フグによる食中毒に注意しましょう

フグによる食中毒に注意しましょう
(2019年12月17日更新)

毎年、全国でフグによる食中毒が発生しています。フグ毒の毒性は強く、死者が出ることもあるので、注意が必要です。

令和元年12月には、自分で釣ったフグを調理(自家調理)して食べたことによる死亡事例が報告されました。フグ処理者が調理していない自家調理したフグは食べないようにしましょう。

フグ毒について

フグ毒はテトロドトキシンと呼ばれる神経毒(神経系を障害し、筋肉を麻痺させる毒)です。
毒力の強さはフグの種類と部位によって大きく異なり、同じ種類のフグでも、個体差があり、季節や漁獲海域によっても毒力が異なります。
フグの肝臓や卵巣などの内臓に多く含まれ、フグの種類によっては皮や筋肉に含まれる場合もあります。
フグ毒は熱や酸に強く、塩もみ、水にさらす、加熱などの一般的な調理では無毒化できません。

食中毒症状について

フグ毒による中毒症状は食後20分から3時間程度で現れます。
初期には口や指先にしびれが起こり、歩行がおぼつかなくなります。
次第に麻痺が全身に及び、呼吸困難、血圧低下などが起こり、重症の場合は死亡することもあります。
万が一フグを食べた後にしびれなどの症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。

予防のポイント

フグの素人調理は絶対にやめましょう。
フグによる食中毒の多くは家庭内での自家調理によるものです。
外見が似ていて見分けがつきにくいフグも多く存在します。
フグの調理には専門的な知識や技術が必要なため、釣ったフグやもらったフグを素人判断で調理しないでください。
また、日本では、フグの種類に関わらず、肝臓や卵巣は食べられる部位(可食部位)とは認められていません。
フグの肝臓や卵巣は絶対に食べないでください。

事業者の皆様へ

岐阜県では、飲食店や魚介類販売業などにおいて、営業で食用としてフグを処理、調理、加工または販売する場合には、あらかじめ保健所へフグ取扱営業の届出が必要です。
フグ取扱営業の届出

・フグ取扱営業のうち、処理(フグの有毒部位の除去または塩蔵処理すること)を行う施設(フグ処理施設)は専用の
 設備が必要です。

・フグの処理はフグ処理者が行わなければなりません。
 フグ処理者の資格を有する者とは
  1.岐阜県指定の講習会を受講し、所定の過程を修了したもの
  2.上と同等の資格があると認められるもの(他の都道府県のフグ処理者の資格があるなど)
・フグ取扱営業届出済証を掲示してください。
 交付された届出済証を、施設の見やすい場所に掲示してください。
・フグの肝臓の販売や提供は、食品衛生法で禁止されています。

関連情報

安全なフグを提供しましょう(厚生労働省)
小魚(豆あじ等)へのフグの混入にご注意ください。(岐阜市)