児童虐待防止について

児童虐待防止について
(2017年9月4日更新)

 児童虐待ではないかと疑いを持たれたら、迷わずに相談・通告を

 保護者が子どもに対して、殴る・蹴る(身体的虐待)、暴言・無視(心理的虐待)、衣食住の世話をしない(ネグレクト)、わいせつな行為をする(性的虐待)―これらは「児童虐待」といい、深刻な問題となっています。平成28年度、全国の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は、122,578件に達し、過去最多を更新しました。
 こうした虐待が続くと、子どもの心に深い傷を与え、子どもの発達に悪い影響を及ぼします。子どもの生命が脅かされる重大な事件も発生しています。  保護者が虐待におよぶ背景には、育児ストレス、子どもの病気や発育・発達面での心配、近隣や親族との関係の希薄化、小さな子どもと接する機会の不足、経済的な困窮、夫婦関係の不安定など、さまざまな要因があります。
 周りの“気づき”と速やかな相談・通告が、子どもの生命を守り、保護者と家庭を支援することにつながります。児童虐待ではないかと疑いを持たれたら、ためらわずに相談・通告をお願いします。

児童虐待の相談・通告先 

●児童相談所全国共通3桁ダイヤル 189(いちはやく)
 ※岐阜市内からかけると、岐阜県中央子ども相談センターにつながります。 24時間365日対応しています。
●岐阜県中央子ども相談センター TEL.058-273-1125
●岐阜市子ども・若者総合支援センター“エールぎふ” TEL.058-269-1600(虐待通告専用)

緊急を要する場合は110番通報をお願いします。

児童虐待の相談・通告で、ためらっていませんか?

【Q】もし間違っていたらと思う不安です…。
【A】虐待ではなかったとしても、罰せられることはありません。むしろ、確信がないからと見過ごすことのほうが、子どもに重大な結果を招くおそれがあります。
【Q】通告したことが保護者に知られないか心配です…。
【A】通告を受けた市や子ども相談センターなどは、通告した人や内容などの情報を漏らしてはならないと決められています。通告した人が特定できるような情報が、保護者に知られる心配はありません。

児童虐待を疑わせるサイン―皆さんの周りでこんな様子はありませんか?

子どもの様子
□ 身体に不自然な傷が多い
□ 身体・衣類が非常に不潔である
□ 夜遅くまで外で遊んでいたり、徘徊していたりする。
□ 夜間に何時間も外に出され、家に入れてもらえない。
□ 子どもの泣き声が毎晩のように聞こえる。
□ 子どもの叩かれる音や子どもの叫ぶ声が聞こえる。 など 
保護者の様子
□ 子どもがけがをしたり、病気をしたりしても医者に見せようとしない。
□ 小さな子どもを置いて頻繁に外出している。
□ 学校に登校させない、食事をさせないなど、放置している。
□ 子どもへの態度や言葉が否定的で冷たい。
□ 親が大声で子供を怒鳴ったり、叱ったりする言葉が聞こえる。
□ 「子どもをしょっちゅう叩く」と言ったり、子どもが「なつかない」「かわいくない」と言ったりする。
 

児童虐待とは?

児童虐待は、児童虐待防止法で、4つに分類されています。これらが重複して起こることも少なくなりません。

身体的虐待
子どもの身体に外傷が生じ、または生じるおそれるのある暴行を加えることです。
●殴る ●蹴る ●叩く ●投げ落とす ●首をしめる ●溺れさせる ●タバコの火を押し付ける ●戸外に締め出す ●泣き止まない赤ちゃんを激しく揺さぶる など
心理的虐待
子どもに著しい心理的外傷を与える言動を行うことです。
●言葉で脅す ●他のきょうだいと著しく差別した扱いをする ●無視や拒否的な態度を示す ●子どもの自尊心を傷つけるような言動がある ●子どもの存在を否定する ●子どもの面前で配偶者などに暴力を振るう など
ネグレクト
子どもの心身の正常な発達を妨げるような減食、長時間の放置、同居人等の虐待行為の放任など、保護者としての監護を著しく怠っていることです。
●食事を与えない ●入浴をさせない ●汚れた衣服を着続けさせる ●重大な病気やケガをしていても、医師の診察を受けさせない ●子どもの意思に反して学校などに行かせない ●車や家の中に乳幼児を放置する など
性的虐待
子どもにわいせつな行為をしたり、させたり、見せたりすることです。
●性的ないたずら(触る/触らせる)をする ●性器を見せる ●子どもの裸を撮影する など

◎児童虐待についてもっと理解されたい場合は→
リーフレット「すべての子どもに明るい未来を~子ども虐待をなくそう」
表面( pdf : 914KB ) 裏面( pdf : 926KB )

「虐待」と「しつけ」の違いは? 

  「しつけ」とは、基本的な生活習慣や社会の規則・礼儀・作法など、社会生活を送るために必要なことを身に付けられるよう、根気よく伝えていくことです。子どもの発達や理解度を考慮しながら行っていくもので、暴力や暴言で子どもを保護者に従わせることではありません。いくら保護者が、子どもをかわいいと思い、子どものためを思ってしている行為でも、子どもにとって有害ではないかと考える必要があります。