであったり、柴橋市長のコラムで触れたりしたら、興味を持って寄ると思う。
  • 岐阜らしい飲食店を誘致。

質問5 山麓部居館跡の整備を実施するにあたり、ユニバーサルデザインを取り入れた整備方法としてどのようなものがあると良いと思いますか。【複数回答可】

質問5グラフ

1.移動が容易となるスロープなどの設置 97件
2.見学する順路が分かるようなサインなどの設置 76件
3.現地での多言語解説板の拡充 43件
4.庭園などの「音」(滝の流れる音など)を活用した演出の導入 47件
5.手で触れて体感できる展示の整備 48件
6.音声案内の導入 33件
7.スマートフォンで利用できる解説アプリの開発 55件
8.多目的トイレの設置 52件
9.その他(具体的に) 6件

<その他>※一部抜粋

  • 山麓部近くの多目的トイレに、子供専用の小さい便器。
  • 障がい者の方向けのロープウェー乗り場の建物からつながる通路。
  • ゆっくりと休憩ができる広場や休憩スペースなど。
  • 展望台。
  • 順路が分かるサイン。

質問6 岐阜城跡の魅力を紹介するガイダンス施設を整備する場合、ユニバーサルデザインを取り入れた公開方法としてどのようなものがあると良いと思いますか。【複数回答可】

質問6グラフ

1.手で触れることのできる出土品のレプリカや史跡のジオラマなどの展示の拡充 89件
2.多言語翻訳や点字のついたパンフレットの配布 66件
3.字幕のついた岐阜城跡を紹介した映像の放映 70件
4.VRシアターなど、体験型の映像の放映 102件
5.戦国時代の暮らしを体験できるなど、体験型展示の導入 93件
6.その他(具体的に) 10件

<その他>※一部抜粋

  • スマホを利用した、映像表示。(自分のスマホのカメラを向けると、CGで作成した映像が表示するような仕掛け。)
  • Wi-Fiを利用した、多言語対応の音声ガイドをスマホで聞きながら見学できるしくみ。
  • 「3.字幕のついた岐阜城跡を紹介した映像の放映」の一画面毎の表示時間 を通常より気持ち長くして、速読が苦手になっている高齢者にも理解できるよう配慮する。
  • 岐阜城跡と「大河ドラマ 麒麟が来る」を連動させたARマップをスマホで表示できるようにする。
  • 映像で紹介する際などに土や草、馬など、象徴的な物の匂いなどのVR/AR体感が得られるもの。
  • 多言語対応について、設置してあるQRコードを読み取って、各言語が出てくるページにアクセスできるようにする。

質問7 史跡岐阜城跡の山上部に訪れたことがありますか。

質問7グラフ

1.訪れたことがある 130人(72%)
.訪れたことがない 51人(28%)

質問8 質問7で「1.訪れたことがある」と回答した方にお聞きします。岐阜城跡山上部にどのような整備を期待しますか。【複数回答可】

質問8グラフ

1.岐阜城の歴史を学習することができる整備 58件
2.戦国時代の石垣を間近で見学できる整備 68件
3.素晴らしい眺めを楽しむことができる整備 75件
4.運動やハイキングを楽しむことができる整備 36件
5.定期的なイベントが楽しめる整備 32件
6.何もせず、今のままが良い 18件
7.その他(具体的に) 6件

<その他>※一部抜粋

  • 高齢者や子ども、障がい者向けに休憩出来る場所の整備とロープウェー付近での軽食等の販売。
  • 順路を示した方が良い。
  • 各時代の遺構を、なるべく当時のままで、余計な手を加えない状態で見ることができると嬉しい。
  • かつての城主達が岐阜城の天守閣から見ていた景色を再現した絵を飾ることで時代の変化が見ることができると思う。
  • ポイント貯めたらクジが引けて歴史博物館の入場券や金華山ロープウェー乗車券あるいは近場の飲食店の割引券が当たるなどのスマホを使ったポイントラリー。
  • 現状維持(メンテナンス)を続け、自然環境を重視してほしい。

質問9 質問7で「2.訪れたことがない」と回答した方にお聞きします。どのような整備がされれば岐阜城跡山上部に訪れたいと思いますか。【複数回答可】

質問9グラフ

1.岐阜城の歴史を学習することができる整備 12件
2.戦国時代の石垣を間近で見学できる整備 23件
3.素晴らしい眺めを楽しむことができる整備 29件
4.運動やハイキングを楽しむことができる整備 29件
5.定期的なイベントが楽しめる整備 22件
6.その他(具体的に) 4件

<その他>※一部抜粋

  • 石垣の一部にハート型に見える大きめの石を探し、「恋愛成就祈願に探してみてね」と紹介する。
  • 小さな子や体力のない人、体に不自由があっても岐阜城にたどり着けるといい。できれば岐阜城の隣にまでロープウェーを延長してほしい。

質問10 岐阜城跡山上部の整備を実施するにあたり、ユニバーサルデザインを取り入れた整備方法としてどのようなものがあると良いと思いますか。【複数回答可】

質問10グラフ

1.移動が容易となるスロープなどの設置 115件
2.ロープウェーなどの移動設備の拡充 74件
3.見学する順路が分かるようなサインなどの設置 79件
4.現地での解説看板の拡充 56件
5.手で触れて体感できる展示の整備 46件
6.スマートフォンで利用できる解説アプリの開発 74件
7.その他(具体的に) 6件

<その他>※一部抜粋

  • スマホの解説アプリについて、対象の位置情報(Bluetoothなど近距離リンクでよい)と連動した音
    声解説がよい。見学者が移動するだけで何もしなくても解説が聞けるようにする。
  • 手摺りの増設。
  • 多目的トイレの整備。性別、年齢、人工肛門、障がい、ベビーカーの使用などどんな人でも安心して
    行けると良い。トイレが整備され、綺麗だと気持ちがよく利用しやすい。
  • 休憩場所の充実化。

質問11 その他、史跡岐阜城跡におけるユニバーサルデザインを取り入れた整備・公開方法についてご意見などがありましたらご記入ください。

※一部抜粋

  • 史跡に手を加えたりすることなくそのまま見せることを重視し、楽しみながら学ぶことのできる施設を別に設けるのが良い。また、負担を次世代に負わせることのないよう努めてほしい。
  • 急斜面が多い場所なので、遠回りでも緩やかなスロープで手摺りを多めに作ってほしい。以前彦根城に行った際に入口に自由に借りれる杖(木製)が設置してあり、高齢者の方達がとても喜んでいたので、岐阜城でも高齢者の方に貸してほしい。
  • 授乳・オムツ替えができるスペースがほしい。
  • 山頂部は広くはないので、障がい者と同伴者のみをと対象する特別公開日を設けるべきではないか。
  • ロープウェーから山上部(城)までの整備(車椅子でも可能に)。
  • 山頂は道幅が狭い部分があるので拡張してほしい。
  • 曜日や日にちが限定でも良いので、ガイド付きのツアー開催。(手話通訳ガイドの日を含む。)
  • 無料Wi-Fiを充実させ、来場者がスマホで遠隔地の友人たちに岐阜城からの景色をZoom等のテレビ電話で広く配信できるようにする。
  • 駐車場の整備。誰もが気軽にまずは訪れることができる交通環境整備が必要。
  • コロナ対応策として、無数の観光客が手で触れるデザインは避けた方が良い。消毒しないと安心出来ないし、定期的に消毒するのは手間と費用がかかりすぎる。

質問12 その他、史跡岐阜城跡について、ご意見などがありましたらご記入ください。

※一部抜粋

  • 金華山周辺は史跡であるとともに、市民の憩いや散歩、運動の場でもあります。そうした機能も重視した整備をお願いします。
  • 大河ドラマが終わっても岐阜城跡を楽しめるよう、戦国時代の衣装を借りられる、またその時代にタイムスリップできるような施設があると楽しい。
  • ロープウェーから岐阜城までの通路・階段は、「左側通行」など看板があると良いです。 お互いゆずりあいは必要なことですが、人により左右通行がバラバラとなって交錯することも多いです。
  • 以前子どもをつれていったら階段や坂が大変でした。それも昔のような感じがあっていいのかなと思うが、歩きやすいルートがあったりするといいのかなと思う。
  • コンクリート建築のお城に魅力を感じない。最近は不燃木材なども開発されているので、次回修復工事のさいは木造建築に戻してみてはどうか。
  • あまり新しくするというよりも、うかがい知れるような感じがいいと思います。建物を建ててしまうのでなく、跡を残し、スマホなどVRを活用し実際どんな姿だったのか、それが時経てどのようになっているのかわかる方法はないのでしょうか。
  • 県内からの旅行者の割引があるといい。
  • 昨年名古屋から訪れた祖父ですが、駐車場に辿り着けなかったようで諦めて帰ってきました。私から見るとスマホもあってすぐに辿り着けるのですが、ナビもなくガラケーの祖父は青看板が頼りです。もっとたくさんわかりやすく一般車駐車場の印があってもいいのかなと思いました。
  • いつだったか忘れましたが数年前にあったメディアコスモスでの展示は素晴らしかったです。天守閣の映像やブランコに乗ったりでき、当時3歳くらいだった子供が「楽しかった」と今も覚えています。あのような展示がもっと頻繁にあったり、他のショッピングモールなどでもあれば楽しく興味をもってもらえるのではないかも思います。
  • 四方八方の下から眺めた岐阜城の姿を視覚的に印象付けるポスターの作製。岐阜城といえば織田信長、斎藤道三とばかり思うが、竹中半兵衛の稲葉山城襲撃も痛快だからもっとPRしてもよいのではないだろうか。
  • 全体としては、派手な感じより、趣のある整備を望みます。その方が、リピートを期待できると思います。金華山全体の自然を大切にした景観は素晴らしいので、ぜひ生かしてください。

調査結果を受けて

 史跡岐阜城跡の公開方法に関する12問のアンケートに、モニターの90.5%の方がお答えくださいました。多くの方にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 今回の調査で、山麓部居館跡で期待する整備として質問3、質問4合わせて「庭園や石垣を復元して当時の様子を体感できる整備」に77名、「当時の建物の様子を体験できる整備」に68名の方が回答されており、当時の姿を体感できる整備への期待が高いことが確認出来ました。また、山麓部と山上部で共通して「岐阜城の歴史を学習することができる整備」に多くの方がご回答頂きました。今後、学校教育等と幅広く連携し、検討してまいります。
 ユニバーサルデザインという点においては、山麓部、山上部共に移動に関するユニバーサルデザインに最も多くの回答を頂きました。岐阜城の価値を損なわず、一人でも多くの人に岐阜城の価値を伝えられるように方法を検討していきたいと思います。
 また、スマートフォンを活用した映像表示やマップ表示などの公開方法についても多くのご意見を頂きました。今後、スマートフォンを利用した活用方法や公開方法につきましても、調査研究を進めてまいります。
 他にも多くの貴重なご意見をいただきました。ご意見を踏まえ、今後も史跡岐阜城跡の魅力の発信、次世代への継承を目指し、整備事業に取り組んでまいります。

調査結果に関するお問い合わせ先

ぎふ魅力づくり推進部 文化財保護課 歴史遺産活用推進係

電話番号/058-214-2365 058-214-2365

E-mail/ bunkazai@city.gifu.gifu.jp