長良川ツーデーウオーク

長良川ツーデーウオーク
(2015年6月1日更新)
 平成14年から開催している「長良川ツーデーウオーク」のコースの特徴の1つは、2日間とも山登りがあることです。
 岐阜市の最高峰「百々ヶ峰(どどがみね)」(標高418m)の山頂からは、天候に恵まれれば遠く「白山」や「乗鞍岳」が望めます。眼前を流れる清流「長良川」の対岸には、平成23年2月に国史跡(*1)として指定されました「金華山」(標高329m)を眺めることもできます。その山頂にある「岐阜城」からの眺めは、かつて、戦乱の世の時代に、この地から「天下布武」を掲げ、全国統一を目指した織田信長公の気持ちを感じとっていただけるものと思います。
(*1 山麓の織田信長公居館跡を含む金華山一帯が指定されました。)

 こうした2日間とも山登りのあるウオーキング大会は珍しく、「長良川ツーデーウオーク」を制覇したウオーカーは、全国どこの大会に参加されても、きっと軽く完歩されるものと思いを込め、「美濃を歩かずしてウオークを語るなかれ」のキャッチフレーズが掲げられています。
 
 他にも、日本三大仏の1つに数えられる乾漆仏としては日本一の「岐阜大仏」や美濃十六宿最大の宿場である「中山道加納宿」など歴史的遺産も見どころです。江戸時代、長良川で捕れた新鮮な鮎を鮎鮨に加工し、江戸の将軍へ献上した際、鮎鮨を運んだ岐阜街道(通称「御鮨街道」)は、美しい日本の歩きたくなるみち500選(岐阜4)認定コースになっています。
 
 そして、「長良川鵜飼」。古典漁法を今に伝える岐阜の夏の風物詩です。約1,300年の歴史があり、「鵜匠」という地位を与えた織田信長公や、鮎鮨を好んで江戸城へ献上させた徳川家康公など、時の権力者の保護を受け、伝えられてきました。松尾芭蕉の句「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」が有名です。
 伝統装束に身を包んだ鵜匠が「ほうほう」と声をかけながら鵜を自在に操って鮎を狩る様や、船頭が舟端を「ドンドン」と叩く音(残したい日本の音風景100選(平成8年環境庁選定))は、見る人を幽玄の世界へ誘い、燃えさかるかがり火に古典絵巻を感じていただけるはずです。
 
 「長良川ツーデーウオーク」に参加する全国のウオーカーとともに、岐阜の魅力を味わいながら歩いた後には、ぜひ「長良川鵜飼」もお楽しみください。