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動物由来感染症とは

動物由来感染症とは
(2019年3月22日更新)

「動物由来感染症」は、動物から人に感染する病気の総称で、「人と動物に共通する感染症」や「人獣共通感染症」とも呼ばれています。動物由来感染症には、人も動物も重症になるもの、動物は無症状で人が重症になるもの等、病原体によって様々なものがあります。

動物由来感染症を予防するために日常生活で注意すること

ペットとの過剰なふれあいは控えましょう

細菌やウイルス等が動物の口の中やツメにいる場合があるので、口移しでエサを与えたり、食器の共用はやめましょう。動物を布団に入れて寝ることも、濃厚に接触することになるので要注意です。

動物にさわったら、必ず手洗い等をしましょう

動物は、動物自身には病気を起こさなくても、人に病気を起こす病原体を持っていたり、動物の毛に寄生虫の卵等がついていることがあります。また、知らないうちに動物の唾液や傷口等にさわってしまうこともあるので、動物にさわったら必ず手洗い等をしましょう。

動物の健康状態に注意しましょう

飼っている動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には過剰なふれあいは特に控え、かかりつけの動物病院を受診してください。
※現時点においてはまれですが、SFTSウイルスに感染し、発症している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染することも否定できません。
(重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A 厚生労働省)

動物の身の回りは清潔にしましょう

飼っている動物はブラッシング、ツメ切り等、こまめに手入れをして清潔にしておきましょう。散歩等で外に出た後には動物の体表のチェックを行い、動物に付いたマダニは適切に駆除しましょう。小屋や鳥かご等はよく掃除して清潔に保ちましょう。タオルや敷物、水槽等は細菌が増殖しやすいので、こまめな洗浄が必要です。

ふん尿は速やかに処理しましょう

ふん尿が乾燥すると、その中の病原体が空気中に漂って、吸い込みやすくなります。ふん尿に直接ふれたり吸い込んだりしないよう気を付け、早く処理しましょう。

室内で鳥を飼育する時は換気を心がけましょう

羽毛や乾燥した排泄物等が室内に充満しやくなります。鳥かごや室内のこまめな清掃のほか、定期的な換気に努めましょう。

野生動物の家庭での飼育や野外での接触は避けましょう

野生動物はどのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物にはむやみに触れないようにしましょう。また、野生動物保護の観点からも、野生動物の飼育を避けましょう。なお、野生動物の肉(ジビエ)を食べる場合は、生食せず、中心部までしっかり加熱しましょう。

犬の狂犬病予防注射と登録等

犬の飼い主には狂犬病予防法で飼い犬の登録と狂犬病予防注射、鑑札と注射済票の装着が義務付けられています。犬と登録と年1回の狂犬病予防注射を必ず受けましょう。

世界の動物由来感染症 

世界では従来知られていなかったたくさんの新しい感染症が今も次々と見つかっています。そしてその多くが動物由来感染症であることもわかってきました。それらの中には感染力が強く重症化するものや、有効な治療法がまだないものもあります。動物由来感染症の数は、世界保健機関(WHO)で把握されているだけでも200種類以上あります。

日本の動物由来感染症 

世界中で数多くある動物由来感染症のすべてが日本に存在するわけではありません。日本には寄生虫による疾病を入れても数十種類程度しかないと言われています。このように日本に動物由来感染症が比較的少ない理由としては、次の3つが考えらています。
【1.地理的要因(温帯で島国)】
日本は全体として温帯に位置しているため、熱帯・亜熱帯地域に多い動物由来感染症がほとんどありません。また、島国であるため周囲の国々からの感染源となる動物の侵入が限られています。これらの地理的要因のため野生動物由来の感染症やマダニ・蚊等の節足動物が媒介する動物由来感染症が低いと思われます。 
【2.家畜衛生対策等の徹底】 

 日本では獣医学分野が中心となり家畜衛生対策、狂犬病対策を徹底して行ってきました。その結果、狂犬病は国内で一掃され、犬や家畜から人に感染するブルセラ病や結核などは、ほとんど国内では見られなくなりました。
【3.衛生観念の強い国民性】
日本人は、日常的な衛生観念の強い国民であると言われており、手洗いの励行やネズミ・ハエ等の対策を積極的に行ってきたこと等も関係があると思われます。

関連リンク

厚生労働省ホームページ(外部リンク)
国立感染症研究所ホームページ(外部リンク)