「達目洞(逆川上流)」が「平成の名水百選」に選定!!

「達目洞(逆川上流)」が「平成の名水百選」に選定!!
(2012年10月4日更新)

環境省が北海道洞爺湖サミット開催にちなみ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、昭和60年に選定した「名水百選」に加え、新たな「平成の名水百選」を選定することとなり、平成20年6月5日に岐阜市の「達目洞(逆川上流)」が選定されました。

達目洞(逆川上流)

清流逆川



選定の経緯

環境省では名水百選の選定(昭和60年)から20年以上を経過するなか、水を巡る社会情勢の変化を踏まえ、水環境保全の一層の強化を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水や水環境のなかで、特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているものを、現在の「名水百選」に加え「平成の名水百選」として選定しました。

選定方法及び選定に際しての評価事項

「平成の名水百選調査検討委員会」において次の評価軸に基づいて審査し選定されました。

  1. 水質・水量
  2. 周辺環境の状況(周囲の生態系や保全のための配慮など)
  3. 親水性・近づきやすさ(水への近づきやすさや安全性を重視)
  4. 水利用の状況(水利用の伝統を含む)
  5. 保全活動(保全活動の内容・効果を重視)
  6. その他の特徴・PRポイント(故事来歴や希少性など)

全国から推薦のあった162ヶ所の湧水等から100ヶ所が選定され、岐阜県からは達目洞(逆川上流)を含む4ヶ所が選ばれました。
なお、「平成の名水百選」は飲料水としての水質を保証するものではありません。達目洞の河川水は飲用に適していないので飲まないで下さい。


「達目洞(逆川上流)」の状況

達目洞には金華山からの湧水を水源とする逆川が流れ、絶滅危惧種のヒメコウホネをはじめとした貴重な動植物の宝庫となっています。ヒメコウホネ自生地は「岐阜市自然環境の保全に関する条例」で特別保全地区に指定しており、「達目洞自然の会」が地元自治会等と協働で自然環境の保全に務めています。
最近は湿地環境と里山景観の保全、子ども達の自然ふれあい体験の活動の場を提供するため、休耕田を利用した農業に取り組むとともに、地元小学校や幼稚園との連携により環境学習の場として活用するなど、広く市民を巻き込んで保全・啓発活動の展開を図っています。

達目洞の自然環境保全経緯

平成4年 達目洞においてヒメコウホネの生育を確認。岐阜環状線の建設計画の具体化にともない、ヒメコウホネの保全に向けて、県と市、市民団体などが協議開始。
平成16年4月1日 「岐阜市自然環境の保全に関する条例」を施行。同条例に基づきヒメコウホネを貴重野生動植物種に指定。
平成19年3月15日 ヒメコウホネ自生地を「達目洞ヒメコウホネ特別保全地区」に指定。
平成19年4月1日 自然環境保護監視員(5名)を設置
平成19年4月12日 「達目洞自然の会」を特別保全地区の管理団体に指定。

自然環境保全活動

自然観察会



「達目洞自然の会」(事務局長:加納一郎 会員数約50名)

達目洞自然の会」は達目洞を縦断する岐阜環状線建設が契機となり、平成4年から達目洞のヒメコウホネの観察会や保全活動を行なってきた市民団体や達目洞を愛する市民が達目洞の自然を守り育てることを目的に、平成14年5月に結成されました。
絶滅危惧種ヒメコウホネの保全をはじめ、里山環境の保全・再生・創出活動に取り組み、毎月第3土曜日を活動日と定め、ヒメコウホネの自生する逆川の除草及び護岸整備、周辺の水田や水路の整備、セイタカアワダチソウなど外来植物の除去等、洞全体にわたる保全活動を行っています。

達目洞自然の会

達目洞自然の会のみなさん

表彰歴

  • 平成16年度 岐阜市都市景観賞(まちづくり活動部門)受賞
  • 平成17年度 「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞 
  • 平成19年度 岐阜市市民参画賞を受賞

ヒメコウホネとは

金華山東山麓の達目洞に自生しているスイレン科の多年草で、環境省レッドデータブックの絶滅危惧II類、岐阜県レッドデータブックの絶滅危惧I類に指定されている絶滅危惧種です。
平成16年4月1日には岐阜市自然環境の保全に関する条例に定める「貴重野生動植物種」に指定しました。

ヒメコウホネ

 

達目洞ヒメコウホネ特別保全地区について

平成19年3月15日、金華山の東山麓の達目洞を流れる逆川のうちヒメコウホネの生育する一帯112mの区域(水面及び護岸部分)を岐阜市自然環境の保全に関する条例に基づき、「達目洞ヒメコウホネ特別保全地区」に指定しました。


達目洞へお出かけの皆様へ

達目洞は金華山東側の登山道(達目洞ハイキングコース)入口に位置しており、最近は金華山ハイキングと合わせて「自然観察」に訪れる方が増えています。

達目洞は自然公園ではなく、あくまでも自然が残された里山ですので、時にはマムシやスズメバチといった危険な生物とも遭遇します。お出かけの際は、長袖と長ズボン、トレッキングシューズまたは長靴を着用することをお勧めします。


達目洞アクセスマップ

<達目洞周辺地図>

 

詳しい達目洞へのアクセス方法は、下のPDFファイルをご参照ください。

達目洞アクセスマップ(356KB)