腸管出血性大腸菌(O157)食中毒に注意!!

腸管出血性大腸菌(O157)食中毒に注意!!
(2018年2月22日更新)
全国で腸管出血性大腸菌(O157)による食中毒が例年より早いペースで発生しています。
気温が高くなる夏にかけて感染が拡大する恐れがあるため、次のことに注意してください。
特に乳幼児やお年寄りが感染すると重症化しやすいため注意が必要です。

1.肉は生食を避け、中まで十分に加熱(中心温度で75℃1分以上)調理しましょう。
2.生肉を取り扱った器具は殺菌消毒しましょう。
3.生野菜はよく洗いましょう。
4.調理済み食品は、室温に長く放置せず、早めに食べましょう。
5.食事や調理の前には、石けんを使い、丁寧に手を洗いましょう。

腸管出血性大腸菌(O157)

特徴

本来、動物(特に牛)の腸内にいるため、生肉の汚染や、農場からのし尿や排水を介して汚染が広がることが考えられます。塩素消毒されていない水中では1~2か月も生き続けること知られています。また、少量の菌でも食中毒になる恐れがあります。この菌が人の腸内で増殖し「ベロ毒素」という毒素を出し、腎臓や脳にダメージ(溶血性尿毒症症候群(HUS)、急性脳症)を与えると、生命が危険にさらされることもあります。
二次感染の予防が大切です。この菌は空気感染することはなく、仮に知らないうちに菌が手に付いても、それが口に入らなければ感染を防げます。食事の前には必ず手洗いを!!

溶血性尿毒症症候群(HUS)

腸管出血性大腸菌感染後、1~10%の方に発症する重篤な病態です。細血管障害性溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全の症状が併発し、重篤な合併症を引き起こすことがあります。

原因となる食品

牛肉・加熱不十分なハンバーグなど
きゅうり、ポテトサラダ等の非加熱および加熱調理済みの食品

潜伏期間

数日~10日(他の食中毒菌に比べ長い)

主症状

腹痛・水溶性下痢(粘血便)など

関連情報

厚生労働省ホームページ
・腸管出血性大腸菌O157等による食中毒

・腸管出血性大腸菌Q&A
国立感染症研究所ホームページ

・IDWR 2016年第34号<注目すべき感染症>腸管出血性大腸菌感染症
・IASR Vol.35p. 117-118:2014年5月号(腸管出血性大腸菌感染症 2014年4月現在)