石綿(アスベスト)関連情報

石綿(アスベスト)関連情報
(2008年12月2日更新)

石綿とは

 天然に産する鉱物繊維で、蛇紋岩系のクリソタイルと角閃石系のアモサイトなどがあります。耐熱性、耐薬品性、絶縁性等の諸特性に優れているため、昭和30年頃から様々な用途に使用されてきました。

 しかし、主に欧米で石綿の健康に対する危険性が指摘されて以来、我が国では、まず、労働環境問題として、そして昭和の終わりから平成にかけて、一般環境汚染による住民の健康問題が顕在化しました。

 その後、平成7年にクロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)について労働安全衛生法に基づき製造・輸入・譲渡・使用が禁止されました。その他の石綿についても、平成16年10月1日からは一部の例外を除いて製造、使用等が禁止されました。


鉄骨に吹付けられた石綿(アスベスト)と類似物

除去された青石綿

青石綿が吹付けられた鉄骨

写真は青石綿です。
石綿は種類により青色、灰色、白色及び茶色に仕上がっています。繊維が非常に細く、繊維を肉眼で確認するのは困難といわれています。

吹き付け前のロックウール

ロックウールが吹付けられた鉄骨

写真は石綿が含まれていないロックウールです。
煤等で汚れていなければ、白色です。
ロックウールの繊維は肉眼でも確認が可能といわれています。
しかし、昭和55年頃まではこのロックウールに石綿を混ぜて使用されていた経緯があります。



○ 石綿についてのQ&A ○


吹付け石綿(アスベスト)等が使用された、おおむねの期間

吹付け石綿(アスベスト)等が使用された、おおむねの期間の画像


吹付け石綿(アスベスト)等の使用確認フロー

吹付け石綿(アスベスト)等の使用確認フローの画像

吹付けられた資材が石綿であるか、あるいは石綿を含有しているか否かの肉眼的判断は困難です。

石綿の有無の判断は、専門の分析機関に依頼してください。


関連ホームページ


建築物に吹付けられた石綿(アスベスト)の管理

除去

吹付け石綿を全部除去して、他の非石綿建材に代替する方法です。
この方法は、吹付け石綿を完全に除去するため、粉じん防止の方法として効果があります。

封じ込め

吹付け石綿の表面に固化剤を吹付ける事により、塗膜を形成する、吹付け石綿の内部に固化材を浸透させ、石綿繊維の結合力を強化することにより、石綿からの粉じんを防止します。

囲い込み

石綿が吹付けられている天井、壁等を非石綿建材で覆うことにより、石綿からの粉じんを室内等に発散させないようにします。

石綿に関する法規制について

 石綿等が使用されている建築物又は工作物の解体・改修等については、労働者の健康保護、一般環境への汚染防止等の目的から、

○労働安全衛生法

石綿をその重量の1%を超えて含有する製品の製造・輸入・譲渡・提供又は使用を禁止した。 厚生労働省

○石綿障害予防規則

建築物の解体等の作業時における暴露防止対策等の充実、吹付け石綿が施工されている建築物も所有者が講ずべき一定の措置などを定めた。 厚生労働省

○大気汚染防止法

石綿による一般環境汚染防止のため、吹付け石綿が施工されている建築物の解体・改修等の作業方法を規定するとともに、これら作業を行う場合の届出を義務づけた。 環境省

○建設リサイクル法

解体工事着手前に石綿の有無を確認し、分別解体、廃棄物の搬出経路等の事前計画を行い、適正な廃棄物処理とリサイクルを進めている。 国土交通省
環境省

○廃棄物の処理及び清掃に関する法律

飛散のおそれがある廃石綿等を特別管理産業廃棄物として処理することを義務づけ、違法な処理による一般環境の汚染を防止。 環境省

により規制されています。

詳細については、各関係機関にお問い合わせください。


吹付け石綿(アスベスト)が施工された建築物の所有者の方へ

建築物に吹付けられた石綿の管理 石綿障害予防規則第10条関連

  1. 事業者は、その労働者を就業させる建築物に吹き付けられた石綿が損傷、劣化等によりその粉じんを発散させ、労働者がその粉じんにばく露するおそれがあるときは、当該吹付け石綿の除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければなりません。
  2. 事務所又は工場の用に供される建築物の貸与者は、当該建築物の貸与を受けた2以上の事業者が共用する廊下の壁等に吹付けられた石綿が損傷、劣化等によりその粉じんを発散させ、労働者がその粉じんにばく露するおそれがあるときは、(1)と同様の措置を講じなければなりません。
建築物の解体工事等の発注時における措置
情報の提供 石綿障害予防規則第8条関連

発注者は工事の請負人に対し、当該建築物等における石綿含有建材の使用状況等を通知するようつとめなければなりません。

注文者の配慮 「岐阜県アスベストの排出及び飛散の防止に関する条例」関連

施工業者に使用されているアスベストの情報を提供するとともに、施工方法、工期等で作業基準を妨げるような条件を付さない。

工期、経費等の条件 石綿障害予防規則第9条関連

発注者は、作業を請け負った事業者が、契約条件等により石綿による健康障害防止のため必要な措置を講ずることができなくなることのないよう、解体方法、費用等について、労働安全衛生法及びこれに基づく命令の遵守を妨げないよう配慮しなければなりません。

吹き付け石綿(アスベスト)除去作業等を行う工事業者の方へ

大気汚染防止法関連 労働安全衛生法関連
◇特定粉じん(石綿)排出等作業の届出 ◇労働安全衛生規則による作業の届出
◇石綿障害予防規則による作業の届出
 吹付け石綿や石綿を含有する保温材、断熱材、耐火被覆材が使用されているすべての建築物の解体工事等が対象となります。

1 耐火建築物又は準耐火建築物における吹付け石綿の除去作業

2 その他

1)石綿を含有する保温材、断熱材、耐火被覆材の除去作業

2)1以外の吹付け石綿の除去作業

解体工事等開始の14日前までに岐阜市長に届出が必要です。 1に掲げる作業の場合、作業開始の14日前までに,2に掲げる作業の場合、作業開始前までに岐阜労働基準監督署長に届出が必要です。

関連ホームページ

建築物の建設・解体作業を行う工事業者の方へ

石綿の有無の事前調査 建設リサイクル法施行規則第2条関連

建設リサイクル法
(建設工事に係わる資材の再資源化等に関する法律)
工事の種類 規模の基準
建築物の解体 延べ床面積 80平方メートル以上
建築物の新築・増築 延べ床面積 500平方メートル以上
建築物の修繕・模様替(リフォーム) 工事金額 1億円以上
その他工作物に関する工事(土木工事など) 工事金額 500万円以上

平成14年5月30日から、上記規模以上の建設工事については、基準に従って分別(分別解体)し、再資源化することが義務づけられています。

 さらに、この法律において、対象建設(解体)工事に係わる建築物等に関する事前調査が義務づけられています。

事前調査による確認事項

事前措置の内容

1.対象建築物等の周辺の状況
2.分別解体等をするために必要な作業を行う場所
3.廃棄物その他のものの搬出経路
4.残存物品の有無
5.吹き付け石綿(石綿含有物を含む)その他の対象建築物等に用いられた特定建設資材に付着したもの
6.その他

1.作業場所及び搬出経路の確保
2.残存物品の搬出の確認
3.付着物の除去

関連ホームページ

吹付け石綿(アスベスト)・石綿(アスベスト)含有物を廃棄する場合

飛散性の有無により廃棄方法が異なります

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)
石綿
  資材名 分類 処分方法
飛散性(準ずるものも含む)
  • 吹付け石綿
  • 石綿含有吹付けロックウール
  • 石綿含有バーミキュライト吹付け
  • 石綿含有煙突断熱材
  • 石綿含有保温材
  • 石綿含有ケイ酸カルシウム板(耐火被覆用)
  • 石綿含有ダクトパッキン材(飛散しやすい状態のもの)
  • 石綿除去作業に用いた養生用シート、保護衣等
特別管理産業廃棄物
(廃石綿)
  • 特別管理産業廃棄物の許可業者に処理委託。
  • 埋立て処分の際は、耐水性の材料による二重梱包またはコンクリート固形化の措置後、管理型最終処分場で処分する。
非飛散性
  • 石綿スレート波板
  • 石綿含有ビニール床タイル
  • 石綿スレート屋根板
  • 石綿セメントサイディング
  • 石綿含有
     
安定型産業廃棄物
  • 粉じんの飛散に注意し、必要に応じて湿潤化等の措置をとる。
  • 原則として、破砕せずに安定型最終処分場で処分する。

関連ホームページ